21年度の補正予算から始まった議会でした。
最終日には来年度(平成22年度)予算の総括質疑がありました。予算全般、予算編成の性質について、あるいは町長の町政に対する取り組みについての意見、総括的な質疑ってことです。
思うのですが、斜里町の議会の方法は、この規模の町では良い方法と思います。と言っても、私は他の町の議会の方法が分からなくて、この我が町の方法、やり方が「ふつう」と思っていたのですが、実は、それぞれの町の、議会はそれぞれ違います。
それは、他の研修などで一緒になった議員さんに聞いて驚いたり、私と同じようにブログで議会の状況を発信しているのを見たり・・と、最近は様々な情報が入ってきますから、だんだんと分かるようになりました。
業界?用語で言うところの、「委員会主義」と「本会議主義」らしいのですが、我が町は「本会議」で議論する形式だと思います。もちろん、各常任委員会で関係する議案については説明もされ、質疑もしますが、記録にも残らず、もしもその場にいる議員以外の人がその質疑の内容を詳しく知ることはできません。
ですから、本議会での質疑は多くなりますが、公開性という点では良いとお思います。と、同時に、時間はかかります。
しかし、議員の人数が多い市議会などではどうしても、時間がかかり調整が図られなくてはなりません。ですから、予算委員会とかなんとか委員会で、一定の方向をとるのだと思います。
今回の議会では、主に新しい事業に対しての質疑が多かったのと、やはり新しいゴミ処理施設問題、そして病院関係です。
私の総括質疑は大きく3点。
1・斜里町には観光振興計画がありません。
観光振興計画を作って、斜里町の観光資源の整備を行うこと。観光インフラ・二時交通の充実など、行政として観光に関わることは、新しい観光商品を作ることではなく、プログラムを提供することでも、メニューを作ることでもない、それらを展開できる観光資源の確保・提供・整備・管理ではないかと思うのです。
もちろん、助成など町が行うことは必要なことです。それと同時に行政として行うこと、それが「観光資源」じゃないかと。
明確な方向性が作られれば、たとえば、カムイワッカの利用、たとえば冬季の利活用が、全体的な計画として進められるのです。「足腰の強い観光」をめざさなければ・・いけないのではないかと思います。
観光は大きくその実績が減少しています。これまで、ずっと上昇してきた中では、なかなか基盤整備にしっかり目をむける暇もなかったのではないか・・と思います。この、苦しい時期だからこそ、しっかりと基盤整備を行うことが必要です。
町長は、何度も「物見遊山ばかりでなく、様々なニーズの観光の形態を・・」と言っていましたが、その部分の観光商品、ソフトは観光業の方が作るものです。
物見遊山でも何でも、我が町の観光資源とはなにか?をしっかりと取り組んで欲しいです。
長くなったので・・2点目は次のページにします。
あ・・・3月7日の「ゆきたの」の番外編で書きました「ごむわ」と「わごむ」。
なんと、桃色の封筒に入った、きれいな色つきのゴム輪がやってきました。
ステキなメッセージ付きです。
「株式会社 ヒーロー・からまないシリコンゴム」・・たしかに、取るときには髪の毛が絡まない!そして、ナントおしゃれな。実は、一昨日も「あのさ、ゴムで縛ってたでしょ、あれ?と思って、(ミットモナイヨ)言おうかと思ったけど・・やめたの〜」と、小学生に言われてしまったのでした。
私にこの、からまないゴムをくれた知り合いに感謝します。なんだか、嬉しくて、ありがとうございます。
>新しい観光商品を作ることではなく、
>プログラムを提供することでも、
>メニューを作ることでもない、
>それらを展開できる観光資源の確保・
>提供・整備・管理ではないかと思うのです。
まったく同感です。
これは、我々民間側にも問題があって、「何を行政(税金)でやってもらうか」と言う視点に立って、要求なり、協力を要請したりが全くできていません。
・・・っていうことを、みんなで意識共有する場もありません。
これには少々疲れていますが、自分だけでもできることからやっていこうと思います。
こんなに時間がたってからのコメントへの返事もおかしいですが・・でも、あえて。
確かに、行政がやるってことは、税金なんですよね。でも、税金を使うだけじゃない役割も、大きいと思う。
その、役割分担が本当に必要だと思った。
一人でできることは限られるけど、一人一人がそれぞれ、同じ方向を向けば、それは大きな流れになるから・
続けるしかないね。あきらめないで、しつこくやるだけだよね。