2015年10月25日

視察・2日目・岩見銀山

2007年・世界遺産に登録された石見銀山。正直、ほとんどどの様なところなのか、関心もなく、しかも読み方もてっきり「いしみぎんざん」かと思っていました。
この地域には、一緒に行かれた方々も興味を持っていらっしゃいました。
私は、ここの地域の取り組み・・・簡単に言うと「バス利用」について、昨年知床五湖の駐車場待ちを40分された方のお話を伺った中で「知床もパーク&ライド」にすると良いのに・・」と言われたことが耳に残っていましたので、今回は「ビジターとしてその方法をどう感じるだろうか?」ということに興味がありました。

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で、遺産センターの広い駐車場へ車を駐めて、センターの方にどのように楽しんで良いのか、レクチャーとアドバイスを受けました。結果、バス移動ーレンタサイクル利用で石見銀山を訪れることにしました。

バス料金は200円前後・乗車時間は15分ほど・時刻表もほぼ15分ごとに
そして、自転車を借りて(2時間700円・これは電動アシストです)見所をレンタサイクル屋さんのおじさんの丁寧な説明を受けて回ってきました。(他にも、カートのような乗り物もありました)
鎌倉時代に銀の採掘が始まったと言う歴史ある地域。銀山までの道すがらにのこっている、昔からの商店街。
かつては、ここで働く人達が住んでいた集落には、現在も学校がありました。
途中で、小学生に声をかけると、同級生は4人だよと。
生活する人達の集落がそのまま残る中を、たくさんの観光客が歩いて行きます。

途中にはボランティアガイドの方々が、フリーの方に声をかけるなどされていました。
平日などは「ワンコインガイド」をされているようで、バス停の近くに受付所がありました。
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どこの地域でも、休日に集中する人の流れが大きな課題です。
このバス路線も、採算性はどうなのだろう?と思いましたが、太田市はじめ観光協会・島根県などの関わりがあるようです。この時間、コストは無理のないストレスを感じない範囲のものだと思いました。
「石見銀山・パーク&ライド」はこちらをご覧ください。

で、楽しかったです。歴史を感じ、代々に渡ってこの銀山の価値をめぐる時の権力者の争いや、この地で暮らしてきた人々の宗教観も知ることが出来、さらにはここの自然、散策も楽しむことができる所でした。
沿道には様々なお店が並び、立ち寄る楽しみもありました。

約3時間の石見銀山。
世界遺産に指定されたゆえの知名度と、そこを訪れる方の期待に添うための地域づくりは、共通の課題なのだと思いました。
知床は自然遺産ではあり、同列の利用の方法をそのまま取り入れることにはなりませんが、いくつかのヒントを感じました。

思った以上に、楽しめて、メニューの多い場所と思った石見銀山でした。
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posted by あとむ at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動
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