その中で、まず、「みらいあーる」の報告をします。
当日は風もなく、陽射しがまぶしいお天気でした。(昔から10月10日は晴天率の高い日だと言うことです)
この施設は、一般ゴミの処理を行う「高温高圧式処理場」と、生ゴミをたい肥化する施設「屋内高速堆肥化施設」、そして「小動物焼却施設」と「最終処分場」に大きく別れています。
まず、高温高圧処理施設ですが、前日に運び込まれた一般ゴミ、そして事業系のゴミがヤードに積まれていました。これらのゴミを高温高圧の釜で処理していました。込みを処理して出てきた生成物を燃焼させるバイオボイラーも順調に稼働。現在、建設が始まっている国保病院のボイラーにも使用されます。気になったのは、分別をしっかりされていないために、一般ゴミの中に鍋や金属が入っていたこと。
あとは、燃料ペレットに生成されて燃焼させられ、ゴミ資源が循環していることが確認できました。
みなさん、だいじに使いましょうね。
そのためには、やはりしっかり分別が必要です。
処理を待つ一般ゴミのヤード
一般ゴミになぜか、鍋が入っていたり!
ペレットに形成された一般ゴミの生成物燃料
そして生ゴミ処理場です。6月の議会で生ゴミの水分量が多く、なかなか発酵が進まないとの報告がありました。対応は改善されつつあると報告がされましたが、実際見た感想は・・やはり、まだまだ水分の問題が解決されていないのではないかと言うことです。
以前、視察で洞爺湖町の処理場などを見学させてもらいましたが、臭気、温度、水分などからも、ずいぶん違うように思いました。
生ゴミの処理に関しては専門の業者なはずです。斜里町の生ゴミ質の調査などは大丈夫だったのでしょうか?改善されている途中だとは思いますが、まだまだ、課題は多いと思いました。これから、外気温も低くなります。発酵温度を保てなければたい肥化への発酵は進みません。発酵が進まなければ臭気対策も解決しないでしょう。
幸い、建物外部への臭気はほとんどなく、建物の中に入って始めて感じる臭気でした。脱臭設備は効率よく稼働していました。
しかし、屋内の臭気はひどいものでした。しっかりとした、対策が講じられるようにと思いました。
生ゴミはしっかりと水分を切って出すようにしましょう。ちなみに、我が家では夏の間は自家製の生ゴミ堆肥化で処理しています。EMのぼかしを使って発酵させて晩秋には堆肥として利用しています。冬は凍結するのではやり生ゴミとして出さなければなりません。しっかり、水切りしましょう!
生ゴミ処理場向かいの粗大ゴミヤード
他、水処理、粗大ゴミなども見ましたが、大きな問題などなく稼働していると思いました。
4月にオープンした施設です。日常の清掃を心がけ、いつまでも清潔で丁寧な利用が必要だと感じました。古いことと汚いことは違います。公共施設の維持管理には特に丁寧さと日頃の手入れが必要だと思います。
私たちの生活から出されるゴミ。他人事ではなく、常に関心を持って行きたいものです。
以久科処理場は解体も終わり残っている生ゴミの堆肥化中