2012年08月19日

全ては生きるために!

生きるために、命をつなぐためには何が必要でしょうか?
住むところ?
衣服?お金でしょうか?

答えは 食べるもの。

食べなければ、人は生きてはいけません。人ばかりではなく、この世に存在する全ての生き物は何かをそれぞれ食べながら生きているのです。改めて言うようなことではないかも知れませんが、それが事実です。

こんなことを改めて考えるきっかけになったのは、友人から借りて読んだマンガと最近の知床のヒグマ事情。
マンガは中年に近づいてきた弁護士の主人公が、とてもマメに料理をする人で、料理本かと思うような場面がほとんどなのです。もちろんそれだけではストーリーは成立せず、実はその人はゲイであり一緒に暮らしている人はもちろん男性。彼らを取り巻く世情や家族との関係が描かれています。
そんな中で、料理を作る主人公に相手の男性が「料理を作るきっかけ」を聞きました。
その答えの中に「今の自分の身体や健康は全て異聞が食べてきたもので成り立っている」という一説があり、なるほど、本当にそうなのだ・・水も食べ物も・・全て自分が食べてきたもので自分は構成されているのだ・・と。
毎日、3食の食事を作りながら「何を作ろう、何を食べよう」と献立に悩む日々のなか、このマンガにいろいろと教えられた気がしました。たかが、マンガ、されどマンガです。

貸してもらったそのマンガの6巻中の2巻目あたりを読んでいた頃(私は一日の生活を終え、布団に入ってから寝付くまでの間に活字を、しかも頭の中をリセットする内容の活字を読むことを習慣としています)
我が家のすぐ横で、ヒグマが駆除されました。
お盆最中で在宅だった午後の時間、先日の風雨で倒れたインゲン豆に添え木をしようと外へ出たら、顔なじみの知床財団の人がちょっと緊張した気配を持って私のハウス横にやって来ました。近所の家の人に目撃された小型のヒグマがこちらへ走って逃げたということでした。
結局、しばらく隠れていたであろうヒグマは、ハウスのすぐ横の草の繁みで、思わず動いてしまったガサガサの音を私の耳に伝えてしまったようで「ここにいるかも知れない」で、駆除されました。
フェイスブックにもツイッターにも書きましたが、いくら山の近くとは言え、近所にはたくさんの子どもたちがいる環境ではこの対応は仕方のないことだと思います。
「麻酔銃でなんとかならないのか?」と言う人もいましたが、麻酔が効くまでの間はパニックなるでしょうし、動き回ります。撃ってすぐにパタン!と寝てしまうことはあり得ない状態では危険です。

先に書きましたが、生き物全ては 食べること=生きること で行動しています。きっと、食べ物を探すこと、食べるために行動しているはずです。先日、テレビでも新聞でも報道された道路沿いに捨てられていた食べ物の入ったゴミの投棄は本当に残念なことです。

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ヒグマの出没や目撃件数が多い、あるいは人の存在に慣れたヒグマへの対応など、今年の夏はヒグマに対して問題がたくさん出てきました。世界遺産に指定された知床。その価値は生物の多様性と食物連鎖の循環です。
そのエリアで、これから私たちはどうやって対応して行かなくてはならないのか、考えるときだと思うのです。
大きな身体のヒグマは、ここ、知床の自然の中で育まれたもの。
一方で、旭山動物園から逃げたフラミンゴは動物園の管理下にあった生き物です。

食べること、生きること、そして野生動物とこの知床の自然の価値。
例年のように忙しい、慌ただしいお盆の季節の中で、今回は「生きるため」についての関わりを考えさせられました。
posted by あとむ at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2012年08月09日

8月・雑感と処々報告

お久しぶりです。

みなさん、今月号の広報と一緒に届いた「議会だより」は読まれましたか。
時々、今も「議会ってなにやってんのよぉ〜」とか「どんなことやってんのかさっぱりわからん」とおっしゃられる人がいらっしゃいますが、せめて、みなさんの税金で作製している「議会だより」くらいは読んで欲しいと思います。
この「議会だより」の作製は広報常任委員会の場で、当たり前ですが議員自らで校正編集を行っています。かつての時代のように全部事務局にお任せ!なんてことはありません。定例議会が終わってから原稿を書いて、提出して、編集校正を行いゲラ刷り、そこでも校正、確認作業を行い、最終チェックは委員長が確認して発行されます。
だから、読んでくださいね〜「斜里町議会・議会だより 最新版!」もちろん、インターネットで開きます!クリック!ぷりーず

さて、6月定例会後に発行しました「桜井あけみの議会レポート 23号」にも書きました国保病院の内科のお医者さんが7月から勤務!と言う事でしたが、どんな事情があったのかは分かりませんが・・7月中に退職されてしまったそうです。
なんとも、残念。斜里町の国保病院に勤務して戴くにあたり、どのような条件だったのか、なぜ、来てくれたのかは分かりませんし、その後、何があったのかも分かりませんが、たった一ヶ月の勤務だったというのはやはりおかしいと思います。
国保病院のホームページも、外来担当医師のスケジュールもエクセルをダウンロードしなくてはならず、見にくい、使いにくいとの声もありました。現在もやはり、たしかに使いにくい。退職された佐藤医師の名前も残っていたり・・・
と言う事で、国保病院の内科の常勤医師3名体制は、また2名体制に。
これからも、医師確保は続きます。

9月から議会中継が始まります。みなさんのパソコンやスマホからアクセスできるUSTで議会を中継、さらに録画で再生できるようになります。試験的に画像や音声を確認しましたが、充分だと思いました。
先日、8月6日に議員だけの全員協議会が議場で開催されました。協議議題は「斜里町自治基本条例」策定の中で議会の部分について、特別委員会で協議したものを全議員の意見をもらい、議論して確認するものでした。
議会として、議員としての責務や役割、そして議会活動などについての項目を確認していきました。
一般質問の一問一答
通年議会
政策に関して、討論など、これからより一層の活性化した議会のために必要な事項を盛り込みました。これから、行政と調整を図るでしょうがどのようになるのか、楽しみです。全員協議会も議事録が作られます。基本条例の中の議会の役割、今後どのように扱われていくのか注目したいものです。

フェイスブックとツイッターを毎日チェックし、書き込みをしています。
情報を発信した分、入ってくる情報も多くなり、また多方面からの意見も集まります。行政の政策に意欲的に活用されている自治体も多くなってきました。あらゆる、情報発信のツールとして取り入れていくことは必要な事だと思います。
みなさんも、フェイスブック・ツイッターにアカウントを登録されてはいかがですか?

桜井のツイッターは、このブログ画面の左側にあります。そこをクリックしてみてください。
また、フェイスブックは「桜井 あけみ」で検索すると出てきます。

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 岩尾別で・親から別れたばかりのヒグマの兄弟
posted by あとむ at 16:36| Comment(2) | TrackBack(0) | まちづくり