2015年03月31日

知床暮らし30年・退職

申し訳ないほどプライベートな事ですが・・我が家の暮らしの基礎?
オリジンなので。あしからず。

1985年3月30日、日曜日だったかな・・まるで「フランシーヌの場合は・・・」みたいなフレーズの時節。銀座で友人がお別れ会を開いてくれて・・そのまま、竹芝桟橋からフェリーに乗って北海道釧路へ向かって航行中が、ちょうど30年前の今日だと思う。
4月1日に上陸して、4月2日に斜里へ来た。
風が強くて「馬糞風」というのだと教えてもらう。
現在の国保病院前の、ちょうど新しい図書館の一角にある家が、借りることのできた我が家。
荷物が全部届かずに、家にポツンと電話機があったことを覚えている。

5月から博物館の発掘調査のアルバイト。以久科の谷田遺跡だっただろうか。
斜里町で初めて購入されたパーソナルコンピューター。小さなデジタイザー。自動製図機のプロッター
ベーシックとフォートラン・・・現場ではハンドヘルドデーター入力・・

それから、知床財団、そして斜里町役場の臨時職員と、気がつけば30年。
夫は今日、退職しました。臨時職員なので毎年の契約?正職員のように再任用制度は適用されず。

画像処理や最先端技術の仕事、調査作業や環境アセスなど、面白そうな仕事だったのに、都会ではなく自然豊かな土地での暮らしを選んで来た彼は、生活の場の環境を変えただけという中で、とても(私から見ると信じられないくらい)まじめに仕事に向かっていたと思います。
30年間、仕事についての課題や問題点は口にしても、愚痴は聞いたことがなく、役場の臨時になって、地元のコミュニティ施設の役割もある漁村センターでは、使う人のことをいつも考えて仕事をしていました。
小さな子どものために、健康のために、塩素素材のものは使わず・・化学薬品も極力減らし、きれいな空気を保ちたいとか。

色々あったけれど、お疲れ様、と今日の朝に話をしていました。
「斜里町に感謝している。30年間、お世話になったので、お礼を言ってくる」と、最後の挨拶に出かけていきました。
争いや、欲望で動くことを嫌い、調和や和やかな空気が大切、冷静で良く見て、考えて、流されたりしない
・・・何よりも、地域が大好き、人が好き。つまり、言葉を換えると頑固な人です。すごい量の本を読み(2階の床が落ちないか心配です)

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いただいてきた花束がきれいです!

バタバタと突っ走る私にとっては、先走り走り出しても「あれ?大丈夫かな?」と思った時は振り返り「どうだろう?」と問いかければ、けっこうキッパリと善し悪しを指摘してくれます。
きっと、私のブログなどはほとんど読まない人なので、こうしてけっこうなほめ言葉を並べていても、気づくことはありません。
「ほめている」とは言っても、日常はどこも同じ(笑)
出しっぱなしを指摘して、「・・・ったく〜」を連発する生活は変わりはしませんが。
「ひとくぎり」
お疲れ様でした!

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これからも、健康に気をつけて暮らしましょう!
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2015年03月29日

ウトロ自然保護官・送別会

知床国立公園、世界自然遺産の管理を行う環境省。
ウトロに住んでいると、なにかと私たちは「環境省の人」とのつながりや関わりが多くなります。
観光関係の方は、さらに深く関わっていきます。

今夜は、まだ・・2年に満たない時間しかいなかった、保護管の送別会(主催観光協会)でした。
話しやすくて、信頼できて、知床のことが大好きになってくれていたのに、ちょっと残念でした。
でも、本庁に戻る形で、栄転?だって。

前任の人、さらにその前任の人達含めて、ずいぶんと議論を交わしたし、知床の魅力についてとても真剣に考えている人達だと思います。
宴会の席で、まだ知床五湖に高架木道ができる前、笹藪を歩きながら、コースを検討したことを思い出しました。
とても、多くの人達でここ、知床の自然は守られているのだと、新ためて感じました。

知床を離れても、ここのこと忘れずに、今度は遊びに来てくださいね。
お疲れ様でした。(明日は、別の集まりで送別会・・があるので、じっくりお話はその時に(笑)
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2015年03月27日

斜里町の選挙・あれこれ

やっと、やっと、3月議会の報告を書いた、私の議会レポートNO34ができあがりました。
印刷が終わって、届いたリーフレットを同封して、発送しました。
3月中に出来上がってよかった!と一安心。

リーフレットを持って、少しずつ歩いて回ります。
そうそう、看板も一枚追加しました。斜里の本町に立てさせてもらえます。
ポスターもやっと入稿。予定通りに仕上がりますように。
4年前を見ると、4日営業日で発注している。今回は7日営業日の発注。

残る作業は・・・運動期間中の街頭でマイクを持って話す場所を決めること。
ハガキの裏表のデザインを作り、汎用データーにすること(みんなのPCで印刷するため)
あ・・・タスキの手入れ(すこし名前の文字がはげてきていたり・・)

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先日、水辺の近くを走ったら・・
アオサギが帰って来ていました。春は確実です!が、
その前に、しっかり選挙・・・です。


選挙は、現在の選挙は決して効率的とは言えないシステム。
何故に、改革されないのか?

立候補を噂されている方の所へ、後援会長と一緒に突撃突然の訪問。
いろいろとお話ができ、いろいろとお話を伺うことができて、考える事が多々ありました。
それぞれの思いを持ちながら立候補するのです。
とはいえ、選挙運動とは立候補する人のためのものものではなく、有権者のための時間であるのだと行く先々で言われます。自分の町の町長が、議員が町民から選ばれる、その判断に値する情報をしっかり発信しているのか?普段からの政治活動や、議員活動が大切とは言いながらも、選択すると言う権利に対して、もう少しできることがあるのではないだろうか?と、考えます。

さて、まだまだ、やらねばならないことたくさんですが、まずは、明日はレポート配りをがんばろう!
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2015年03月20日

選挙準備・看板

選挙が近くなると、街の中に看板が立ち始めます。
この看板って、どこに立てても良いものではなく、事前に設置場所の申請をしてシールをもらって立てなくてはなりません。立てる場所にもいくつかの条件があるそうです。

「みんな見る?かしら?」と言う、そもそもの疑問がいつも交わされます。
事務所となる自宅の前には「後援会事務所」の文字入り。
目立つ色で、みんな様々。
8年前の今ごろ、看板屋さんに注文をして作ってもらった看板は、桜色!
桜色に黒の丸文字。
選挙のネット解禁の取り扱いで・・看板の写真を掲載しても大丈夫なのか・・良く分からないので今回は掲載しませんが「キャバレーの看板かと思った」等という声も以前はありました・・。それを言えば、他の方の看板だってね〜と思いましたが、慎みます(笑)
以前、看板ってどれくらいの値段で作ってもらいましたか?と言われたことがありました。8年前は一本が7000円だったかな?とてもしっかりしていて、塗装もまだまだ。今回も活躍してもらいます。

でも、もしかしたら、あと一本、必要になりそうなので、今回は「自分で作るか?!」と後援会での話。
手作り選挙ですね。来週のお天気の良いときにがんばって作ります。
でも、設置するにも今年はまだ雪が多くて・・埋まってしまうかもしれません。

今日、3月20日は立候補者予定者への選挙運動、届け出、その他に関する説明会です。
私は、実は、明日からの知床自然愛護少年団の準備もあるので出席しませんが、後援会の仲間が参加してくれます。いくつか、変わったことやネットの対応などの説明があると思います。
来週には議会レポートと一緒に、後援会討議資料も送られる準備ができそうです。
サクサクと、しっかり動いて行かなくちゃ!

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2015年03月18日

選挙準備・選挙カー

選挙運動期間中にスピーカーをつけて、ウグイス嬢と一緒に走り回る選挙カー
立候補に至るまでには、いろいろな書類や準備が必要になります。
選挙カーも、事前に審査を受けることになります。

1回目は自分の車でしたが・・マニュアル車だったのでみんなに不評。
グリーンの車体にマグネットのネームを貼り付けて走りました。
2回目はまるで同じ車を持っている友人から借りて。
同じだったけれど、これはオートマッチック。みんなに好評(あたりまえ・・)
そして今回は、これまでとは違う車。
同じなのは、マグネットのネーム。
しまい込んでいたので、ラグの下にひいて伸ばしている最中。
審査のためのイラストを描いて・・の作業。
これ、どんな車かわかるかな?
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キャリアルーフのついている車を借りました。ありがたい・・。
運転する人の免許証をコピーで提出。車の仕様も提出。マグネットネームの位置も・・
斜里町内は広いけれど、今年は5日間の選挙運動期間中のうち、2日間を「自粛」(つまり選挙カーを出さないことに)。
前回と前々回は1日(中日)自粛。新人は自由。
今日、その話を町の人にすると・・「なんで?なんで有権者に呼びかける任務をなくするの?」と言われ、返す言葉がなかった私。
申し合わせと言うことで、現議員が納得した「自粛」だけど・・
誰のための、何のための自粛なのか、上手く説明ができなかった。反省です。もちろん、病院、教育機関、福祉施設などの近くでは静かに。横断ほどの音も聞こえなくなると危険なので配慮は当然ですが。
「4年間で引っ越してきた人もいる。どうやって立候補者を選ぶわけ?情報はどうやって発信するわけ?
親戚、同級生、お仲間でやる選挙だけではないでしょうに・・」と言われまくり。

と言う事で、でも、今回は「自粛」に従って3日間、一生懸命に「つじだち」街頭演説を中心にがんばるかな。
名前の連呼で伝わるものではないけれど・・ステキな選挙カーでがんばろうかな。と、思っています。


posted by あとむ at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年03月17日

旅することと速いこと

議会も終わり、私にとっては議会終了後に作る「議会レポート」が、けっこうな時間をかけることと、来月の選挙に向けての準備でバタバタしている最中に。
長距離寝台列車のトワイライトエクスプレスと北斗星がサヨナラだったと「ありがとー」と言う声が響くテレビに気持ちをむけつつ。
「なんだか、納得できない」気持ちがありました。

学生時代には、釧路(根室だったのか?)ー小樽(だったと思ったけれど)の夜行寝台各駅停車(鈍行)の「からまつ」なんていうのがあって、リュック背負って周遊券を手にした私にとっては、これが旅の始まりでした。
それでも、寝台車両に乗るには勇気とお金が必要でした。寝台は上・中・下段がありました。

一度、釧路の駅の窓口で、「西鹿児島まで一枚」と告げて切符を手にして旅をしたときも(ずっと列車を乗り継ぎ)この鈍行寝台のからまつに乗りました。

新幹線が延長になり、延伸になり、どんどん移動の時間が速くなり、近くなった、近くなったと。
それはそれで、良いことなのでしょうが、はたして旅を誘うことになるのだろうか?
旅の楽しみの選択肢が消えていくことは、もしかしたら、旅の文化にとっては貧しいことにつながらないだろうか?などと思っています。
憧れのシベリア鉄道(ちょっとだけ乗ったけど)は始発から終点まで行きたいあこがれ。
オリエント急行は、憧れ以上の夢。いくつかの大陸横断鉄道だって、飛行機で行けば?なんて言われないでしょう。小さな国、日本ではあるけれど、移動のため時間をかける楽しみが旅と言う人もいるだろうし、目的地に速く時間をかけずに到着して、そこで遊ぶ人もいるでしょう。
遊びに行く、と、旅に出ると言うなんとなく違うんだけど・・と思う人は、少数派なのでしょうか。

東北から北陸を走った夜行寝台の、あの懐かしい停車駅の夜中の風景。
明け方、蒼い景色が遠くへ来たことを感じさせてくれたのは、移動した距離と時間が作り出してくれた郷愁だったりした。そんな旅の選択肢が、なくなってしまったようで、ちょっと寂しく残念に思った、弥生3月でありました。

さみしいなぁと。
posted by あとむ at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2015年03月16日

選挙準備と写真

3月議会も終わり・・私はまだ「議会レポート34号」を作っている途中ですが・・(早く作りなさいと言われ続けています・・)
3月20日に立候補者への説明会、4月15日は提出書類やその他の事前審査。
議会レポートが出来上がったら、ポスターを作ったり・・なかなか忙しい日々が続きます。

私の後援会も、もう、かなり前から選挙に向けて動き出しています。
日頃からの活動も支えてくれて、相談にのってくれて、政策内容や時には事業の方向性なども話し合える後援会です。いろいろな立場の人がいて、私の約束にもあるように「政党、派閥、イデオロギーに影響されない斜里町のまちづくり」に方向を見据えた集まりです。
ずいぶんと恵まれている環境で活動をさせてもらっています。

そんな中で、昨日まで「後援会討議資料」を作り、議会レポートに入れるために昨日、印刷発行をしました。
議会レポートを作った後はポスターです。
で、8年前、4年前のポスターのデザインを引っ張り出してみました。
1回目のポスターは、かなり笑えました。
まるっきりの主婦感覚・・。自分の顔写真を公衆に出すことの抵抗感ありありでした。
写真は使わない・・と思っていましたが、それではダメだよ、と、みんなの意見もくみ入れての作品。
4年前は3月議会中に他の議員さんが写してくれて写真を使いました。
友人に8年前のポスターのデザインを見せたら・・「変わっているね、インパクトあったかもね(笑)」とのコメント。

*前回の写真を掲載しようと思ったけれど・・なんと、もしかしたら公職選挙法に抵触するかもしれないので、さきほど掲載したものは一度、消去します・・。なんとか、他の方法で、考えましょう。

さて、今回はどんなポスターになるでしょうか。
少しでも、私の議員活動に向かう姿勢を表現したいと思うのですが・・クリエイティブセンスと言ってもやはり議員というイメージに外れないものに・・と言う事で、きっと「普通におさまる」ポスターになるんでしょうね。
posted by あとむ at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2015年03月14日

議会議員選挙・町の場合

2,3日前から地方議員のなり手がいない、女性議員の数が少ない、議員の高齢化という記事が続いています。
思い出せば、4年前もこうした記事を目にしていました。
でも、ここ4年間の経年変化の現実はその通りだと思います。
斜里町議会では、現在の14名議員のなか、今期で辞められる(選挙に出馬されない)方が2名いらっしゃいます。お二人のご挨拶を伺い、時代、時間の流れを感じました。

長崎県対馬の町では、50歳以下の議員の報酬を30万円に引き上げ、50歳以上の議員の報酬をこれまで通りの18万円にするという条例を可決しました。きっと、すごく賛否があったと思うのですが、こういう決断も出てくるだろうと思いました。
議員の仕事の評価って、ともすれば主婦の行う家事、主婦労働に少し似ていると思う事があります。
やって当たり前。でも、その内容は個人でずいぶん違います。

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若い人が議会に参加して欲しい。議員としてまちづくりに係わって欲しい。
若い女性が参加して欲しい、議員としてまちづくりに係わって欲しい。
そんな思いを持って、これまでの4年間は動いてきたつもりです。
そうした中で、言われたことが
「議会の中にしがらみを感じませんか?」
「年上の議員さんから感じるパワーハラスメント的な雰囲気はありませんか?」
「群れる、流される、見えない圧力や権力はありませんか?」
と、文章でいくつかの問いを出されたことがありました。もちろん、他にも色々ありましたが、上記の部分は私の感じた範囲で「ないとは言えない。感じたことはあります」と返事を出しました。
斜里町の議会がどのように見られているのか、考えさせられました。
以前にも書きましたが、斜里町議会のあらゆる場面でセクハラなんてことはありません。
「あ〜女だからかなぁ」と感じたことは私自身はありません。
でも、男社会だなぁと感じたことはずいぶんあります。

現在は、元議員だった方が立候補の予定だと聞いています。前回の選挙では立候補されなかった方です。
他にまだ立候補される方の話は聞いてはいませんが、「きっと選挙になると思っておくこと」と、後援会のみなさんから言われています。
来期に向けて、私が何を指標として活動するのか、それをしっかり決めて、みなさんに応援をお願いしなくてはなりません。
時代は私が思う以上に変化が早く、斜里町議会の議員の年齢も65歳くらいでしょうか?
(斜里町議会議員の議員紹介には年齢が書かれていません・・これについても何名かの方が書いた方が良いと言っておられました)30代、40代、50代の年齢層がいてほしいと思います。

議会改革は標準的な部分で、斜里町議会でも実施されていますが、議会の改革が行われているならば、議員も変わっていかなければなりません。それぞれの年齢の、それぞれの立場が多様になることで町も活性化していくのではないかと思います。もちろん議会の場だけの話ではなく、多方面にわたって多様性が引き出す生産的な取り組みは強くなるはず。

私たち主婦が、新しいレシピや食材で料理をしながらも、おばあちゃんの知恵袋が手放せないと言う現実はまさに、こうしたことです。
さて、しっかり3期目に向けて動きます。
posted by あとむ at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2015年03月11日

3.11 原発はやめるべきです

4年前、議員の任期最後の定例議会中、質疑の最中に議場が揺れました。
ゆるい揺れが、長く続き、地震発生時に「地震!」と声に出し、揺れが続く中で机の下にもぐり込みました。
私は、育った所が釧路管内だったので小さな頃から十勝沖、釧路沖の地震を経験して何度も学校で避難訓練も行ってきていましたし、地震に対する恐怖は大きいのです。
すぐに、議場で電源を切っていた携帯のスイッチを入れて、実家の母の携帯へかけました。
すぐに繋がり、安否確認になれた母は「大丈夫、無事、被害なし、震源はここではないと思う、大丈夫」を数秒で告げてくれました。それから、驚くほどたくさんの情報が携帯のTwitterから流れてきました。

議会は一時、休憩となり議員控え室のテレビをつけたとたんに、画面には仙台、若柳地区の映像が映し出されていました。まるでCGのようでした。

今日も朝からずっと、被災地の現状についてのレポートが流れています。
進まない復興、震災のあとからの経済活動。いまなお避難されている人。家に戻れない人。
1月17日には阪神淡路大震災から20年のレポートもくり返され、私も実際に神戸へは何度も足を運びましたが、いまなお、大変な暮らしをしている方がいる一方で、その復興はめざましいものがあると思います。

大きな、復興のネックは、福島原発の事故です。
いまなお、修復のメドも立たず、汚染水はじめ放射線濃度の上昇、セシウム、ストロンチウムの数値上昇が続いています。年末に東北道を利用したときには、積み上げられた除染の黒い袋が目につきました。
福島だけではなく東北各県、さらには関東に及ぶ農産物、海産物の販路にもまだ大きな影響が出ているはずです。人の手に負えないものを作ってしまった、そしてその怖さを多くの人は知っています。
もしも・・・そんなことはあり得ませんが、でも、もしも、原発がなかったら、原発事故がなかったら、と考えると震災の復興は大きく変わっていたのだと思います。

誰もが知っている地震国です。火山の島です。大きな地震を食い止めることは、無理でしょう。
でも、原発は止めることができます。「止めたって利用済み核燃料はどうするんだ?」という人もいますが、今以上に増やすことの方がリスクが大きいことは誰でも分かることです。
国が、この私たちの国が、原発を廃止する、これからも稼動しないことを決めれば、廃炉に向けて動き出せば、しっかり対応をとれば、そのための事業に資金も費やせます。
私たちの中にも将来に向けての安心ができます。
もしかしたら、風評被害と言う言葉も消えるかもしれません。先の見えない不安が風評被害となっているかもしれません。
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忘れてはならない震災の被害ですが、いまなお、なんの解決も対応もできない原発被害は続いています。
この国の進むべき方向が、問われているはずです。

改めて、多くの犠牲者の方々のご冥福と、ご家族のみなさまへお見舞い申し上げます。
posted by あとむ at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2015年03月10日

2015 3月議会終了 鉛弾意見書とか

北海道新聞に(3月10日朝刊)、議会最終日の議案第3号で上程された意見書が記事になって出ていました。
オホーツク版の議会の様子の欄に掲載になるくらいかなと、思っていたら、全道版でした。
この、動きを広めるためにはありがたい記事になりました。
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3月3日に始まった議会は、初日から悪天候影響で大丈夫?と言うドキドキでした。
3月2日午後に通行止めになった国道ですが、翌日7時には開通され、家の前の除雪作業も行われ、無事に40km先の役場へ辿り着くことができました。
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今回の私の一般質問は、高齢者の外出支援のために現在の路線バスの利用促進をはかるために助成しては?と言うものが一点。
もう一つは、ふるさと納税をもっと活用しては?と言う2点です。

町でも、これから福祉バスとかコミュニティバスの活用を考えているようですが、現在運行の路線バスを、もっと使いやすくして、できるところから利用促進をはかっては?と、思います。地元のお店で買い物がした、自分たちで出かけていって食事をしたり病院へ行ったり。
自分たちで動くこと、これはとても楽しく元気を増進します。そのために、現在の路線バスを利用できる人達へバス代の助成を行って利用しやすくする取り組みをすること。そうすることで、現在検討中の福祉バスなどの対応についても課題やヒントが生まれると思うからです。
現在もスクールバスの利用は行われていますが、一方で、その利用が必ずしも高齢者の利用促進にはつながっていない現状もあります。そこは、利用ルールや対応、検討で解決できるはずです。
みんなで、高齢者の足の確保を考えなくてはなりません。

もう一つのふるさと納税ですが、斜里町は100u運動への寄付をふるさと納税としているのです。これまでも、何故そこだけにこだわるのか?と言う問いに対しては、この運動は他とは違い寄付者の思いと誇りがあるため、と言う理由ですが、私は他の自治体のように、斜里町の誇れる物産品をふるさと納税者にたいして送ることが、この100u運動への寄付への異議を変えてしまうものになるとは思えないのです。
むしろ、斜里町のふるさと納税の取り組みを、より深く知ってもらえる広がりに繋げていけるものとして利用すべきと思います。
最初は、「あら!美味しそう!」で目に止まるかもしれません。でも、同時にこうした運動を展開していて、たとえば、その運動地を歩けるガイドツアー特典があったとしたら?
この豊かな自然の中で育まれたものを、届けられるとしたら?
今以上に、豊かな知床の自然の貴重性を知ってもらえるきっかけにつながるはずです。
・・が、町はこのふるさと納税制度を積極的に活用する方向性は持っていないようです。残念。
あきらめませんけどね(笑)
何のための「しれとこブランド」?町でお金を出して認証して・・おかしいですよね。

と、これから、まだまだ、3月議会のいろいろをお知らせします。
とりあえず、今日はここまで。
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posted by あとむ at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動