内容は
「常勤の内科医確保(12月以降)の見通しが立たないため、次のとおり「内科診療」を変更させていただきますので、ご理解とご協力をおねがいいたします。」
・新規入院患者(救急患者含む)さんおよび紹介状持参の患者さんの受け入れができなくなります。
・内科に入院中の患者さんは11月末までに転院等の相談をさせていただきます。
・内科外来に通院中の患者さん(半数程度)は11月末までに転院等の相談、紹介をさせていただきます。
と、言う内容のもの。そして、この文章の下に内科医が現在の常勤医師2名と非常勤医師の勤務態勢が、一人の常勤医の派遣期間が終わるの。しかし、その後の医師確保がまだ、できていないから・・・と言うお知らせ。
斜里町の国保病院は町立です。しかし、どこも同じようにその経営は大変で、町からは4億円の繰り出しをしています。単純な数字では表せませんが、赤字経営になっています。原因は町だけにあるのではありません。
国の医療、特に地域医療に関する取り組みは、おかしなことばかり。
医師確保にしても医療制度、医師派遣制度の変更など、問題は多くあります。
が、・・・
今回の問題は、そうした問題で発したとばかりは思えません。
現町長は町長選のマニフェストの中で「公設・民営」を目指すと方針を打ち出しました。これを、好ましくないと思う人、逆にそのほうが良いという人、それぞれの意見があります。
まして、病院関係者の人達は、現在の立場から言うと「とんでもない」方針になるのだと思います。
今回の突然の「新聞折り込み」は、こうしたそれぞれの立場の人の動きが、とても「町の病院」や「医療」、そして「患者さん」と「さん付け」にしてはいるものの、その存在を無視するような、なんだか、水面下の攻防が現れているように思えます。
医師不足、と言うひとくくりの言葉では解決できないのでしょうが、いくつかの問題を整理して行かなくては、利用する住民にとってはなかなか、問題点が伝わってこないのが現状です。
まして、突然の黄色い紙の新聞折り込み。
周知の方法、手順、情報の共有、町の方針、病院とのコンセンサス、利用者へ与える混乱、さらには、この町の規模の病院としての役割など整理して行かなくてはならない問題が、先送りにされているのではないでしょうか。
順番がまるで逆ですが、今度の定例議会ではこの問題について「全員協議会」が設けられています。その中で、なにが、どうなって、このようなことになったのか、また、このような周知方法が最善だったのか?聞きたいことがたくさんあります。
皆さんは、この新聞折り込みを見て、どう思われましたか?
6月21日・ポケットパークでのポケットマーケット!