2010年04月26日

第2回・臨時議会です

明日、27日は今年2回目の臨時議会です。臨時議会が2回目ではなく議会が2回目ですからお間違えなく。
臨時議会は1日だけですから、朝から議会運営員会が開かれますので、私は8時過ぎに家を出ます。

明日の議会では

・管内町村交通災害決算認定について
・専決処分・条例一部改正 後期高齢者会計補正
・財産の取得 ブルドーザー以久科最終処分地整備用
・工事契約 斜里町廃棄物最終処分場浸出水処理施設に関する請 負工事費 締結について

・一般会計第1回補正

が、議案として提出される予定です。

いよいよ、動き出した新しい廃棄物処分場・ゴミ処理場ですが大きく分けて3種類の処分場で構成されます。
一つめは、一般廃棄物処分場でこれは高温高圧処理になります。
そして、生ゴミ処分場、これは堆肥化施設が作られます。
そして、最終埋め立て処分場、これは高温高圧のバイオボイラーの灰や処理できない粗大ゴミ(金属やガラス片など)を埋め立て処理します、
その中の、明日の議案にあるのは最終処分場から出てくる水の処理。埋め立て地に貯まった雨水や埋め立てられたものから浸出する水を安全な状態にして放水する施設です。その施設工事の入札の結果、工事契約を締結することを議案とします。

現在の何でもかんでも埋め立てる処分場ではないので、どの程度の浸出水になるのかは分かりませんが、最終的には河川に放水するのですから、おかしな薬品など使わずに、微生物分解処理を徹底して欲しいと思いますが、今どき、薬品だけでの処理なんてないでしょうね。
明日は、このゴミ処理場について、いくつか確認したいことがありますので質問します。

それにしても、私たちの日常生活から出されるゴミの量は、すごいものです。

このゴミを減らすために、いくつかのキーワードがあります。
それについても、皆で考えなくてはなりませんね。
まずは、また、明日の報告をします。

 めんこい
 君たちは、ゴミなんか出さないね・・・
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2010年03月18日

3月議会で その3

昨日、国保病院に行ってきました。
ツベルクリン反応検査のためです。結果は48時間後。細い注射針で、左腕の内側にチクリ!ぷーんと小さく膨れあがって「あ〜これは、小学生の時?だったか学校でやったじゃないか〜」と看護婦さんに話しかけていたら・・「場所が分からなくなってしまったりすると困るから・・」と良いながらボールペンで◎を直径6cmくらいの・・◎を書かれてしまいました。
その、ボールペンの線が、先程から髪の毛がついているように見えたり、腕まくりをすると「ぎょっ!」っとしたりで、気になることしきり。

内科診察室の前には、今週の診療担当の医師の名前が張り出されていました。
野津医師の診療は18日で終了しますという張り紙もあり、さらには、他の病院からの紹介状を持って国保病院へいらしても受付はできない・・と言う張り紙、そして、4月から常勤医師が1名体制になったけれど、非常勤医師、外科医師で協力体制をとってやっていくこと・・などのお知らせがありました。

3月議会の総括質疑の3点目は、国保病院について町の対応、対策に関して質問しました。

3・国保病院対策本部の機能は?
町長は、私の一般質問の医療計画を早く作るべきでは?と言う質問に対し、対策本部で話し合いながら対応している・・と言いましたが、この対策本部、昨年の8月末頃に設置され、職員、病院職員、医師などのメンバーで構成されていましたが、さて、それから何回くらい開催されたのか?そこで、どのようなことが確認され、それが、今回の新年度予算にどんな形で反映されたのか?を聞きました。

ナント、開催は今までに2回。しかも、2回目は(一回目の報告は9月に受けているので・・)医師や病院スタッフは入っていなかった・・。
そこで、いったい何を話したというのでしょう?

行政政策会議の中でも病院のことは話題にしている・・病院は院内会議が開催され、その報告を事務長から受けている・・とのことです。が、これって、これまでとどこが違っているのでしょう?このようなバラバラな状況で、しかも病院は病院に的な対応が決して良い状態ではなく、緊急を要する対応が必要だったからの対策本部のはずです。

なんのための、対策本部だったのでしょう。「緊急の状況で設置したものだから」と言いますが、私は今現在も国保病院は緊急の状態であり、大きな危機感を今も感じています。医師招へいの様々な情報が、正確に町長や担当者が共通の情報として共有できる環境にあるとは言い難く、「ま・・なんとか医師一人でやっていってもらおうか〜」と言う雰囲気さえ感じます。
来年度の予算で、病院の会計には一般財源から4億円の繰り出しが行われます。しかし、その4億円を出したとしても大きな赤字が予想され、おそらくこのままでは5億以上になるでしょう。

やってみなければ分からない・・ではなく、あらゆる状況を想定してその対応を検討しなければならないはずです。誰のために?もちろん、患者さんのためにです。
病院は誰のものでしょう?
私たちの町の病院は誰のものであるべきでしょう。

今議会では他にも国保病院の問題に関して、様々な質問が出されました。
大変多くの傍聴の方々もいらっしゃいました。
病院を運営する努力、工夫、対応が見えません。4月になって新年度。何かが変わるのでしょうか。
 
 五湖
 知床五湖の高架木道はこの木の所まで延長です

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2010年03月17日

3月議会で その2

3月定例での私の総括質疑の2点目は、福祉についての質問をしました。

現在、福祉と一括りで言いますが、そのサービス提供は多岐にわたります。その、サービス(実はこの言い方もなんとなく私には馴染めないのですが・・・)は、斜里町がその対象の方に直接行う場合と、民間の事業者、法人、福祉協議会などが受ける場合があります。
では、斜里町にはどのような福祉に関わる事業を行っているところがあるのでしょう?みなさん、ご存じですか?
その事業所などが、どのような事業を行っているのか、あるいは、もしも、自分がそのサービスを受けられないだろうか?と思ったとき、自分で調べる時、どこで調べますか?
これが、なかなか大変なのです。以前も、このような福祉関連の施設、事業所の一覧を作成しては?と質問したことがありますが、まだありません。

斜里町のホームページに施設という部分があり、そこから福祉施設へクリックすると羅列された施設名称が並びます。その一つ一つを開くと・・施設の紹介がでますが、全部の紹介にはなっていませんし、とてもサービスを受ける、その場所を探すことは難しいですね。

もちろん、「ぽると」の相談窓口に行くことが良いのでしょうが、自分で町の福祉情報を入手することは難しいです。
他市町村では「福祉ガイド」などの冊子が広報と一緒に配布され、そこには様々な情報が盛り込まれています。そのような取り組みを期待したいのですが。


2・斜里町の福祉に対する姿勢について
斜里町の地域福祉計画を知っていますか?私はこの計画の「前提」の文章が好きです。
「生活課題を持つ人自身が、権利の主体としてサービスを求めるのみでなく、他の地域住民も、その人がこの地域にいて当然であり、その人の社会参加などの望みが実現されるのが当然のことであるとして支持すると共に、そのことが地域社会の誰にとっても望ましい 社会である」という共通の価値観をうたっています。

1月末に、一通のお手紙をいただきました。匿名の手紙でした。その内容は次のようなことでした。

斜里町で開催された、行事の席に障害のある子どもたちが一緒にお祝いをしようと会場にやってきました。中には奇声をあげる子供も居ましたが、嬉しそうに入ってきましたが、その時、近くにいた役場職員の方が、はっきりと客席に座っていた私の耳にも聞こえる声で「こんな場所に、アンナ子供を連れてくるなよ・・」と言いました。私は、この町の姿勢に哀しい気持ちを覚えました。

そして、それから2日後に、「匿名ではやはり無責任と思いました」とお名前を記した手紙をいただきました。

福祉サービスを受ける方は、様々な状況を持っています。誰一人として同じ状況はあり得ません。サービスを提供する行政も対応は一応ではなく本当に大変だと思います。が、そのサービス提供を行うのは、私たちの町が前提として策定している計画の大きな目的です。
ただ、特に行政サービスはとかく「やってもらって当たり前」と言う感覚もあります。悪気などはなくても、受け取る方の主観で状況も変わります。でも、私は、斜里町の福祉に関わる方の対応で、「良くやってくれる」とか「いいよ、うちの福祉は」という声をほとんど聞いたことがありません。
もちろん、「そうじゃない、良いんだよ」と言う声もあるでしょう。

しかし、いただいたお手紙は事実だと思います。町長は「もしも、それが本当だとしたら」と言いましたが、私は他にもいくつか、これと似たような声を聞いてきました。
町長の福祉に対する姿勢、考え方を確認させてもらったのです。
この問題は、ずいぶん考えてきました。こんなことを言うことについても、ずいぶん考えましたが、村田町長も4年目です。一度しっかりと確認しておきたかったことです。「きつい言い方」と思われたかも知れませんが、もう一度、福祉に対しての姿勢を考えて欲しかったのです。

昨日は春の陽気でしたが、今日は一変、冬景色です。
三寒四温と言いますが、もう、雪はいらない・・。雪かきをして近所の方との会話はここから始まりました。

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2010年03月16日

3月議会で その1

3月3日に始まった議会が、昨日3月15日に終わりました。
21年度の補正予算から始まった議会でした。

最終日には来年度(平成22年度)予算の総括質疑がありました。予算全般、予算編成の性質について、あるいは町長の町政に対する取り組みについての意見、総括的な質疑ってことです。

思うのですが、斜里町の議会の方法は、この規模の町では良い方法と思います。と言っても、私は他の町の議会の方法が分からなくて、この我が町の方法、やり方が「ふつう」と思っていたのですが、実は、それぞれの町の、議会はそれぞれ違います。
それは、他の研修などで一緒になった議員さんに聞いて驚いたり、私と同じようにブログで議会の状況を発信しているのを見たり・・と、最近は様々な情報が入ってきますから、だんだんと分かるようになりました。

業界?用語で言うところの、「委員会主義」と「本会議主義」らしいのですが、我が町は「本会議」で議論する形式だと思います。もちろん、各常任委員会で関係する議案については説明もされ、質疑もしますが、記録にも残らず、もしもその場にいる議員以外の人がその質疑の内容を詳しく知ることはできません。
ですから、本議会での質疑は多くなりますが、公開性という点では良いとお思います。と、同時に、時間はかかります。

しかし、議員の人数が多い市議会などではどうしても、時間がかかり調整が図られなくてはなりません。ですから、予算委員会とかなんとか委員会で、一定の方向をとるのだと思います。

今回の議会では、主に新しい事業に対しての質疑が多かったのと、やはり新しいゴミ処理施設問題、そして病院関係です。

私の総括質疑は大きく3点。

1・斜里町には観光振興計画がありません。

観光振興計画を作って、斜里町の観光資源の整備を行うこと。観光インフラ・二時交通の充実など、行政として観光に関わることは、新しい観光商品を作ることではなく、プログラムを提供することでも、メニューを作ることでもない、それらを展開できる観光資源の確保・提供・整備・管理ではないかと思うのです。
もちろん、助成など町が行うことは必要なことです。それと同時に行政として行うこと、それが「観光資源」じゃないかと。
明確な方向性が作られれば、たとえば、カムイワッカの利用、たとえば冬季の利活用が、全体的な計画として進められるのです。「足腰の強い観光」をめざさなければ・・いけないのではないかと思います。

観光は大きくその実績が減少しています。これまで、ずっと上昇してきた中では、なかなか基盤整備にしっかり目をむける暇もなかったのではないか・・と思います。この、苦しい時期だからこそ、しっかりと基盤整備を行うことが必要です。

町長は、何度も「物見遊山ばかりでなく、様々なニーズの観光の形態を・・」と言っていましたが、その部分の観光商品、ソフトは観光業の方が作るものです。
物見遊山でも何でも、我が町の観光資源とはなにか?をしっかりと取り組んで欲しいです。

長くなったので・・2点目は次のページにします。

    ゴム

あ・・・3月7日の「ゆきたの」の番外編で書きました「ごむわ」と「わごむ」。
なんと、桃色の封筒に入った、きれいな色つきのゴム輪がやってきました。
ステキなメッセージ付きです。
「株式会社 ヒーロー・からまないシリコンゴム」・・たしかに、取るときには髪の毛が絡まない!そして、ナントおしゃれな。実は、一昨日も「あのさ、ゴムで縛ってたでしょ、あれ?と思って、(ミットモナイヨ)言おうかと思ったけど・・やめたの〜」と、小学生に言われてしまったのでした。
私にこの、からまないゴムをくれた知り合いに感謝します。なんだか、嬉しくて、ありがとうございます。
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2010年03月11日

款別質疑って

カンベツシツギ・・款別質疑というのですが、最初は何のことか分からなかった。
「款」って、ひとまとめと言う意味があるから、それかな・・と思うけど。

総務部の行う事業や予算について・・
経済部の行う事業や予算について・・

新年度の予算について確認や、考え方などを聞いていく作業が続きました。

議会の役割とか、議員のことを少し考えました。議会で、行政の行う事業や予算について、なぜ、質疑を行うのか?そもそも「質疑」って言葉は「質す」「疑う」???疑い質すのか?どちらにしても「これで良いのか?」と言うことが始まりでしょうか。
私は、斜里町の議会しか知りませんが(ほとんどそうだと思うけど)、台本が用意してあるのは一般質問の往復一回分のやり取りだけで、今日の質疑にしてもとても発言は活発です。

でも、質疑の最中に思うのです。「あれ?この質問をして、何を得ようとするのだろう?」議会の基本は、行政と緊張関係をもって対峙すること。
この、緊張関係は、じつは信頼関係の上に成り立つものだと思うのです。それは、馴れ合いではなくお互いの立場での役割を担う、緊張関係の信頼です。・・と思うのに。

予算がある事業の方向性や考え方、あるいはそのサービスを受ける人にとってどうだろう?と言う視点で質問する・・ことのはず。私はそれが基本かな。と思うけれど、いろいろだと思う、今日の議会。

う〜ん・・議会としての役割って、本当になんだろう。
残すところ、あと2日の予定。

私の緊張が切れずに、持続することを心がけて・・がんばろう。
今日は、朝は雪がひどく降っていたけれど、思ったよりは「たいしたことがなくて」助かった。道路は凍っているけどね。
明日も、斜里まで車で走ろう!
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2010年03月10日

議会5日目

今日から、新年度予算の質疑が始まりました。
最初に、条例に関して・・(こんなにも条例が多くて、しかも、改正が多いものだとは思わなかったし・・世の中は、法律と条令で動いているのか・・と)
それから、昨日も書きました、いろんなことに関する予算の質疑です。

外は、風が強くなってきたので、明日は早めに起きて・・雪かきをして車がでられるだろうか・・とドキドキしているので、早めに切り上げようと思いますが・・

一つ、今日思ったことは・・税金の徴収業務についてです。
新年度の予算書の中に、「タイヤロック」というのがありました。これは、文字通り、タイヤをロックするんです。税務ではこの装置を2台購入するそうです。滞納をしている人には連絡が取れず、訪ねても会ってはもらえず・・と、接触することすらできないそうです。そこで、釧路市でも効果を上げていると言うことで滞納している人の車に使うと言うこと。それは、車を取り上げるのではなく・・連絡をもらって接点を持つことのため、なのです。

本当に、税務の人は大変だと思います。すごく、苦労して税の収納をしています。

なんだか、その「タイヤロック」40,000円(2台分)を見たら、涙が出そうになりました。オークションもそうだけど、本当にいろいろやっています。

みんな、だれも「さぼってやろう」とか「いいかげん」に仕事をしている人はいません。もしかしたら、ちょっと視点がずれていたり、需要と供給があっていなかったり(気持ちの上でも)というぐらい。

たとえば、ちょっと前に新聞にたくさん出ていた「違法コピーのソフト」だって、私が言うのもなんですが・・ソフトコピーにメーカーが規制をかけ始めた当時(13年くらい前)から、「このソフトない?」とコピーを頼んでみたら、「できないよ、もう」と言われたことがありました。それくらい、早くから「きまりを守っていた」というか、ライセンスには感覚が敏感だったってこと。

とにかく、今日は、たくさんの予算項目を見ながら・・こんなにも減ってしまった職員で対応している現実を、感じていました。

あ・・・明日は、大丈夫かな。いろいろありましたが・・また、後日に。
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2010年03月09日

新年度予算

ナナジュウハチオクハッセンマンエン・78億8千万円 
斜里町の一般会計予算。
その他、水道、下水道、国保、後期高齢者、そして病院の予算を全部合わせて、
138億7千万円。

私たちの町のいろいろの全てが、この金額の中で動いています。

その、来年度の予算の審議が明日から始まります。
今回の大きな金額は、まず、新しいゴミ処理施設のお金。平成24年度の春から稼働予定ですから、いよいよ工事が始まります。

私たちの生活に関わるあらゆる予算が組み込まれています。図書館で本を借りることも、子供を保育所に通わせるにも、パークゴルフを楽しむにも、スキー場でスキーをするにも、除雪も、健康診断も・・あ、プレミアム商品券にも入っています。この予算。

で、その中で町税という私たちが町に払っている税金は今年度予算で18億円。
国からの交付税が31億円・
他にもいろいろな交付金とか、手数料とか利用料があります。

以前のように、豊富な財源ではないので、大変ですが、でも、私たちの暮らしに必要な部分については確保していってもらわなければなりません。
贅沢ではなくても、健康で安心して暮らせる町であるために、その方向に予算がちゃんと配分されているのか・・を、見ていきます。
でも、とてもたくさんの事業があるので、ここ数日は、毎晩、「予算書」と仲良しです。でも、「あれ?これってなんだろう?」と言う毎日。昨年の記録を参考に、さらに一昨年まで開いてみたり・・

そんな中、今日の北海道新聞で登別市の記事がありました。新しい市長になって情報公開をしっかりやったら、たくさんの行政ミスが出てきたそうです。
記事のなかには、新市長があまり恐くないから、今まで隠していたものが出てきた・・とありました。でも、そのほうが良いでしょう。ミスがあっても隠して何もなっかったと過ごしてしまえばそれまでです。
今が、浄化作用の時かも知れません。その過程を市民がどう捉えるかでしょうね。「臭いものには蓋をしろ」は、まだまだどこにでも生きています。

・・なんて、登別の取り組みを応援しながら・・斜里町は大丈夫だろうか?と思ってしまいました。ミスって必ずあるはず。
要は、ミスをどう処理するか、ですよね。
少し、ドキドキした登別の記事でした。

明日から、お天気は下り坂?

今朝は見えていた流氷が、夕方帰ってきたときには消えていました。
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2010年03月08日

一般質問ってのは

今日は、一般質問日。朝から大勢の傍聴者がいらっしゃいました。
初日の町長の町政執行方針を聞いて、今回の一般質問も聞くんだよ、とおっしゃる方。質問内容に興味があるから来たんだよ、と言う方。
町長の町政執行最終年だからね、と言う方。
そして、病院のことを心配してきている人、さまざまです。

あ〜そうだ、驚いたけど(驚くのは失礼かな・・)平成22年度町政執行方針が、早々と斜里町のHPにアップされました。でも、昨年、一昨年の執行方針が消えちゃって・・どこかにバナーでも作って、平成21年度・平成20年度と掲載リンクを作ってくれないかな〜
ページ内検索では出てくるんだけど・・経年で比較してみたいじゃないですか・・
どうぞ、皆さんご覧下さい!
しかも、今回は「予算概要(案)」*まだ、議決されてないから・・案、もアップされています。

一般質問を、毎議会に行っています。以前、先輩議員さんから「よく毎回、一般質問することがあるな〜」と言われたり、「所詮、一般質問はパフォーマンスにすぎないものだ」と言われるのを聞いたりします。
でも、私はそうは思いません。
これまで、知らなかった世界ですが、でも、議員に与えられた権利と義務だと思います。それよりも、何よりも、町のいろいろを見ていると、もっと、こうしたら・・とかなんで?こんなんだろう?と思うことがたくさんあります。
そして、質問するにあたっては、よく調べなければなりませんし、考えもします。(考えすぎて訳が分からない質問もしてしまいますが・・)やはり、必要なことだと思っています。

しかしながら・・わたしは、まだまだへたくそです。
質問には3種類あるのではないかと思います。

・本当に実行して欲しい施策を訴える
・行政の問題点や改善点を指摘する
・町長の(町のトップの)考え方を確認する

その他には、パフォーマンス的な質問もあります。

今回の質問も、もっと具体的な部分を指摘すればよかったのかも知れません。と、毎回ですが反省しきりです。
ただ、やはり背伸びせずに自分にできる範囲でと考えると、私は「もっとこうしたら良いんじゃないか?」とか「こんなこと、やっぱりよくないよ」とか、なんて言うのかな・・質す(ただす)と言う表現を使うのだけれど、私たちが、この町で暮らしていて感じるさまざまな問題の基本を、自分と温度差のない感覚で質問したいと思うのです。
なんか、威厳があって、隙のない質問ってのにあこがれたりしますが・・それって、なんとなく私には馴染まないというか、そんな気もしています。

本当は、町の考えていることを確認したり、「でもそれって・・」と言う部分で議論できたらと、思うのです。
でも、結局、何を言っても、威厳を持って質しても・・やはり、実行してくれなくては、なにもならないですよね。

町は「医療計画」を、全力で策定するだろうか?
6月には開設すると言った、HPには、何を掲載するのだろう?
病院問題の対策本部は、何をやっているのだろう?
まだまだ、聞きたいこと確認したいことたくさんあるけれど、でも、これだけは今日思った。「町の医療環境に関して、斜里町の取り組みは変わりつつあること。そして、それは、町民自身が変えているもの」だと、今日、そんな風に思いました。

思いこみ?かも知れないけれど、でも、変わりつつある、そう思った今日の議会でした。
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2010年03月03日

町政執行方針2010

明日は、3月4日は・平成22年度・町政執行方針と教育執行方針です。

来年度、まちはどのような「執行方針」を持って、町政を運営していくのか、を、新年度予算編成を前に町長が語るのです。

今の町を、変えたいのだろうか?このままで良いじゃないかと思っているのだろうか?私は、この町政執行方針が、本当に町長の言葉で語られているのだろうか?と、昨年は少し思いました。
さて、今回は、どのような方針を立てるのでしょう。私は特に、病院、医療環境について注目したいです。
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2010年03月02日

明日から議会です

3月3日・ひな祭り・・知り合いの誕生日・・耳の日?
斜里町議会が始まります。3月15日まで実質会議開催は8日間です。

明日は、町政報告と今年度の補正予算。
明後日は、町長の「町政執行方針」と「教育執行方針」です。

補正予算の多くは、予定していたのに使わなかった(執行残って言ってる)予算と、同じく予定していた以上にお金がかかった予算額、さらには予定していなかった事業があったために追加した予算などが、年度末ですので整理されます。
この「補正予算」は、新年度の「当初予算」が2009年度(21年度)は、おおよそ70億(一般会計だから水道や病院などは別)だったのが、一年間で補正予算として約8億円がプラスされました。

これは、無計画だから・・とかではなく、国からの交付金がいくつか種類があり、その額が決定していなかったり、新たな事業の交付金や補助事業があったりで、変化していきます。全体予算の約1割が、補正で計上されるのです。

今回は「地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業」というのがあり、公共施設の修繕や補修、道路の改修などに細かな予算が配分されています。約8600万、この工事費は地元業者で消化できるはずです。

執行方針は、来年度、斜里町はどのような方針をもってやっていくのか・・を町長が発表します。2009年(平成21年度)の執行方針
どのような基本姿勢で臨むのか、注目したいと思います。

3月5日は、一般質問の提出日です。町長の執行方針も元にして質問を提出します。
質問したいことは、たくさんあります。でも、数を多くしないようにまとめるつもりです。

さて、明日からの議会の前に、一般質問の草稿を作り始めなければ。
議員に与えられている職務の「質問」。そこで見えてくるものを、伝えること・・を、繰り返すことがまず、第一歩。続けます。

 キツネさよなら
 さて、かえろうかな・・と、行ってしまったキツネ
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2010年02月24日

医療環境への取り組み

昨日、総務文教常任委員会が開催されました。

議会には、斜里町のそれぞれの部署事業に対して担当する委員会が二つあります。
総務文教常任委員会は、総務部・教育委員会菅家の所管です。
もう一つが、産業厚生常任委員会で、経済部・建設部・保健福祉部の担当です。

現在、斜里町での大きな事業や問題で言えば、ゴミ処理場新設は総務文教。
国保病院や医療体制などは、産業厚生です。

議会にむけての予算説明、あるいは予定されている議案についての詳しい説明を昨日の常任委員会では受けるのです。委員会では必要に応じて個々の問題や事業について委員会として調査などを行ったりしています。

3月定例議会での補正予算、そして新年度の予算などについて示されました事業の中に、保険福祉部関連の事業があります。

これまでも、斜里町の医療環境の不安から、私たちにできることを町の人達みんなが考えてきました。もちろん病気にならないことが一番ですが、病気の早期発見早期対応も大切なことです。そのためにも、健康診断を積極的に受診することが大切です。

そんな視点から、
昨年の9月定例会で・・?なんか変だ?と感じたこと、
さらにその
がん検診に対するおかしな視点を、このブログにも書いてきましたが、何と、今回は国保病院の石村院長からの積極的な取り組みで、斜里町乳がん検診検診推進事業として、これまで乳がん検診を受けたことのない人や、さらには現在は40歳以上としている対象者を20歳からの若年層にも広げて、早期発見と早期治療の取り組みを行うことになりました。
(青い文字はクリックするとリンクします)
さらに、
昨年6月の一般質問(NO.9)で、高齢者への肺炎球菌ワクチン接種への公費助成を実施してはどうかと質問しましたことが、はやり病院からの積極的な取り組みで実施できることになりました。

そして、新聞にも(北海道新聞2月23日)でていましたが、子宮頸ガンワクチンの接種を中学2年生を対象に全額公費負担で実施することになりました。昨年12月にこのワクチンが国内でも接種可能になり、旭川医大の産婦人科医師の協力により実施されることになったのです。

乳がん検診については、周りの人からも「なぜ、対象年齢が40歳?」と言われてきましたし、子宮頸ガンワクチンに関しては「これまでのように回りの町村の様子見をするのかね〜」と思っていましたが、大きな前進です。
肺炎球菌ワクチンに至っては、「桜井議員の一般質問では消極的対応だったけれど・・」と、説明の時に言われ、取り組む町も「ちょっと意外かも・・」と思っているような感じですが、まずは良かったです。

でも、事業が実施されるから「よかったよかった・・」では何もなりません。積極的にこれらの検診を受けたり、ワクチン接種に積極的に応じていかなければ、効果はありません。

実は、国保病院の院長にお会いする機会があり、そこで国保病院もがん検診の積極的な実施や、予防対策には積極的に取り組んでいくつもりであることを伺いました。
昨年、これらの一般質問をする前後には、ある担当者や、ある議員さんから「国保病院の医師は予防対策や検診には消極的なんだよ、知らないの?」と言われたことがあり、「あまりしつこくやると、嫌がられるよ」とも。
しかし、今回、院長から色々なお話を伺い、そんなことはないと言うことが良くわかりました。
*本当に自分の耳で確認しなきゃ分からない!

私たち、町民ができること、それは「健康でいられること」。まず、その一歩が健康に対して関心を持つこと。
健康診断の受診率ももっと高くなるように。そして、これからも積極的にできる取り組みを展開していきたいです。

 キツネのび
 キツネは「のび」をいたしました。「う〜〜〜ん〜」
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2010年01月14日

流氷、来てよ!早く!

今日は午前11時から、知床グランドホテルで「流氷祈願祭」がありました。
オホーツク観光協会のメンバーが集まり、北海道議会議員の高橋文明氏をはじめ観光関係の偉い方たちがたくさんいらしておりました。

オホーツクの冬観光になくてはならない流氷の早期到来と量、長くいて下さいねなどをお祈りするわけです。
流氷の規模は(オホーツクに来る流氷たち)は年々、その規模が小さくなっているようです。詳しい情報はこの気象庁のデーターが一番分かり易いかも知れません。ご覧下さい。

オーロラファンタジーも2月5日から開催予定。

観光客の数が、知床では大きく落ち込み、この経済的な停滞期も影響して、やはり寂しい。なんとか、観光にとって明るい兆しが見えて欲しいけれど。
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2010年01月13日

議会レポート12

やっと、自分のホームページに、12月定例会の「議会レポート12」をアップできました。
あわせて「一般質問」もご覧下さい。
 イラスト

もう、12回の発行になりました。一年間に4回の定例議会のあとに、できるだけ多くの方に「議会って?なにやってんの?」と言う、以前私自身が分からなかったことを伝えようと始めたレポートです。
なかなか、十分には全て伝えられないのですが、それでもいろいろと分かったこと、やっていることを知って欲しくて、知ってもらって、一緒に考えて欲しくて発行しています。
毎回、このレポートを発行するのには、友人や知り合いの方のお世話にもなっています。パソコンで作って、印刷して、折って、封筒に住所を印刷して、封筒に入れて、封をして、分別して、そして配ってもらったり、郵便局へ持って行ったり。

中には住所を間違えたり、お名前を間違えて発送して・・一度はひどく叱られたことがあり(名前を間違えて気がつかなかった)最低の人間だと言われ、「もう送ってくれるな」と言われました。さすがにその時は、ご飯を食べられなくなるほど凹みました。
一方では、お手紙をいただき、中には切手のカンパが入っていたり、そんなときには、また、嬉しくて涙が出たりします。

「つながり」は、単に「つながっている」だけではなく、それぞれの思いで新しいものに発展していきます。何かを始める「きっかけ」になるものだと思っています。

先日、友人が自分のお店を新築しました。その新しいお店で仲間が集まり楽しいお祝いをしましたが、同級生でもない、親戚でもない、ここ知床に来るまでは知り合うことなどなかった仲間が、まちづくりをきっかけにつながり、とても嬉しい関係を築いていることに、その席で気がつきました。

私は、議員という立場ではありますが、知り合いが多いとは言えません。むしろ、少ない方だと思います。でも、私が自分に課した役割の一つに「つながる、つたえる」がありました。友人でなくても、知り合いでなくても、同じ町の住民という立場でつながることはできるはず。

そんなことを思った今日でした。
議会レポート、よろしかったらご覧下さいね。
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2009年12月18日

12月議会が終わり

伊豆で大きな地震がありました。日光でも。
天災は恐いです。テレビで大きなガラスが割れ落ちる映像を見ていると、足がすくむ思いです。私は、十勝沖地震の恐い記憶があるので、特に地震は苦手。
学校で避難訓練を受けても、実際の揺れがあると時にはヤカンを手に持ってグランドに立っていた・・そんな記憶があります。
被害が広がらないように、余震などこれ以上大きな揺れがないことを祈ります。

2日間の議会が終わりました。みなさんが「12月議会でこんなに議案の少ない、2日間で終わる議会はこれまでにあまりない」と言っていました。
議長は「3月予算のある議会前、嵐の前の静けさか・・」と言い、村田町長は「2日間の会期になって嬉しかった」と話しておりました。

今回の議会で、みんなが心配している国保病院の医師探しですが、以前にも書いてきましたが、2名のお医者さんが4月から来てくれることが決まったと、報告がありました。一名は旭川医科大学の学長さんが紹介してくれる方で、この紹介してくださる方の詳細については12月21日に旭川へ行って確認してくるそうです。もう一名の方は東京から来ていただけることになり、現在の図書館長の弟さんで56才のお医者さんだそうです。
本当に、良かった。医師招へいに走り回っていた町長はじめ病院はまずは一安心ですが、3名体制を目指さなければならないので、まだまだ気の抜けない日々が続きます。

なんとか、長い間、お医者さんが斜里にいてくれるように。
そのためにも、先日のチラシにもありましたように、通常では考えられない異常な勤務状態をなんとかしなければなりません。これまでの病院の内科診療体制を続けるには、最低、3名のお医者さんが必要です。

本当に大変です。

さて、では、そのために何が出来るのでしょう。今回は、それを考え質問をしてみました。

今回は補正予算で、国保病院の会計へ、一般会計から1億2000万円ほどのお金が繰り入れられます。7月からの入院患者、外来患者の減少で収入が減りました。そして現在、一名体制で診療を続けているためにそれを補佐するために非常勤の先生に来ていただいています。今までの勤務よりも時間数も増えています。他には、治療には必要な、ちょっと高額な薬を使用した分などで、病院はお金が足りなくなりました。
その足りない分で、1億2000万円ほどを追加しました。

この繰り入れについて、その根拠は?どこにあるのか?との質問に、町長は「病院を継続させるため」と言っていました。それは大きな理由ですが、私も含めて、町民はこうなってしまったその原因について整理すべきではないだろうかと思っています。
それは、「ほら、あんたの責任だよ」なんて言うものではなくて、町のトップである町長がどのように捉えて分析して、それを持って「だから、こうしていこう」という方向を見いだしたいから、確認したいことなのです。
でも、なかなかその思いは伝わりません。

トップの町長が言う協働の気持ちをもって、みなで動きたい、そのためにこれからの病院を継続していくための町長の方向性・・というか企画?経営観点?を示して欲しいと思うのです。それがなければ、私たちは「どーすんだ、どーしよう、どーなんってんの」とジタバタして「あーだ、こーだ」と言うことになってしまうのです。

ちがうかな。

「いま、病院にかかわるこちらでは、一生懸命やってんだよ、うるさくしないでくれ〜」と言われても、これまで「ちゃんとやってんだろうな〜」と思っていて、この状態になっていた事に驚いた私たちは、なんとかしなきゃ!と思います。

でも、たしかに、すごく一生懸命に町長はお医者さんをこの半年、探してくれています。そこんとこは、ほんとうにご苦労様ですと感謝します。
だけど、次を、これから先の町を考えなきゃと、あたふたヘナチョコ議員は思うのです。

セリ科

      セリ科の大きな植物は、栽培してるものらしい・・


posted by あとむ at 10:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年12月15日

明日から議会です

12月の定例会が明日から2日間の予定で開催されます。
明日は、一般質問。
今回は4名の質問、9項目かな?

私は今回は、病院に関する質問・・
町長はこれまでマニフェストで言っていた公設民営を、この8月に直営に・・と言う変更を行いました。医師の招へい活動にがんばっていますし、来てくれる医師もいたことで医師確保の成果はでています。3名体制まであと一歩です。
しかし、直営でやっていく・・と発表してから、私たち町民は、まだ町長から病院をどのように運営していくのか、直営の病院としてどのように捉えて、方向付けを行うのかについて聞いていません。
斜里に来てくれるかも知れない医師に対しても、看護師に対しても、やはり設置者としての町長の方針を明確にすべきだと思います。と、言うようなことを質問します。
他には、医師からの指摘されていたコミニュケーション不足のそもそも原因はどこにあったのか?
なんでそうなってしまったのか・・が、分からなければ次に来てくれる医師との、また、現在勤務している医師に対しても同じ問題を繰り返すかも知れません。

もう1点は、これまでもここのブログで何度かコメントもいただいてきました、斜里町の情報通信環境についての質問です。
国の整備に関する交付金事業に申請はせず・・残念な思いをしていますが、なれば、これから斜里町はどのような計画で情報通信を整備し、まちづくりに活かしていこうとしているのか?
なんでも国から言われたから・・と言う事業を行ってきた地方ですが、ドンドン自分たちの町の状況を考え、自ら企画して行かなくてはならない時代です。情報通信の整備でこれから出来ることを考えるためにも、町の方向性や計画は必要です。
この2点について質問します。

また、2日目になると思うのですが、病院会計に対し一般予算から1億3千万円の繰り出しを行います。そのことについて聞きたいことがあります。

当初は3日間の日程を予定していましたが・・
質問も少なく、議案も少ない議会になりました。

でも、聞きに来られそうな方はぜひとも「傍聴」してください。

それでは、明日のお弁当の下ごしらえをして・・
コーヒーを飲んで・・おやすみなさい と いたしましす。
 
 DSCF9014.JPG
 さぁ〜行くぞ〜!なんて、元気な騎乗の人は皇帝かな?
posted by あとむ at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年11月27日

電子黒板と斜里

昨日、11月26日は第7回臨時議会でした。

いくつかの議案、承認、報告事項があります。

国政では「事業仕分け」が話題ですが、事業仕分けを行うことについては、私は良いことだと思っています。ただ、このようなことは、今まで経験がないので状況によっては削減や廃止と言う結論に対して「乱暴」とか「地方無視」などと言う問題もあるでしょう。でも、やはりどこかでやらなくてはいけないことだと思いますし、多くの事業に関心が向けられることも大切なことだと思います。

逆に、事業を構築するときは、どのようにしてその事業を計画しているのでしょうか?そこも、これからは分かり易いプロセスが取られると良いと思います。

さて、斜里町では先の国の補正予算に関連した交付金対象の「財産取得」の議決が行われました。

地上デジタルテレビの購入・34台(その他備品を含む)
1,050万円

学校校務用パソコン103台(サーバーその他含む)
2,278万円

教育用パソコン171台(ソフト他含む)
2,814万円

電子黒板9台(各学校に)719万円

総額で6,861万円です。

これらは、国からの交付金で購入されます。

買ってもらえるから、ま、いいか・・・と言うだけではないと思います。
実際、子どもたちが使っているパソコンはもうかなり古いもの。
そして、教職員のパソコンはほとんどが個人所有のもので、いままで使われてきたのですから校務用は必要と思います。そして、テレビ。考え方によっては現在のテレビにチューナーを付ければ・・とも思いますが、デジタル放送の特徴に、双方向データー通信がありますから、この機能を教育現場にも最大限活かしていくような取り組みにはデジタルテレビが必要になるでしょう。

しかし・・よくわからないのが、電子黒板です。
50インチサイズの薄型液晶黒板は、デジタル放送にも利用できるはず。各学校に一台。本当に必要でしょうか?

パソコンは二人に1台の割合で配置され、しかもデジタル放送で先にも書きました双方向のデーター通信のやり取りができるようになる環境ができあがります。
この電子黒板は操作についても、「ハイ、どなたでも・・」と言うものではありませんから教職員の研修も必要でしょう。
さらに、ソフトのアップデートなどこの黒板を使っていくためには継続的な費用が必要です。
そして・・一番に危惧しているのは・・この電子黒板を日常の授業にどう使っていくのか?と言うカリキュラムの作製が必至なのです。
趣味の世界のものではありません。たまたま、このような機器が好きな先生がいた場合とそうでない場合・・さらに、本当にどれだけの出番があるのか?授業時間が足りないという現状の中で、この電子黒板で何をするのでしょう?

全国のいくつかの自治体では、この電子黒板の購入をやめた自治体もあります。
今後の維持管理、汎用性について整理されないからと言う理由です。

買ってもらうんだから・・と言う発想だけではなく、どう使うのか?斜里町の学校教育の活用方法についても今後しっかりと見て行かなくてはなりません。

想像してみてください。一台の電子黒板を・・どうやって日常の授業に活用していくのでしょう?学校の先生は、ますます大変な時間を費やすことになりはしないでしょうか?

でも、今議会ではこの電子黒板を購入することでの議決・・つまり「買いますよ」と言うことの議決です。前回の議会で、この予算を承認していますから、私が質問できたことは・・「必要ですか?〜」と言うことではなくて「ソフトのバージョンアップは?その費用は町が支払うの?」というようなことと・・パソコンのソフト、そしてセキュリティーのこと・・でした。

たしかに、国からのお金があって、地元の業者から購入されれば、それはそれで地域活性化につながるわけですから。

そう考えると・・事業仕分けの賛否もなるほど・・ですし、
でも、そうなると、国家予算が多ければ多いほど・・良いってこと?難しいですね。どこかで「身の丈にあった・・」とか「足を知る」という言葉がキーにならなくてはいけないと思うのです。
難しいです。

今回は病院の事についても議論がありました。
また、別ページで報告します。

 宮古1
 海の砂?貝殻の破片?珊瑚の破片?砂ってナンダ?

posted by あとむ at 20:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年11月09日

フジコ・ヘミングを知床で

今日(11月9日)は総務文教常任委員会が10時から開催されます。
先日、10月13日に実施した町内所管調査の報告書を作って、提出の準備を行いながら車で走ります。

約、45分のドライブには友人が貸してくれた「フジコ・ヘミング」の今年のCD。
ふだん聞き慣れたショパンやリストの曲なのに、まったく違うイメージに驚きながら、でも、とても快適に走りました。
途中で、後ろから走ってくる知り合いの車に道を譲っても、次々と広がる音楽と風景に満足して手まで振ったり・・。
 
 09薪
 今年の薪・ミズナラ

今日の議題は「インフルエンザ対策について」と台風被害と一般ゴミの破砕機の故障に関する「専決処分」の説明などでした。

インフルエンザは町内でも少しずつ広がっている様子。
近く、始まるワクチンの接種に関する取り決めや、周知方法について話し合われました。近々、チラシや広報が行われることになります。
みなさん、よく読んで、対応してくださいね。

さて、ゴミ処理場の破砕機が故障しました。原因は老朽化によるものだそうです。先月27日に故障して、緊急で修理をしていますが、直るのは12日という事。それまでは、清掃センター内の物置場に保管。生ゴミも生ゴミ処理場内に一時保管です。
修理にかかる費用はおおよそ600万円。きっと、その他に、貯まったゴミ処理の稼働に伴う経費が追加されるかも知れません。
20年以上使い続けている機械ですが、これからはもっと日常の保守点検が必要でしょう。

もう一つ、報告ですが乳ガンの無料検診について、今日の委員会で議長が保険部長に家訓してくれました。10月には子宮頸ガンのクーポンは配布されていましたが、今回、北見などでの検診が受けられる見通しになったので、乳ガン検診のクーポンも配布されたそうです。せっかくの無料クーポンです。積極的に受診してください。

なお、今年度からウトロでも実施される乳ガン検診「マンモグラフィ」ですが、ウトロの定員50名はもうすでにいっぱいになったそうです。斜里も同様で、キャンセル待ちの人がいるそうです。どれくらいの人が、希望していても受診できないのでしょう。ウトロのマンモグラフィは2年に一度との計画ですが、これは受診チャンスをなくしている状況です。斜里町のキャンセル待ちの人を含めると、2年に一度の検診では不十分だと思います。
当初、役場は定員に満たないと困るから・・と回答していましたが、実態は少し違うような気がします。(2007年・12月定例会 一般質問を参考に)

町全体が、自分たちの健康維持のために意識を高くする・・それが、健全な医療環境を整備する第一歩だと思うのです。
そのためにも、できることはまだまだあるはずです。

 クレムリン2
 クレムリン
posted by あとむ at 23:21| 議員活動

2009年11月05日

決算審査特別委員会って

10月29日・30日と11月4日・5日と予備日6日の決算審査特別委員会が終了しました。
3年前は、初めての委員会。連日の数字の説明に、該当するページを開き、他の委員のみなさんの質問を聞き、メモするのが精一杯でした。
説明する職員の名前もわからず、どんな事業なのか、はたしてその予算は町から出資しているものなのか・・単位に当てはめて「いち、じゅう、ひゃく・・」と数えなければ金額も読めなかったのです。
それでも、担当職員の方も、議会事務局長も、なんでも質問して良いから、と言ってくれましたから、それだけでも助かりました。
ずいぶん、的外れな質問も多かったはずです。

必至で取っていたメモが、ずいぶん役に立ちました。
それは、翌年の予算審議で役に立ちました。

昨年は、業務の内容、その数、その担当、そして予算の組み方が、少しわかってきました。町のお金が、何にどこに使われているのか。
それは、何のためなのかと。
そうしてくると、町がどの方向に力を入れているのか、逆にどんなコンセプトを持って進んでいるのか、あるいは町全体の意識のようなものも感じられるような気がしました。

そして、今年は3回目。やっと、予算の関連や、途中での補正予算、あるいは執行できなかった事や、国の政策の変更など、昨年の議会の記録を見て、このことが、この予算に反映されていたのか・・という事がわかってきました。
いくつか気になる予算組の事業もありました。

今回感じたことは、報告の中の付帯意見にも反映されると思いますが、私たちの日常生活と関わりの深い事業であればあるほど、「これまでと同様」という意識で事業を施行するのではなく、つねに改革や検証を行いながら「昨年よりももっと良い形で」と言う意識で取り組むことが大切だと思いましたし、私たちの税金が活かされる事業につながっていくのだと思いました。
職員の皆さんは、本当にこれだけの事業を実施するために、本当に少ない人数の中で必至に動いているのだと思いました。
本当に大丈夫だろうか?と思う部署もあります。

町では今、インフルエンザ対策で大忙しです。
病院の問題も、ゴミの問題も待ったなしの中、来月には定例議会もはじまります。

さて、「私たちの地域の、あれ・・・・はどうなったの?」などと言う質問がありましたら、どうぞコメントなどでお知らせ下さい。
わかる範囲で、できる範囲で調べてお応えできるようにがんばりますんで・・・。

平成21年・20年度決算審査特別委員会 委員
委員長・・宮内議員
副委員長・さくらい
委員・・・小笠原議員・阿部議員・須田議員・馬場議員

 サンクト2
 サンクトペテルブルグ(レニングラード)

posted by あとむ at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年10月29日

決算審査特別委員会

今日と明日、そして11月4,5日は「平成20年度決算審査特別委員会」です。
昨年度に執行された予算を審査するのですが、すでに監査は終わっていますから、こまかな金額ではなく、どんな事業に?と言う点を主に確認します。

今日は、国保病院、財政、税金、そして環境保全、選管、議会など病院と総務部関係を審査しました。
6名の議員で毎年実施します。実際には一年交替ですが、わたしは何もわからない苦手な決算ですから、毎年、当番にしていただいています。
ですから、今回で3回目。
事前に、配布された高さ7cmほどの資料をチェックします。昨年、一昨年と各年度の予算書などを引っ張り出したり、ネットで調べたり・・

斜里町の収入(税金や交付税、交付金、使用料などなど)がどれくらいで、何に使っているのか・・それに関連する様々なことが見えてきます。

変革を嫌う日本ですが、でもその結果が、今の状態だと思うのです。JALにしてもどうしてこんなになるまで放っておいたのでしょう。宙ぶらりんな状態です。
公共事業も同じです。年金だってそうでしょう。
慣例やマンネリ、従来通りなんて言葉をよく口にする議員も多いのですが、やはり変えなくてはならないものは変えなきゃ。

少し詳しい報告と思ったのですが・・10時から5時まで数字とにらめっこ。
帰ってきてからも夕飯後に資料を見て・・頭なの中が数字だらけです。

さて、明日は少しお天気が悪いようです。
カメムシが発生する季節、わが家にもたくさん出没。

今夜は、もう、休みます〜
 
 サンクト1
 スパス・ナ・クラヴィ(血の上の協会)


posted by あとむ at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年10月14日

視察研修2009

10月13日は議会の常任委員会で町内の視察研修を実施しました。

 五湖5

斜里町清掃センターの横(奥)の林内に飛散しているゴミの現状視察
ウトロへ来て知床五湖のレストハウス施設と高架木道
世界自然遺産センター
ウトロ小中学校のグランドの水たまり
ウトロ浄水場
最後に視察のまとめをウトロ漁村センターで行いました。

 五湖6
 木道にて、議員諸氏・下にエゾシカが寝ています・・

知床五湖周辺の整備については、レストハウスの営業が終了後に、現在のレストハウスを解体撤去し、来年から新しい施設が建設されるのです。
レクチャーハウス(仮称)は環境省で建設します。
パークサービスセンターは公園財団(前美化財団)で建設
土地は斜里町
現在の委託管理には知床財団
さらに北海道・林野など複数の行政団体・・
現在、知床五湖で営業しているユートピア知床は来年は仮設店舗で営業するとのことですが、あの知床五湖の管理運営がとても複雑になります。(今も複雑な感じですが)この、施設整備は知床五湖の利用方法を変えることに関連して動いている計画です。
これまでも、なんどか「知床五湖の利用が変わります」という事はお知らせしてきましたが、今まで好きなときに歩いていた知床五湖の遊歩道は、今度は予約してガイド引率になったりレクチャーを受けてから歩く、など時期や状況によって変わります。さらに無料であったものが有料になります。

 五湖7
 町で以前に設置した木道はオロンコ岩で利用されます

この計画、まだしっかりと最終の具体的な利用方法まで詰められていませんが、今回示されたように現在のレストハウスは解体撤去、来年から新施設が2棟建設される・・予定です。

斜里町にとって経済的にもまた、知床五湖の保全と利用の点からもプラスになるような計画でなくてはなりません。斜里町の意思が問われます。

ウトロ小中学校のグランドは今回の視察には当初は含まれていなかったのですが、急遽、先日の雨が貯まっているので委員長にお願いしましたらこころよく「見に行こう」となりました。小学生と中学生が使うグランドは一度雨が降ると何日間も水が引きません。
このグランドは学校新築の時に、地域ではずっとお願いしてきた事でした。当時、協議会の事務局をしていたので良くわかりますが、何度も、何度も町へはお願いしてきていました。グラウンドの整備を行うときに、全部の排水工事をしなければ使えないことを何度も訴えましたが・・結局は半分だけ工事を実施して、古い方のすでに暗渠を入れている方はやらなかった結果です。

 学校1
 これが、学校のグランドです。これでも水が引いてます


斜里町は考えるべきです。新築工事の時にグランドを整備する工事と、あとから改めて工事を行うことの経済的な見通しをしっかり立てて欲しいですね。
グランドはこの状態では使えません。「使えない」というマイナスな効果については計ることのできない弊害があります。

漁村センターでのいくつかの内容で議員同士が協議したあと、「いっぱい問題あるね〜」との言葉が皆さんの中から漏れました。
そう・・まだまだやることたくさんの町。

 浄水
 これでウトロの水がきれいに安定給水できます

今日は午後から「知床五湖の利用のあり方協議会」が開催されます。長い時間(1時半から5時まで)の会議ですが、良い方向性が見えることを目指して参加してきます。
posted by あとむ at 09:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 議員活動