2011年01月27日

雪かきしながら考える

一昨日から、いや?ここんとこ毎日のように雪が降り積もるウトロです。一昨日夜から、今日現在までフワフワの雪がずっと降り積もっています。一日、何度か雪かきをしていますが、なかなか大変です。
とは言っても、回りには空き地があるので、助かります。
街中のように、たかく積み上げた雪が道路脇にある状態にはなりません。斜里町の除雪は委託業者さんがやってくれます。ウトロは斜里建設。でも、これまでのようにみんなは「かつらだ」と言っています。

たくさんの家があると、雪かきも大変です。
まず、それぞれの家の立地条件。道路に面している空間が広い家。間口は狭く奥行きのある家。屋根からの落雪、入り口の場所、きっと条件がいろいろ。除雪では自分の敷地内の雪を道路に出してはいけないことになってはいても、なかなかそれを守っている人は少なく、中には隣の敷地に捨てる人もいるらしく、わだかまりも生じています。
また、地域によってもずいぶんと条件が違うものだと思います。

ウトロは漁師さん、ホテル、が多く、小型から中型の「重機」と呼ぶ、タイヤショベルがとても多いところだと思います。そして、たくさんの人がその「免許」を持っているので、雪が降ったときはウトロ中からタイヤショベルの音が聞こえます。

ここに暮らして20年以上がたちました。
最初は雪かきが慣れていないので、後のことも考えずに、とりあえずの雪かきをしてきました。最初は良くても、3月にはどうにもできずに泣きました。今は、歩くところ、車を止めるところ、車庫の前の雪を3月までどうやって敷地内に堆積できるのか?を考えての除雪作業です。今はこの場所に積み上げられても、次に降ったら無理だから・・少し奥に排雪しよう・・とか。

そうやって、息を切らしての雪かきをしていると、町の計画も同じ事なんだ・・と思います。先のことを考えて計画を立てるのは当たりまえ。でも、先と言っても5年くらいの先ですが、先を見て事業を展開しなくてはなりません。

明日は臨時議会です。2つの交付金事業「きめ細かな交付金事業」と「住民生活に光をそそぐ交付金事業」の補正予算を審議します。
「きめ細かな〜」には国から約6700万円、町から4000万円で総額1億円の予算で、ゆめホールの設備整備、公共施設の修理、道路の補修などに充てられます。
「光をそそぐ〜」は国から1000万円、町から1000万円の2000万円のほとんどが、博物館の整備などに使われます。それから斜里中学校の体育館改修費に約4億8000万。
人口13000人弱の町ですが、たくさんのお金が動きます。

どのような事業に、何を目的としてこっれらのお金が使われるのか、明日の臨時議会は一日だけですが、しっかりと説明を聞き審議してきたいと思っています。

それにしても・・交付金のネーミング。最近は「?」と言う名前の交付金が続きます。誰が、つけているのでしょう?

少し雪が小降りになりました。もう一度、雪をかいてこようかな。それにしても、積もったこと!
posted by あとむ at 15:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年01月23日

ネガティブキャンペーン?

先日、町内の方から電話をいただきました。非通知の設定がある電話でした。お話を伺うと、町内の方で、私の議会レポートを読んでいてくださる方であることはわかりました。
その方は「桜井さん、もうすでに議会議員選挙のネガティブキャンペーンが始まっているから、しっかりね」と言う内容でした。
18日に実施された自治会連合会役員との懇談会で、話された内容について某議員の広報に「S議員」として書かれているというのです。あ〜!!と、思い当たる事がありました。内容は「一昨年の病院問題を考える会の集会で桜井議員(この部分がS議員となっていた)が、会場からの質問に1人で応えていて不愉快だった」と言うことが「話された内容」のひとつに書かれていたと言う事です。

確かに、18日の席上ではそのような質問がありました。これと同じ内容の質問は昨年の同じ懇談会でも受けた内容でした。その時の質問で「不愉快」という表現だったかどうかははっきりしませんが、この事が、どのような意図の質問なのか私にはよく理解できませんでしたが、これには木村議長が議会として対応した集会ではないと答えてくれました。
わたしは、その広報誌を読んではいないので詳細はわかりません。

電話をしてくださった方は、このようなことを、わざわざ、詳しい説明もなしに自分の広報に書くということ自体が、いやらしい意図があると指摘をしてくださいました。
また、同じような確認の電話を違う方から今日もいただきました。

私は、そう言うものなのか?そんな意図で書かれたものではないのではないかと思います。また、デタラメでない限りどのようなことを書かれても良いのではないかと思います。きっと、詳しく懇談会のことを書きたかったのだろうと思います。
お二人とも、心配してくださっての電話でした。ありがとうございますとお礼を言いましたが、同時に、そんな意図はないと思う。とも伝えさせていただきました。

本当はずいぶん驚きました。町議選は4月の話です。でも、町ではいろいろなところで、様々な話題が出ているそうです。

巻き込まれないように、批判や誹謗、中傷からまちづくりが生まれることはあり得ません。もっと、良い町にするために、もっと自分たちの町が良くなるためにがんばる人がたくさんいる方が良いに決まっています。そして、私もその1人としてがんばるつもりです。
巻き込まれないし、ネガティブには動きたくありません。そんなマイナス思考の動きは、みんなの意識から一掃して、前向きで明るいポジティブなまちづくりを実行しなくてはなりません。

みなさんも、そう思いませんか?そのほうが、良いはず。

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 今年の流氷はきれいです。見に来てくださいね。
posted by あとむ at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2011年01月19日

議会レポートNO.16

昨年12月議会の様子を書いた議会レポートをホームページにアップしました。どうぞ、ご覧下さい。
斜里町定例会12月議会・議会レポートbP6

昨夜、開催された「自治会長・連合会役員と町議会議員との懇談会」。
私は、議会の中で行われていることを少しでも理解してもらえるかもしれないと、毎回期待して出席するのですが、毎回、大きな残念な感覚を持って帰途につきます。
議会の活動と議員個人の活動を区別できない。それは、議員も同じだと思います。昨日のテーマのひとつに、「地域住民と議員さんの関わりはどうあるべきか」と言うテーマがありました。
まず、地域住民とは誰を、どのような場面をイメージしているのでしょう?そこは、各人、バラバラだったと思います。
そして「議員さん」というこの表現に、これまでの「議員と地域の関係」がまだまだ払拭できない状況があるのだと思いました。
確かに、議会議員は住民の声を聞き、行政が行うことにその声が、その意見が反映されているのかをチェックする役割があります。このテーマで言うと、住民と議員の関わり方について、いろいろな意見がでるかと思いきや・・実は、各自治会が議員との関わりを持たない(つまり役員会に来て欲しいとか、行事に参加して欲しい)という親睦が出来ないところがあるということに問題を持って行かれたのです。

そこで、議会としてと言う動きと、議員個人の活動という区分けが問題になります。

いずれにしても、こうした懇談を有意義で生産性の高いものにしないといけないわけで・・議会としてもせっかくの機会です。もっと、これからの議会改革や運営についてヒントとなるものを得られるようにして欲しかったと思いました。

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 今日、2011年1月19日・ウトロは流氷接岸です。
posted by あとむ at 13:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2011年01月16日

役場の職員

先日、道南の斜里町とさほど人口も規模も変わらない町の人達と話をする機会がありました。自営業の方、従業員の方、農家の方たちでした。町で取り組んでいること、町の問題などについて話を伺っていました。
そこでの会話で、印象に残ったことを書きます。

その6名ほどの方々は、ひとつの団体の方ではなく、それぞれの立場でその場に参加されていました。町の取り組みや、行政サービスなどについて話が及び、さらには経済的な問題にも話が及びました。どこも抱えている問題は同じです。人口も減少傾向にある中、財源確保のこと、それに伴うサービスの事などを話していきました。
そんな中で、「でも、役場の職員はこの大変な中でよくやってくれているよ。」「一生懸命だからね」「うちの町の職員さんだから」という話が言葉の中にたくさん出てきました。

ちょっと、正直、驚きでした。
私は、ここ4年間、町の人達から耳にする言葉の多くが「職員は仕事をしていない」「仕事を増やさないことばかり考えている」と言う声を多く耳にします。中には「あいつら」と言う言葉も聞きます。
しかし、実際に話をしたり、様々な事業で話を聞くと、いつも聞かされる様子とは違うことも見えてきます。
確かに、十分に皆が思うように対応が出来ないことはたくさんあるでしょうが、それを持ってして「職員は云々」という表現はおかしいのではないかと思うのです。

役場もトップがいて、その中で業務が行われるシステムです。
職員の意識改革という言葉も言われますが、もしかしたら、意識改革が必要なのは職員ばかりではなく、町のトップ、そして私たち住民、含めて議会なのではないでしょうか。
「うちの町の職員さん」が、住民のために、町のために働きやすいように、いっぱい力を発揮してもらうために大切なことは、どうすることなのか?それを考える時期になっています。

はたして、斜里町役場は働きがいのある職場でしょうか。楽しい職場でしょうか?
働いた成果は民間のように収益を上げることではなく、規模を大きくすることではないはずです。その成果はだれが、どこで評価してあげられるのでしょう。
わたしも、道南の町の人達のように、「うちの町の職員さん」と言えるような、意識の改革が必要だと思いました。そのために、やることを考えます。

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 缶ビールの箱で、定規も使わずに組み立てる甥っ子の作品


posted by あとむ at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 会話から

2011年01月10日

議会の仕組み

定例議会ごとに発行している「議会レポート」も16号になりました。まだ、HPにはアップしていませんが(もう少しお待ち下さい)、毎回、レポートが届きましたよ、と何人もの方から電話をいただいたり、お手紙をいただきます。
内容は、レポートのこと、他の問題がどうなっているのか、議会のあり方をこうした方が良いのではないか?さらには、自分たちで出来ることがあると思うが、どうだろうか?といろいろなお話があります。
そんな中で、時々、「議員なんだから、もっと、こんなことをやるべきではないか?」というお手紙や電話をいただきます。その「こんなこと」の内容ですが、「だれそれの家はなにそれを滞納しているらしいから、それをなんとかしてはどうか」とか、「さっぱり町の景気が良くならない、仕事がないのでなんとかならないか」とか「ゴミ収集の仕方が良くない」「除雪が遅い」「職員の対応が良くない」など様々な内容があります。
その都度、確認できる内容に対しては役場の職員の方に話を聞き、対応をとってもらうこともあります。個々の要望に対して個別の特定な対応になることは出来ません。ですから、指摘された内容が、その事業全般に起こっていることなのか、何科の事情がありそのような対応になっているのかについては確認をとって対応をしています。

以前、病院の問題の時に(現在も問題は解決してはいませんが)議会は何をやっているのか?と言われましたが、何もやっていないのではないかと言う意味で言われたのか、何をやっているか分からない、と言う意味で言われたのか、私には最後まで良くわからなかったのです。議会には人事に関することや、事業を実施していく執行権はありません。
議会が何をやっているのか分からない、と言う部分では確かに「何をやっているのか十分に住民とコンセンサスが取れている」とは私も思えませんし、斜里町議会には具体的に議会が何をやっているのかと言うことを示す場も作られてはいません。
しかし、なにもやっていないと言うことはなく、議会の仕組み、役割に基づいて動いているのは事実です。

議会がどのような経過で、その予算を議決したのか、事業を良しとしたのかと言う経過などについて、今までとは違った取り組みが必要となります。しかし、その必要性をみんなが必要と思っていなければ、取り組みも要らないことになります。
議員個々の活動は、議会がどうしなければならいかで決まってくるものです。議員ありきの議会ではなく、議会としての議員活動になるはず。つまりは、斜里町議会がどうあるべきかで議員活動も決まってきます。
残念ながら、現在の斜里町議会では議会がどうあるべきか、何をすべきかという点では、これまで言われてきたように「議会が何をしているのかわからない」域から抜け出てはいないと思います。

議会が持つ役割、議会の仕事、そして現在の議会活動、議員活動をもう一度考えてみませんか。
4月の統一地方選を前にして、これからの4年で議会は変わらざるを得ない時代になります。斜里町の議会はどうあるべきなのか。

私は、私の発行するつたない内容の議会レポートに対していただく様々な意見を聞き、もっともっと「何をやって、何が、どう決まっているのか」を知ることがこれからも必要なひとつの手段だと思います。が、これで充分とは思えません。

今月18日、自治会連合会のみなさんとの意見交換会?懇談会が開催されます。出来れば、その場でも議会がどうあれば良いのか?を伺ってみたいと思っています。

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 2011年・1月2日・釧路湿原で朝日の染まる空

posted by あとむ at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2011年01月09日

2011・成人式で

本当の成人式はカレンダーで見ると明日、10日のはずだけど、おそらくたくさんの自治体では今日9日に成人式を実施したと思います。
そもそも、日本の祝祭日はどうなってしまったのだろう?という疑問から始まってしまいませんか?
意味ある日にちだった祝日が、突然、月曜日?に整理整頓させられて。祝祭日の意味などどこかへ行ってしまった感があります。このような極めて一方的な見方や考え方で決定されていくのはやはり危険です。日本の暦の話ではありますが、おそらくこのように考え決めた人に悪意などはこれっぽっちもなかったと思います。いけないのは、多面的な思考や議論の欠如です。今となっては、もう仕方なくあきらめるしかないのでしょうか?「ま、良いじゃない、仕方ないし、考えようによっては便利だし」と言うこともあるでしょうが。本当にそれで良いの?と、思う人間がいても良いかな・・と。
今日の記事には直接関係ないけれど・・昨今のカレンダーを見るにつけ考えてしまうので・・ちょっと、書いてみました。

さて、斜里町の成人式です。
議会議員として出席してください(強制ではないけれど)と、今回で4回目の出席になりました。
今回は息子の同級生がたくさんいましたので、みんなの顔を見るもの楽しみのひとつでした。私の出席した過去3回の式と、少し内容が変わっていました。企画としては良かったかも知れませんが、みんなの成人式、という点から見ると少し「あれ?」と思うこともありました。毎回思うのですが、もう少し、成人のみんなが「参加」する式に出来ないかと思います。(もう少し工夫が欲しい気がするのです)

来賓の挨拶も、みんな静かに聞いていました。
議長の励ましの言葉が今回はヒットでした。「お題をいただき、ととのいました、をやってみます。成人式とかけて・・因数分解。どちらも括弧が必要」と。かっこいい、外見だけではなく中身もかっこいい成人になって下さいと言うものでした。お見事でした。

参加したみんなは、とても元気で明るくて若いオーラがたくさんでした。彼らを見ているとこれからの時代に期待が持てます。

そうだ、今回の感想。
お父さんお母さんの数が、これまでの4回の成人式で一番多かった。(これからは、多くなっていくんだろうな〜)
女の子のお化粧では、みんなのツケマツゲにびっくり。ネイルアートの派手派手に驚き!(流行と世相を感じました)

我が家の息子も成人を迎えました。
みんなのこれからを応援します。おめでとうございます。

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 町民憲章の唱和・寺田瞬クン
 
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 みんなで記念写真・やっぱり主役は女子?
posted by あとむ at 22:52| Comment(4) | TrackBack(0) | まちのこと

2011年01月01日

2011年元旦に

みなさん、今年もよろしくお願いいたします。

議会がやるべきことを、その議会の一員である議員としての立場から、これからも動いていきたいと思います。
そして、議会はだれのための場であるべきか?の問いかけを改めて考えましょう。
議会は何のためにあるのか?

出来ることから

2011年始まります。

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 元旦に初日が見られなかったので、丹頂鶴を見てきました。
 
 穏やかで平和な世界を祈ります。
posted by あとむ at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記