2012年03月21日

交付金・・臨時議会あります

斜里町議会は、明後日3月23日10:30〜第3回・臨時議会を開催します。
議案は、「一般会計補正予算(第10回)」と、「特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について」です。
環境省からの循環型社会形成推進交付金に関して交付を受ける金額の返還と、それに替わる予算です。

地方自治体はその財源を大きく交付金に頼っています。交付金がなければやっていけません。ですから、いつもいつも様々な交付金を自分たちの町の事業に当てはめられないか、探します。そのための専門の担当が必要ではないか・・と思うほど、そのアンテナを張っています。とても大変。
今回、環境省の交付金はそんな中、3・11の震災により交付額が減額になりました。その後、3次補正で出された交付金が「災害廃棄物を処理するために平成24年度竣工予定の施設を早く作って処理できるようにしなさい」と言う事業条件付きでした。

最近は、交付金や補助金を気にしながら調べています。「住民生活に光をそそぐ交付金」が「・・・事業」になったり、おもしろい名前の交付金事業があったり、気にしてはいましたが、ゴミ処理施設、しかも循環型社会形成、しかも、環境に配慮した、しかも環境汚染に対しストイックなほど配慮した施設整備、環境基準の厳しい取り組みを求める施設の建設に対する交付金・・環境省・・・が、被災地ガレキの拡散、広域処理が条件の交付金を持ち出すなんて・・と、思いました。

斜里町としてツメが甘かった・・のだと思いますが、この事実、今年度中に(つまり3月中に)分かって良かったと思います。

4月1日に新しい処理施設はオープンします。前期、議会でいきなり始まったゴミ処理施設問題は用地、処理方法と、幾重もの問題を越えてきました。その幾重もの問題の根底にはいつも、環境と安全、安心というテーマがありました。
オープン前に今回の交付金の条件が確認でき、そして対応ができて本当に良かったと思います。(まだ、臨時議会は終わっていないから詳細や考え方は分からないけど)

実は、今回の新聞記事を見て「やっぱり・・よかった・・」と胸をなで下ろしていた自治体の職員の方もいらっしゃいました。同じようにこの3次補正の交付金を北海道から勧められ、しかも早く早くとせかされたり、申請してよ〜と言われたりと。でも、結局は申請しなかったと。きっと、どこの同じように、本当に必死です。

そして、思いました。ウカウカできないぞ!と。
いろいろ、確認したいことはたくさんありますが・・まずは、町の対応、良かったと思います。(って、まだ臨時議会は終わっていないからどうなのか分からないけど・・ね)

3月20日の北海道新聞の記事
posted by あとむ at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | まちのこと
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