この季節は、人の動きが色々な場面で始まります。
進学する人たちは、町内の学校以外、みんなウトロを離れていきます。
私も、大昔(笑)は、小さな地方の学校で中学を卒業したので、進学にともなって一人暮らしが始まりました。
心細さと、新しい学校へのドキドキ感、妙に落ち着かないその頃の記憶が、履き慣れない黒い革靴と一緒に時々思い出すことがあります。春と言っても寒い部屋の中で、どこに座ったら良いのかウロウロしたものです。
きっと、時代は違っても、みんな同じような気持ちなのでしょうね。
がんばって。
転勤でさようならする人も多い季節です。
特に、最近は仕事がらみでのお付き合いや、知り合いが多い中で、心細さも感じます。
色々な立場の人と、地域に関わることでお世話になっています。この町や、この地域にとってどうすることが、一番なのか、何ができるのか、それをどうやって活かすのか、そんなことを思いながらやってきた人が、この地を離れるのが、はやり心細いのです。
また、一からこの町のこと、地域のことを知ってもらう、理解してもらうことからはじめなくてはならないこと、そして、すでに仲間のようになっていた人がいなくなる寂しさ。
きっと、多くの人たちが、それぞれの立場で、同じように感じているでしょう。でも、遠くへ転勤する人たちが私たちも町の良いところも広めてくれるだろう、そう思うと仲間としてつながっていける心強さもありますね。
そんな人の中には、お互いの立場を意識しながら、距離を保ちながらつながってきた人もいます。
発信する立場の難しさ、辛さ、勇気にいつも感心してきました。時に、ずいぶんたくさんのことを教えてもらい、自ら勉強しなくては!と思う事も多かったこと、今思うと感謝です。批判や指摘は、あって当たり前、と思いますが、実際にそれを受けたときは、やはり心が凹みます。でも、やるしかない。そんなときに、私もがんばろう!と記事を読んで思いました。どこかで聞いていてくれる、そんな存在だった人が移動するのは、やはり寂しいです。
これから、斜里町役場でも人事異動が始まります。
今年度でもたくさんの方が退職されました。世代交代がとても重要なことだと、ここ数年、この役場の人事を見て思います。
人材はとても貴重な、言い方はおかしいかも知れませんが、町の資源だと思います。この町の行政事務をになってきた人材は、地方公務員という職業ですが、それ以上に、きっと町のことを誰よりも知っている人達だと思います。
現在の職場を異動する時に、勤務していた中で得てきた情報をどれくらい引き継ぎができるものなのか、大変だろうと思います。事業として決まっている行政サービスと言われる業務ですが、実際にはそのサービスの評価は、きっと顔の見える対応が受け手へ伝えられるかで決まっていくのだと思います。馬場町長の「ほめられる役場職員」に、と言う方針に間違いはありませんが、同時に、やりがいを実感できる職場にしていく職場環境を求めなければ、職員の人たちは大変だろうな〜と、毎年の人事の季節に思う事です。
今日は気温が高いのに風が強く、雪は溶ける間もなく蒸発しそうです。
2013年03月28日
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