で、おかげさまで今年の6月25日から登山道への通行が可能になり、知床硫黄山への登山が出来るようになりました。(今までも行こうと思えば行けたとは言え、かなりきつい行程になっていました)
そこで、今日(8月20日)、環境省の主催による「硫黄山・新噴火口・魅力再発見」という散策会に参加してきました。定員15名とスタッフ3名。講師に博物館の合地学芸員。
大変楽しい企画でした。
林道に仮設小屋を設け、登山する人達を管理していました。
6年間使われていなかった登山道はすっかりヒグマの道路になっていたようで、たくさんの糞がありました。以前は登山道以外で見かけることはありましたが、道路に落ちていることはあまりなかったので驚きました。
自己責任と管理・安全対策という問題は、まだまだ整理されることなく、曖昧に流されている問題だと思います。
カムイワッカまでシャトルバスを利用しましたが、これから山へ向かう人達と、カムイワッカへ観光で訪れた人達、どちらも「たのしい知床」ではありますが、華奢なサンダルにタンクトップの出で立ちと、装備万全な登山者の姿を見たときに、自己責任と安全管理という問題の難しさを実感しました。
この登山道の利用は8月25日までだそうです。なぜ、8月25日なのか、詳しくは分かりませんが、これから9月にかけても登山には良い季節です。2ヶ月間という根拠はなんなのでしょう?林道を管理する立場の機関、利用する機関、いつも釈然としない気持ちになります。
今年5月に訪れた、四国の徳島・剣山山麓の国道を走ってきた限り・・オーバーハングした岩などもない、車がすれ違える巾もある知床のカムイワッカの林道のほうが遙かに立派だと思います。「管理」ってなんでしょう?ね。
新噴火口での楽しい企画。写真を見てください。
入林ゲートです
登山道入り口
ヒグマの糞(ドングリとか松、ナナカマド?)
採掘跡地
新噴火口
噴出口の温度計測・97度!
海もきれいに見えました。