以前から気になってた町の取り組みや、施設を見てきました。
とかく物見遊山になっていると言う批判もありますが、やはり実際に話を伺う、見る、質問する、当たり前のことですが必要な事だと思います。
そして、大変参考になり、今回は特に・・いろいろ考えさせられました。
谷笑楽校の取り組み
平成17年に閉校となった学校を利用している取り組みです。ここの活動は大臣賞も受賞されています。
「よくある、公民館的な使い方だろう〜なぁ」と思っていましたが、ちょっと違っていました。
ここの谷地区は歴史が古く、戸数が減った現在でも93世帯233名の方がいらっしゃる地域です。
かつては1000人の方が住まわれていた地域ですが、元気です。
議長さんがお話してくれましたが、この地域は教育にも地域活動にもいつも一生懸命にやる自治が出来た地域だと思うとおっしゃっていたように、行政や学校に頼り、任せるのではなく自分たち住民が常に地域づくりに参加するベースがあったことが、現在の施設の利用率を高めているのだということでした。
もちろん、住民の方の輸送手段に取り組み
雪かきに取り組み
季節行事に取り組み
趣味や野外活動、文化活動にも積極的
子ども神楽だって、大人たちが引き継いで、途切れることなく伝承されています。
そして、よそからの方を、受け入れる柔軟性も持っています。
みんなで集まって話し合う、議論する、検討する
それを尊重して動いています。
廃校になった校舎も、輝いていました。大切な学校が中心に、地域の人達の動きを作り出していました。
平成26年には4700人以上の人達がここに集っています。
それでも「少し減って来たんですよ」とおっしゃっていました。
よそからカフェを開催しに来る人
コンサートにやって来る人
そんな笑楽校に興味を持ってやって来る人
研修に使う人・ゼミで利用する人
お昼も一緒に食べる人達・子育てサロン
合宿・体躯大会
夜なべ談議?まで。

ちょっとウトロ地域の漁村センターのような使い方をされていると思いました。
地域が動かなくては、始まらない。訪れた平日は子どもたちの声は聞こえませんでしたが、近隣町村の方々が、ここでお昼をいただきながら、研修をすると言うことで、隣の教室からは笑い声が聞こえていました。
もちろん、こうした私たちのような視察には、視察費用として一団体10000円のお金がかかります。
それも、ここの管理運営費に充てられるのだと思うと、ちょっと応援できた気分になりました。
最後に、ここ谷地区は次に視察する「石見銀山」の天領だった地域だそうです。
