2011年05月04日

原子力発電の事を考える

私はこれまでも原子力発電について、いくつかの考えをこのブログに書いてきました。何を書いたんだ?とおっしゃる方は、このブログの右上の「検索」の所に「原子力発電」と入力するとその事を書いたページが表示されます。

様々な、本当に情報の錯綜した大変な状況になっています。風評とかデマ情報とか誇張された情報と、私たちが耳にしたり目にする情報も色々ですが、ひとつだけはっきりしているのは、放射能は目に見えず、たとえ浴びたとしても「すぐに影響はない」と言うこと。
でも、すぐに影響はない=安全と言うことではありません。

原子力発電については、情報の提供も含めて、「ツイッター」で見ていただけると助かりますが、このページの左側の枠に「桜井のツイッター」があります。時々、わたしのあまり意味のないつぶやきや、ぼやきや、愚痴もありますが、原子力発電、もしくは放射能に関連した内容やリツイートがありますのでご覧下さい。

もう一つ、情報としてコメントにも書かれておりました「中部大学・武田邦彦先生の放射能、原子力発電に関する情報のページ」をここにご紹介します。他にもたくさんの情報があり、わたしもどの情報???と思うこともありますが、ひとつだけを信じるのではなく今はいくつかの情報を得ることも必要で、その中で自分で判断するしかないと思っています。でも、この武田先生の情報は私には分かり易いと思って、更新ごとに読んでいます。

もう少し、じっくりと時間をかけて、この問題についてもしっかり、私たちの町で考え、議論することは必要だと思います。
取り急ぎ・・ご覧下さいね。
posted by あとむ at 00:07| Comment(2) | TrackBack(0) | ふつうの・・気づき?

2009年09月06日

情けない麻生総理

私は、町の議員としての立場のこのブログでは、あまり国政にかかわる議員のことを書くのは控えようと思っているけれど・・・でも、今朝(9月6日)のテレビで見た状況に驚いています。
麻生総理が、記者の質問に対し答える「態度」です。
あれだもん、あんなんだから、どんな麻生ファンだって(いるのかな?)、きっと不愉快になると思うし、なんだか可哀想になっちゃった。
 
 エキナセア
 エキナセア・プルプレア

ここ2,3年で何人か日本の首相と言われる人が変わってきた我が国だけど・・取り替え、すげ替えで変わるたびに質が悪くなったと思っていた。どんな風に育てられたのだろう・・と総理大臣という人を前にそんな風に思うようになったのは、私が歳をとったからだと思っていたのに、どうやら違う。そう思わざるを得ない、人の資質?が欠けてる人なんだろうと思った。

あんな対応を取るなんて、酔っぱらっている方がまだ、救いようがあると思う。

なんだか、改めてこの国、何とかしなければならいのだと思った。

*わが家のエキナセアは、花壇ではないところにいつからか芽を出して、しかし、花が咲く前にシカに食べられていたのですが、昨年はじめて花を咲かせました。それで、名前が判明したのですが、どこからか種が飛んできたのだと思います。
きれいで存在感があります。この春、始めて花壇に移植しました。
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2009年07月02日

知床でのNTTの危機管理って?

7月1日、昨日の早朝4:00に、わが家の犬(アトム)が怯えて吠えはじめた。「あ〜またね・・」と思い、彼を家の中に入れてあげた。
アトムはちょっと異常なほど雷が嫌い。
その時も、雷のゴロゴロも稲妻もなかったけれど、私たちの能力では計り知ることのできない聴力や検知機能を持つ彼らには、「ひぇ〜!!」と言う雷が分かったのだと思う。実際、それから30分後には思わず・・「ちょっとこの雷、違うかもね」と口に出したほど迫力の地響きが海の方向から響いてきた。

そのうち、ピカッ・ドッカーン!と明らかに「落ちたね・・」。

その、落ちたところが、NTTの基地局だった。

停電にもなったけれど、その停電は「あ・・切ったんだ」という程度のものですぐに復旧した。
それが、4時45分頃。

その落雷で、ウトロ地域は携帯電話も、インターネットも、電話もが全て止まってしまった。通信回線が全てストップ。
さて、それからが・・・

まさか、今の時代、落雷で基地局破損という緊急情報が、NTTに届かないことなどは考えられないから、5時には管理する所に情報は入っていたとして・・
それから、NTTの管理者が基盤局に入ったのは、10時近かったらしく・・その間の4時間近くは何をしていたのだろう?
落雷の影響で鍵が破損して、入るのにも時間がかかったらしい・・とは聞いたけれど。
そもそも、NTTの管理は北見市にある。以前は斜里町内にもNTTすなわち電電公社の施設はあったけれど、今は撤収されている。

今や、通信環境はなくてはならない社会整備基盤。
今回の事故では、ウトロのホテル、観光関係は大きな被害を受けただろうし、今もその混乱は続いている。
そう・・まだ、完全な復旧はできていない。

昨日、広報車がウトロの市街を歩いていたが、町の広報車は「ただいま、ウトロ地域では電話、通信回線が使えない状況になっている。復旧の見通しは立っていない。仮説電話を設けたので云々・・」

ところが、NTTの広報車は「ただいま、ウトロ地域の電話の一部が使えない状態になっている。云々・・・」

え〜〜〜〜!?一部使えないって?なに?一部が使えないってことだよね。一部って・・日本語の解釈では一部って?どんくらい?
そんな広報をしていたものだから・・「ね、どこが使えてどこが使えないの?」とみんなは混乱した。事実、斜里に行ったときは、「一部使えないだけでしょう?」と聞かれた。
確かに、一部、本当に一部で、しかもウトロの局番同士で(たぶんアナログ回線?)同士は通話ができたけれど、それはほんの一部だろう。外部にはかけられないし・・。
このような場合には、本当に正確な情報を伝えることが基本であるし、その対応については慎重に、かつ迅速にしなければならない。

今現在、7月2日の午前11時、携帯電話は使えるけれど、一般の電話とADSL回線のネットは使えない。
わが家はネット回線は従来の光ケーブルから無線の環境なので早朝に復旧しているけど・・
そうそう・・仮説電話を設置しているけれど・・インターネットの仮説環境も整えるべきではないかと思う。ナンでも、高速に対応できる衛生がないから・・できないらしいけれど・・光ケーブルは使えないの?

今回の落雷は、想定を超えた被害らしいけれど・・今回の復旧では、その想定を超えた被害を想定して、避雷針、アンテナ、基盤の整備を行ってほしい。

とはいえ・・早く元通りになってほしい。

そして、この原因の検証、さらには対応、処置について町も含めてしっかりとした認識を持つべき。「あ〜つながった〜よかったよかった」では、再発も防げない。

今も、雨が強く、天候は不安定。

 雨1

 雨2

 雨が降ると突如現れる川?わが家の前の道路です。
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2009年06月13日

不思議・エコポイント

家電製品を購入するにあたり・・ついてくる「エコポイント」って?
おまけがついてくるようなものだから・・大変好評で販売台数が上昇しているとのことだけど・・
少し、不思議。

そもそも「エコポイント」の「エコ」って何?
エコロジーじゃなくて、エコノミーかな。でも、省エネ製品限定。わからん*

で、対象商品は大型になればなるほどポイントが高い。いくら、省エネだからって、テレビの40型と26型じゃ・・やはり小さい方がエコロジカルではないだろうか?
大型のテレビ。主流の32型は大型ではなくて、普及サイズらしいけれど・・
そんなに大きな部屋が増えているのだろうか?

お題目が「エコ」で、高速道路は渋滞させて、ガソリン使わせ、排気ガス出させて、不平等な「高速道路割引」やって、電気製品もどんどん使わせて・・まるで逆のことやってるこの国って、不思議すぎる。

 ルッコラ
 ルッコラの発芽・別名ロケット
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2009年05月01日

なんだか、ひどい話だ!

新型インフルエンザの感染について、世界中が大騒ぎとなっています。
我が国も、様々な対策を取り始めています。

今回、感染の疑いのある「横浜市の高校生」の件で、私は、その報道の取り扱いに大きな怒りを感じています。
こんなに大騒ぎをされ、日本中に「感染疑いのある高校生」と報じられ、どれほど高校生が大変な思いをしているか、あるいは家族はどんな気持ちなのか・・しかも、まだ感染していない時に。
結果的には感染はしていなかった・・と夕方のニュースで報じていましたが、果たして、この国は危機の状況から、本当に国民を守ろうとしているのだろうか?

まして、横浜市長の話では、今回の感染疑いの高校生について報道したほうが良いのかどうするのかについて打ち合わせしていたときに、テレビでテロップが流れたという・・報道、広報管理の稚拙な国のシステムに、私は本当に危機感を感じます。

まだ、検査中にもかかわらず、報道してしまうなんて!

当事者意識があまりにも欠落して情けない。

かつて、水疱瘡がウトロの保育所で流行したときに、最初にかかった子供と親を「管理が甘すぎる・・だらしがない」と指摘した保護者がいました。
すでに、何名もの園児が水疱瘡になっていたときに・・犯人捜しのようなことをやってのけたのです。
泣き出しそうな保護者に「なに言ってるの?大きくなってかかったら大変!いま、みんなと一緒にかかった方が良かったんだよ!」と言う先輩母さんの声に、皆が救われました。

大型連休が始まります。
ウトロにも大勢の観光客が来てくれると良いのですが・・・
お天気は良いし、知床峠も明日開通!

 27日の雪もこんなでしたが、もう、とけました!
 4/27
 4/27水仙


posted by あとむ at 21:01| Comment(5) | TrackBack(0) | ふつうの・・気づき?

2009年04月25日

世襲制と親類縁者

いま、国会銀の中で世襲制について議論され始めました。

世襲制が悪いわけではないと思いますが・・おそらく世襲制議員の個人の問題のほうが大きいのかも知れません。そして、なによりも「国民の意識」でしょう。
「継続は力なり」という言葉がありますが、その本来の意味にかかわらず、続けること、続くことに美徳を託する人は多いものです。
時とものによるのですが。

こんな問題が、問題となる背景は難しいものが長く長く・・はびこっている、何かなのでしょう。でも、情けないです。
本来、政治とはなんなのでしょう。民主主義って何でしょう。

斜里町も、世襲制の問題はありませんが、なかなか複雑な「親類縁者」のかかわりが、「しがらみ」として存在するのも事実です。

ある問題について「おかしいですよね?」ということがありましたが、相談した人は「おかしいけれど、今回はボクはそれにはノータッチ。だって、だれそれが親戚だからまずいんだよね」
そんなもんではないはずだと思うのですが・・・

 4/25
 白い八重咲きのプリムラです。

今日、土曜日はこんなに穏やかな天気なのに・・
明日はオホーツク海側は猛吹雪の予報。

いつになく早く咲き始めた庭の花たちが心配です。
風も強いとのこと。本当にお天気、悪くなるのだろうか?
posted by あとむ at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ふつうの・・気づき?

2009年01月31日

話を聞かない・・

話を聞いていないのか、聞かないのか、いや・・・それ以前に、内容を理解できないのか、最近そう感じることが多くあり、すこし、これはおかしいかも?と不安になる。
個人の利害ばかりが目につくように思える、現在の国政もそう。

鶴
美しいタンチョウですが、ずいぶんごちゃごちゃたくさんいて驚きました。


評論家も多いと思う。「〜だから、そう言ったのに」とか「こうなると思っていた」とか、なかなか「だからそのために、こうしよう」とか「こうしたら」と言う話が出てこない。

かみ合わない議論、ずれている論議、いつのまにか同じ話を繰り返し。

思うのは・・議論に慣れていない人達が多く、だから協議して進めることや、議論して確認し合うことができないのだと思う。

ご存じですか?おおかたの議会はなぜか、議員間で議論する場がないのです。
どうしてでしょう?
的外れな意見を述べても、他に議員が「それちょっと、違いません?」という場面は今の斜里町議会にはないわけで、そこんとこが「不思議」。
議論や協議は他の意見を聞かなければ成立しない。
他の意見を聞かない理解しない人が集まっても・・それは、協議や議論にはならない。
なんだか、それっておかしくない?
posted by あとむ at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ふつうの・・気づき?

2008年02月08日

食べ物の安全について考えた

いつだったか、テレビで某大学教授がこう言っていた。

「日本は農業の生産量をあげるなんてことに力を入れず、工業生産に力を入れ、食料は諸外国から安く輸入すればいい。それが経済成長にもなるし、一国だけでなくさまざまな国と仲良くしておけば、その流通は途絶えることはないだろう」と。

なんてことを考えてる人だろう!こんな人もいるんだ〜と思ったら、テレビに出ていた名前の下の役職を見て驚いた。
日本政府の農水省食料なんとか委員会の委員だった。

そして、今日、日本に入ってくる輸入食品の検疫担当の仕事をレポートが放送されていた。
小樽港に検疫職員が3名。
サンプルを取り出し、検査する。
その検査先は横浜と神戸の2箇所しか日本にはないという。(残留農薬などの科学検査)
たった2箇所?

たとえば・・今回の中国産の餃子は、氷山の一角かも知れない。と言うか、多分そうなのだろう。だって、輸入品目の6%しか検査できないという。

この国ほど、食に対する取り組みの薄い国はないかもしれない。
そんな憂いを思う日々、あこがれていた?お宅の夕食をご馳走になった。

このおうち。彼女の家で。

 2008/2/5 2

贅沢すぎる食材が並んだ美味しい料理。
この海でとれたもの、この畑でとれたもの、そして面白すぎる会話。

 2008/2/5 1

どれも手作りで美味しかった。でも、ちょっと以上に自慢したくなるこの煮物。
もちろん!知床産のメンメ

都市と地方の格差が問題となる今、私は食料の自給率を高める意外に地方の活性はあり得ないと思っている。
「そんな単純なものではない」という声もあるけれど、今、本当に私たち国民が安心安全な食べ物を誇りを持って生産することで、健全な生活がおくれるのではないかと本当に考える。

違う?どう思いますか?



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2008年02月03日

ウトロで・・良い話を聞けた

2月2日にウトロ小中学校・研修委員会主催の講演会があった。
中標津町で小児科医院を開院している先生の話だった。

お天気も良かったのでまた、学校まで歩いた。二人の子供たちが歩いて通った学校への道のり。2,5kmの距離は、歩くたびに靴がきゅっきゅと音を立てる寒さだった。
もちろん、帰路も歩きましたよ。

その途中の香川の坂から見た流氷とウトロ港です。

 2008/2/2流氷

そんなウトロの風景を楽しみながらたどり着いた講演会は・・・

この寒い季節なのに、半ズボン、素足、靴下なし、ちょっと季節感があったのは「長袖のTシャツ」という、小児科の先生だった。
昨今、お医者さんの評判は社会的には・・特に北海道では、あまり良くない中、自分から中央の「白い巨塔」をあっさり捨てて、中標津で開業した・・それだけで「おもしろくて変わってる人」だった。

と言うことは、きっとふつうの感覚の人なんだ〜と誰もが思ったと思う。

でも、ふつうの人ではなかった。

 小児科先生

楽しく、おもしろく話してくれているのに、なぜか、記憶がわき上がり、涙が出てきた。隣の友人と二人で目を赤くしながら話を聞いた。
かわいかった、生まれたときにこれほど愛おしく、大切な存在を抱いたことに、誰彼かまわず感謝したことを思い出した。
どれだけ、二人には素敵な思いをさせてもらっただろうか、と思った。

話してくれた内容を改めてここで羅列しようとは思わない。
きっと、話したり書いたりすると、「よく言ってることじゃない〜」と思われるかも知れない。多分そうなのだと思う。
でも、ここが大切。

話を聞く。この場が、この関係が、この声が、この共有感が、多分、人が何かに気づくことの大切な時間なのだと思う。
当たり前を気づく事って、もしかしたらすごい「お得」な事かも知れない。

それを実感した小児科先生の話だった。 中標津こどもクリニック 栗山智之 
posted by あとむ at 16:24| Comment(2) | TrackBack(0) | ふつうの・・気づき?