学生時代を釧路で過ごしていた私、小学、中学時代も引っ越し先では雪の量がまちまち、そして東京で働いていた時代・・けっきょく私には冬にあるべき雪の量という感覚が、いまだにないように思えます。
そこは、夫も同じことで、東京生まれの東京育ち、でも寒いところが好きなようで、日光がお気に入り。そこから斜里町へ。きっと、馴染んだ積雪の感覚はないのだと思います。
とは言え、昨年のTwitterやフェイスブック、ブログを見る限り、今年は雪が少ないです。
昨日2月7日に、毎年実施している「ガードレールの雪かき」を実行。たくさんの人が来てくれました。
毎年参加してくれるY本おじさんも、雪が少なくて今年は助かるが、いつかつじつま合わせで大雪が来るかもしれない、あるいは夏は雨が多いかもしれないと言っていました。
2月の立春を過ぎると陽射しが元気になります。お天気のよい日は本当に気持ちの良い暖かな陽射しです。
海は流氷で埋められてきています。
こんな日、知床を訪れた人はラッキーです。大いに、知床の魅力的な冬を楽しんでもらいたいと思います。
そんな、自然が最大のおもてなしでしょう。
おもてなしと言う言葉を考えて見ましたが、名刺ではなく動詞でもなく FBに書きましたが、気持ちや心を実行して、あるいは存在させて提供するもの・・なのだと思います。もてなしで、差し出すものは心です。もてなしを受けて嬉しいのも心だと思います。
ずいぶんと、奥が深く難しい言葉だと思いました。
知床のおもてなしって、一番はやはり知床らしい自然です。
ガードレールの雪かきは、そんな気持ちが行動になって続いているものだと思います。
とかく観光とか産業という中では、成果を求められますが、その成果を得るための環境は多様であればあるほど価値が出るものでしょう。成果(経済活動)が大切なのは否定はしませんが、知床が、本来の魅力を十分に感じることが出来る基盤整備は、なにも施設やハード面ではなく、こうした地元の人たちの誇りと行動なんだろうと、スッキリきれいに除雪されたガードレールの舗道を歩きながら、あるいはドライブしながら実感した、まぶしい陽射しの流氷が光る今日でした。
大勢の方が参加してくれました。
知床の流氷街道?のすばらしい景色をたくさんの人に楽しんでもらえそうです。