2008年01月21日

勉強しない町

羅臼岳

今日、NHKラジオ放送で「人は死ぬまで発達し続ける」と言うテーマで松村正希氏が話していた。
建築家の松村氏は、各地の介護施設、グループホーム、障害者施設の設計を手がけている。その考え方が、すごいと思う。
高齢化社会と言われる現代、その介護につては「たいへん、これからどうしよう」と言う声が聞こえる。介護してあげる側の立場での「たいへん」が大変さを語っている。
しかし、介護される側の立場を、本当に間がたことがあるだろうか?
「施設」という言葉をあえて使わず、「家」を考える。

住環境が実は人権を守り、生きる尊厳を尊び、生き甲斐を作り上げる。
建築ってすごいな〜と改めて思った。

実はその先生の話を斜里町で聞く機会があった。
19日、土曜日に。
たくさんの人が来ていた。
私も、夫と共に他に二人の友人と出かけて聞いてきた。

難しいことではない。今からでもできることがあった。
大空町の福祉の職員も3名来ていた。斜里の福祉施設の館長も来ていた。
福祉協議会の会長も来ていた。
・・が、我が町の職員は一人だけ。しかも、福祉の関係ではない。

私は、町の職員が積極的にこのような場にさっぱり出てこない・・と言う話を以前から聞いては居た。
確かに、私たちが主催する講演会などにも来てくれることはまずもってない。

で、気にしてはいなかった。が、最近は気になる。
なぜって、勉強しない職員が、情報を持たない職員がこの町のためにどう動けるというのか?

自然関係の講演には参加が多いのは、個人的な趣味の範疇だから。
でも、ちょっと違うだろう・・。せめて、自分の職場の現在の仕事のスキルアップを計るのならば・・と思うけど。
これだけ、住民と情報の量が違うと、議論にもなりゃしない。
「国のきまりだから」と的外れなことを言い続ける職員が、この町には増えていく。

本当に、皆さんもこの先生の話、聞いて欲しいです。

松村正希 建築家
この町がもっと住みよくなるために、必要なのはお金だけではないはず。
気持ちなんだよね。みんなの。
posted by あとむ at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり
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