9月2日の日曜日、斜里町消防署の防災訓練を見学した。
普段、私たちがあまり目にすることのないさまざまな状況の訓練をみることができた。普段、私たちがあまり目にすることはない、と言ったけれど、実はそれは当たり前のことであり、普段目にすることのない私たち住民のためにこの訓練はあるのだと、つくづく実感した。その住民の一人として、このような場はみておいた方が良いと強く実感。
知っていることの有効性を感じ、災害と言う突発性の事件に対応することの迅速性を痛感。その訓練の必要性も実感した。
その前日に、退陣を決めた総理大臣が訓練を行った「想定」の非現実的な設定に驚いていたので、この日の斜里町の防災訓練はより現実的に見えた。
どこの世界に、今の日本でいや、世界中の現実的な防災の現状で、3日後に大地震が起こるなどと言う想定が成り立つのだろう?アニメーションの見過ぎ?
10月から実施される3秒後に揺れる!と言う警報の訓練を徹底的にやった方が良かったのではないだろうか?「緊急地震速報」の対応は情報の受け方によっては画期的だと思う。3秒で?何ができる?と言う意見も多いけれど、この3秒、あるいは2秒で助かる事のできる可能性も多い。
非現実的な想定訓練よりも、今できることを、と思っていたとたんに総理大臣は辞任した。現実を冷静に判断することができなかったのだろうか。
現場の消防署員の訓練をみて、もっとたくさんの人がこのような場を体験する必要があるだろうと、思った一日でした。