2013年03月20日

公衆電話とパン焼き器

知り合いが、パン焼き器を買おうか、買うまいか、使ったことのある人から情報をFBで集めていました。
そう言えば、我が家のパン焼き器は24年ほど前に購入しました。
今なら、その性能やデザイン、価格も細かくネットで調べられるし、きっと注文もWebですむでしょうが、24年前。

我が家のパン焼き器は、私が斜里へ向かう途中にラジオのテレフォンショッピングで「好きな時間にパンが焼き上がる!」こねる、発酵、すべて自動、いまから30分間だけの受付で数量限定!と、パーソナリティーの元気な声に「これはあってもいいじゃないか!」と思い、気がつくとチップドマリ。そこには公衆電話がありました。十円玉と百円玉を財布から出して、ラジオからの番号を何度も諳んじて、繰り返しつぶやいて・・電話をして購入したものでした。
「らくらくパンだ」FUNAI製作所のもので、円筒形のそれはスターウォーズのロボットのようでした。
とても活躍して、子どもたちも夫も大喜びで毎朝、焼きたてのパンを食べていました。

そう、公衆電話があったのです。結構いろいろな所に。

今議会で、斜里駅に設置されていた公衆電話が撤去されて、利用者が困っているのでナント化すべき、と言う質問が同両議員から出されました。今では携帯が当たり前・・と思っていますが、まだ、この公衆電話を利用する人はいらっしゃいます。スピード感と変化はちっと違います。こんなに短時間で変わってしまう通信環境。おそらく、道路沿いには必要ないかも知れませんが、たくさんの人が利用する場所、そして今回の駅のように、必要とされるか、そうでないかの判断には、やさしい、思いやりの視点が必要なのだと改めて思いました。

久しぶりに、朝、タイマーのおかげで芳しいパンが焼ける香りに包まれていた頃を思い出しました。
最近は、おいしいパン屋さんの出店のおかげと、家族が少なくなった事、で自分でパンをこねなくなりましたが、若い家族にとってはワクワクする家電の一つでしょうね。
posted by あとむ at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり
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