2010年01月30日

優先順位は?

町は、来年度の予算作業を行っている最中でしょう。

交付金も減って(でも、来年度はどうなんだろう?)、「第二の夕張にならないように」と言う方針を打ち出してきた町長。
確かに、国保病院は赤字だけれど、すぐにこの町が財政的な問題で夕張のようになるなんて、考えられない。
役場の予算も、ここ数年は経費については一律の減額の方法をとっているし、予算規模は初年度分については減っているし。でも、補正でずいぶん増えてもいる。

お金がないからと言って、まったく何もできない、しない・・と言うことにはならない。第一、町の産業基盤となるための投資だって必要だろう。でなければ、どんどん町は小さくなっていく。
幸い、漁業、農業は前年度よりも増収している。観光の元気がないけれど。

私たちがここ、斜里町に来たとき(昭和60年・1985年)には町の人口は16000人。斜里町広報誌の最後のページに「16000人の人々」というスペースがあった。あの頃の予算ってどれくらいだったんだろう?ホームページで調べてみたけれど、統計などのページでも財政や予算については探せなかった。

なにをするにも「お金」だとは思うけれど、でも、やらなければならないこと、知恵を出して対処することなど、たくさんあると思う。

たとえば・・水道。斜里町民はみんな、斜里町に水道料金を払って飲料水を供給している対象は町民全員ではなく、農村部では簡易水道施設からの給水になっています。その管理は、実は庁舎内でも統一されていません。施設整備ではそれぞれの事業に関連した補助金などが充当された関係で、観光や農政が窓口になっている場合もあり、それらの施設は結構な年数が経っています。
実際、昨年末にはウトロ高原の簡易水道で断水がありました。これらの施設について維持のシステムも含めて、管理する部署の一元化が必要ではないかと思うのです。
このことについては、2007年6月の初めての一般質問でした。
町長は、「まずは庁舎内で水に関しての統一した窓口をきちっと設けたいなというふうに思っています」って答弁していたのに・・。

たとえば・・これまでも何度か書いていますが、ゴミ、ゴミ処理問題についてはまだ、平成23年度のゴミをどこで処理するのかについて結論が出ていません。(でてるのかな・・どうなっているのかな?)の状態です。新しい施設は平成24年に稼働開始ですが、一年間、私たちのゴミはどこへ行くのでしょう?そして、現在の以久科処分場の今後の整備はどのように行われるのでしょう?

たとえば・・消防署の建物はとても古くなっています。今後、どうするのでしょう?
たとえば・・消防が古いというなら、図書館もそうですね。こちらは、平成25年に新館計画があります。

たとえば・・斜里町の健康診断の受診率、低いです。病院の問題とも関係しますが、厳しい医療環境の中、自分の健康についてもっと関心を持つべきです。予防についての取り組みだって必要です。

・・と、きりがないほどたくさんの問題があります。

優先順位をつけて、できることから、同時進行でできること、関連することなど、それこそ「斜里町の事業仕分け」に取り組むべきです。
大変な作業だとは思いますが、でも、やらなきゃ。

たくさん雪が降ると、除雪予算が足りなくならないだろうか?とドキドキして、さっぱり降らないときは除雪業者の収入が足りないのでは?とハラハラしたり、事業と予算は、なかなか大変ですが、やはり斜里がもっと元気になるために・・です。

 岩尾別2010
 岩尾別・かつてはここにも学校があったんですね。


posted by あとむ at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり
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