2014年05月19日

総合計画と知床自然大学

現在、議会では第6次総合計画の特別委員会を設置して審議を行っています。
全体的な構成、あるいは意図する部分の解釈、文言などの精査も含めて審議しています。
その中で、第3次、第4次、第5次と過去に記載されていた「知床自然大学構想」について,新しい総合計画の中に記載がないのはおかしいという意見が一般質問でも出された経過から、その部分について調査や協議が行われています。

総合計画は2つの小委員会に別れて,個別の分野を審議していますが、この自然大学については,民間で設立財団が作られ活動されていることを踏まえて、小委員会ではなく全体で財団の関係社の方に来て戴き,話を伺う機会を3月19日に作りました。
現状での課題、あるいは取り組みなどを説明戴きました。
その後、総務文教常任委員会メンバーでの第一小委員会で、総合計画の策定委員の方に来て戴き,策定の経過、あるいは議論の経過などについて話を4月23日に伺いました。

私は,以前にこのブログで書いたように,自然大学院大学については、町は、この構想を町で取り組むべきものかという点では、一定の整理をつけているものと思っています。同時に、財団を設立され活動している理念、考え方を否定するものではありませんし、もしも、議員という立場でなかったなら、夢があっていいな〜と思っているかも知れません。
でも、今回は斜里町の向こう10年の町の方向、あるいは事業に対して作り上げる総合計画に組み入れるべきではないと考えてきました。
それは、何度かの委員会、あるいは参考人としてお話を伺ってきたなかでも、そのように思ってきました。

しかし、4月23日での委員会では、総合計画に民間で動いている自然大学について
「支援するという一言はあってもいいのではないか」
「町民が動いているのだから、何らかの形で支援すべき」
「あとで書き換えることもできるのだから,一文入れてもいいのではないか」
「言葉を選んでもいいので,載せてほしい」
一方で、
「民間でどのように運営していくのかまだまだ未定。町に財政的支援は求めないと言っても、文章に記載される責任は重く,町民にも十分にこの件について理解を求めることが必要。現状では記載すべきではない」
と言う意見がありました。
私は、これまで何度かツイッターでも書いてきたように、町の事業ではないのだから総合計画には記載するべきではないと思っています。しかし、今後、なんらかの形で町が係わることについては、町民の理解の中、あって当然だと思っています。

で、先日の委員会では,総合計画の中、なんらかの記載を行うということで 自然環境の保全と適正利用の推進(政策1−1−1)の現状と課題の中に固有名詞は避け、「研究、高等教育機関等の連携と活用が求められている」という文言を加えることになりました。
こうした表現は、現在も知床をフィールドとしている研究機関、あるいは今後考えられる大学等との連携も視野に入れた,知床の価値を高めていくことにもつながることになるので、良いと思いました。

今月27日に臨時議会が開催され,その後、総合計画の特別委員会が開催される予定ですから,また、その結果をみなさんにお知らせします。

この、自然大学と総合計画については,ずいぶんたくさんの方からも様々な意見を戴きました。
多くは,一般質問でのやり取りの中、町長の言うとおりであること、あるいは私の意見に同意できるという方が多かったのですが、その中でも「今回の大学院大学にたいして関心はない、関係ない」という意見、あるいは「大学構想にな賛成だけど町がやるべきではない」などの意見が多数でした。
「どうなった?」
「どうなっている?」という問い合わせも戴き、上記内容をお伝えしてきましたが、やっとブログにも途中経過をお知らせすることができました。

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4月6日、とても珍しい状態になった知床です。冷たい雨が樹木について凍って行く状態で、晴れた時には全てがキラキラでした。この日はウトロでは自治会の総会。みなさんが,こんな景色は見たことがない!と言っていました。
自然は,不思議ですね。


posted by あとむ at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり