2015年09月15日

意見書って?届いてるの?

秋晴れの斜里町ウトロです。
しばらくぶりの更新になってしまいました。

先日の記録的な豪雨で被害に遭われた方々に心よりお見舞いをいたします。
本当に、最近の気候はこれまでの、経験値を超えたものになっています。

前回の議会レポートを発行したあとに、大変多くの皆さんからあらゆる形でコメントやお電話、出逢った時にお話をいただきました。「やぱりねぇ、そういう事やってったんだ」という方から「今どき信じられない」という方まで。いろいろな意見をいただきました。
心配してくださる方もいらっしゃいました。「なにかあったら、しっかりオープンにしてね」と言う若い方からの意見。ありがたいなぁと思いました。
色々ありましたが、私はこれまで同様に、しっかり議会でがんばっていきますね。

さて、明日から斜里町の9月定例議会が始まります。

そんな中、今朝の新聞で網走市議会が安保法案廃止の意見書を再度提出されたという記事を読みました。
斜里町議会でも、6月議会でこの法案の廃止を求める意見書が全会一致で可決され、国へ提出されています。

意見書・地方議会から国へ提出される意見書、つまり議員が提案して議会としてその意見書を国へ提出されると言うものです。
が、私は本当に国へ?関係する機関へ届いているのだろうか?宛先は内容によって、内閣総理大臣だったり厚生労働大臣だったり環境大臣宛になっています。国へ送付されて、どの部署でどのようにまとめられているのかしら?と、不思議になりました。全国の地方議会から、定例議会中には一斉に提出される意見書。
すごい数です。言わば、地方自治体からの意見です。
で、意見書の行方、取り扱いで、インターネットで検索してみました。すると・・・こんな記事がありました。
「意見書のゆくえ・地方議会ニュース」
さらに、「読んだかどうかも回答できない・・」
わたしも、知り合いの総務省の関係の方に聞いてみましたが、やはり彼女は「意見書?さぁ?どんな風に取り扱っているのかな?」という返答でした。彼女が知らないだけなのかもしれませんが、現実的に斜里町議会で一生懸命に意見書を作成し、議員間で協議もして、議案として提出され、本会議の席で説明し、質疑応答を経て討論採決され、提出に至る意見書です。議会広報にも掲載され、6月議会のあとには北海道新聞にも北海道内の自治体で、今回の安保法案に関する自治体の意見書の提出について記事にもなっている意見書。

今、強行採決されようとしている安保法案。廃案にと言う声にも色々ありますが、まずは「幾つもまとめられて法案を一括採決」の矛盾や、もっとしっかり審議すべき、など国民の半数以上の人が、今回の採決に異議を唱えています。国民に選ばれた議員が決める・・と言うのであれば、地方議会から提出された、法案に反対、あるいは慎重審議を求める意見書だって同じはず。

最近の国の施策や、取り組みが、どんどん民主主義から遠ざかっているんじゃないか?と強く感じる昨今。
明日から始まる、斜里町議会では行政と共に、町のために、どうすることが良いのかを、心がけて臨みたいと思います。

写真は今年7月に登った羅臼岳山頂です
DSC03438.JPG

posted by あとむ at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動