2009年11月01日

斜里町の通信環境

コメントでもこれまでみなさんとやり取りをさせていただきましたこの問題ですが・・
以前は、私がウトロ地域に布設されるADSLの誘致を何故積極的に行わないのか・・と言うご指摘も受けてきました。
以前から、通信環境に対しては歯がゆさとジレンマを感じてきていました。ADSL環境になりウトロの皆さんは「これでいいや」と思っているのだと思います。
たしかに10年以上前に比べると格段の進歩です。が、施策や事業という観点から見るとやはり、ウトロのADSL誘致に関しては「今はADSLじゃない。光だよ」とわたしは思っています。
地域全体を考えると、やはり地元の経済団体が声をあげるのであれば、もったいない誘致だったかも・・と思うのです。やらないよりはマシだろうという声もありますが、どうせやるなら・・と考えるのが地域の事業環境整備だと思います。

小清水町でも来年1月から「フレッツ光ネクスト」の利用が始まります。
これは、国の助成を受けて実施される事業です。この事業に小清水町が手を挙げ、また、清里町も・・と言う話を今年度当初耳にしたとき、町の担当者、理事者は「いや、あれは業者やコンサルが必死になってやっているだけ。うちの町はADSLが広がっているしね・・」と言うような話でした。

今、経済の停滞が深刻になっています。その活路のためにも、これからは通信環境の整備は必至のはずですが・・
町全体の包括的な視野がやはり少ないように感じます。
町民の声って・・たとえば、家の前の街灯が切れてるよ・と言う声を拾うことと、これからの町の産業発展を担うであろう事業の可能性の声を拾うこととは違うはずです。
小清水町の通信環境は来年1月下旬から中心地より整備が始まり、来年秋には全町の整備が整うとのこと。

 エルミ
 「冬の宮殿」・エルミタージュ美術館
posted by あとむ at 10:11| Comment(4) | TrackBack(0) | まちのこと
この記事へのコメント
これが税金の使い道として正しいのかはわかりません。
逆に国がやるなら直で全国津々浦々整備したほうがいいような気もします
でも自分の町だけのけ者だったら寂しい気もします
まして国じゃなく斜里町の方でいらないと判断したというならガッカリもいいところです。
少なくても説明くらいは事前に受けたかったです。
通信速度や安定性だけじゃなくデジタル放送対応の可能性を考えたら、TVの共同受信設備の改修が必要な地域では魅力があったと思います

新聞記事では予算の9割ほどが実質的に国から出ると書いてありました。
設備は町のものになるので事業者に貸し出す形になるそうです
管理費は町の負担になるらしいですが、事業者がまちに支払う使用料で充当可能みたいに書いてありました

病院にしても通信にしても町民も町も勉強不足だった気がします
議会や本職を持っている議員にばかり頼る訳にはいかないですしね

町の職員はそれが専門なのですからプロの仕事をして欲しいです
そして町の住民の仕事を町の住民意見を聞きながら行って欲しいです
斜里の役場は斜里市街以外の整備に一生懸命じゃない気がします
斜里の市街地の住民も同じ考えかもしれません

でも町民が自分で得られる情報や知識は限られています
誘致活動とかとは違い行政からの情報は問題にでもならない限り自分たちが知る機会は余りありません
町がその役目を果たしてくれないなら、勝手ではありますがやっぱり議会や議員には期待をしてしまいます。

今後はこのような事業は行われないのでしょうか?
そして町がこのような判断をした理由は町民に説明されるのでしょうか?
もう終わった事かもしれませんが話を聞いてみたいです
Posted by クライテン at 2009年11月01日 21:29
クライテンさん、コメントへの返事が遅れました。
ごめんなさい。

住民が知り得る情報は、やはり限られると思います。ある意味、それは仕方のない事とも思えます。こうして、自分のやっていることを、できるだけ多くの人に伝えようとしても、やはり限られますし、どんなことをみんなが知りたがっているのか?と言うことは本当に難しい問題です。
今回の病院の問題ではそれを痛感しましたし、その手段については本当に難しいです。

それでも、自分でできる範囲でやるしかないのですが・・以前、まちづくり関係の事業で(議会ではなく地域で)、以前から提出していた書類と、報告書に基づき、しかも、会議の席で口頭でも言っていた、確認していた事について、「そんなモン、読まないし、読んでない、書いたってダメだ」と言われ、会議でも報告して、みんな聞いていた。と言うと「そんなもん、忘れた」と言われたことがありました。
本当の話ですよ(笑*)つい最近・・

話はそれましたが・・今後、このような事業があるのかについて、調べていますが、今回の政権交代でまだ、はっきりしたことがわかりません。ただし、今回、中止、廃止の事業にはこの通信環境整備にかかわる事業がなくなったという話は聞いていません。

また、別の記事でのコメントのお話ですが、経済界と一括りにしましたが、商工会、観光協会、事業組合など、斜里町内の経済団体と言っても身近かな団体です。
おおきな社会の動きに対しての「目」?視点でしょうね。斜里町は「自然保護」関連に対しては大変、先駆的な動きをしてきました。それは、一定の評価ができます。でも、その活動を経済的な動きにつなげられなかった・・ことが、もったいない話です。
これが、現在、もしかしたら「身の丈にあった」選択なのかも知れませんが。
クライテンさん、この通信環境のこれからの整備については、これからもご指導、情報、ご指摘をよろしくお願いします。当たり前の話ですが、一人では何もできません。

そして、潜在的に優秀な力を持った職員を動かすのは、やはりトップだと思うのです。もっと、やることたくさんある町なのですよ。
Posted by さくらい at 2009年11月12日 20:54
最近光導入で知り合いと話す機会がありました
彼は川向(斜里橋方面)に住んでいます、びっくりいまだISDN,なぜって聴いたら色々工事代がかかるとやら?このように同じ斜里町に住んでいながら環境が違う、NTT側からすると採算面で合わないとの理屈が成立してしまうのでしょうが、これって地域差別?
情報が散乱している中で自分達生活に関わる問題は自分達でくもの巣を張るように情報収集をしなけりゃならい、そこで起きた問題を吸収するところがない、なんか先進的に何かをやろうとする意見交換の場面や人が少ないと思います(自分も含めて)でも考えが同調できる人が少数ずつあつまれば
風は起こるかもしれません!そんな関わりが出来る町民になりたい!
Posted by 一年草 at 2009年11月13日 10:06
一年草さん、コメントありがとうございます。
返事が遅れました。
と言っても、一年草さんのおっしゃる「そんな関わりが出来る町民に・・・」と言う点で、私も同じ思いです。
私たちの生活は、自分たちでよい方向を見据えて選択していかなければならないと思っています。

以前、まちづくりがテーマのパネルディスカッションで時代的な時間の動きを踏まえて、まだ、小さな子供だったときは自我もなく要求もなく、親の好みの洋服を黙って着ている年代が、やがて「こんなのが着てみたい、これが着たい」と言うようになり、やがては「自分で選んで、試着して、しかも予算も考える」という成長に例えたことがありました。
今もその考えは変わっていません。
行政はそんな、成長や変化を見極め、行政としての役割を考えなくてはなりません。いつまでも「これ着なさい」「これはダメ」とは言っていられないはずです。

話がそれましたが・・斜里町内の通信環境について具体的に調べてみようと思います。また、SOSの投げかけをさせていただくかも知れません。その時はよろしくアドバイスをお願いします。
Posted by さくらい at 2009年11月22日 22:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/33329003
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック