2010年11月26日

札幌へ行ってきます

議会に入る以前から、まちづくりの活動をウトロ地域のみんなとしてきました。その活動は現在進行形で続いています。「地方の時代」とか「地域主権」と言うように昨今はとても「地域」という言葉が流行っています。
でも、地域って?と考えたことありますか?
一括りではどうにもならない、漠然とした言葉です。
この、地域という言葉を、これからよく考えて行かなくてはなりません。

で、札幌へは「シーニックバイウェイ・全道フォーラム」に参加するのです。
シーニックって?という方は「シーニックバイウェイ北海道」をご覧下さい。このフォーラムに参加するためには、札幌へ午前中に着かなくてはなりません。そして、翌日の夕方に札幌を発つしかないのですが、ウトロからだととても大変です。
でも、これまでは女満別から朝一番で飛んで、夕方最終便で帰ってきていましたが・・飛行機の席は取ることができませんでした。JALの経営縮小です。航空機が小さくなったのです。当然、いつも満席。
で、夜間高速バスのイーグルライナーで出発することにしました。
でも、少々不安です。前回、利用したときには強い香水の香りですっかり三半規管がやられたようで、札幌に着いたときには悲惨な状態になっていたのです。今回も、最後まで迷いましたが・・この季節、車で走るのも不安ですから。

さて、シーニックの活動は私にとっては、様々な地域の情報をもらうことです。もちろんその情報をもたらすものは人。人のつながりがとても大切なことであることを、まちづくりの中で学びました。
さて、心細い長距離バスですが、新しい出逢いと、様々な地域の情報をお土産に持って帰るために・・行ってきます。

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 ツリバナ 知床ではあまりたくさん見ないですね


posted by あとむ at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年11月13日

2010/11/13のつぶやき

SAKURAI_AKEMI / 桜井あけみ
さぁ、今日も「やらなきゃ〜」で動かないで「やろうか!」の意識で動き出しましょう!と、自分に言葉をかけて動き出します。 at 11/13
14:46

SAKURAI_AKEMI / 桜井あけみ
「ほら、なんとかなった」と思っても、なにもなくて「なんとかなった」のではなくて、誰かの意思とか、だれかの思いとか、だれかの行動があったから「なんとかなった」って言うことわかってる。その「なんとかなった」ことの後ろに存在するたくさんの「想」を、信じているかい?って自分に確認する。 at 11/13 14:43

SAKURAI_AKEMI / 桜井あけみ
「ま、いいか」と外側の自分がつぶやいていても、内側の自分はそうは思っていない。「良いはずないし、なんとするかな」って思っている。そう思っている自分がいるのがわかっているから、「ま、いいか」とまずは動き出せる。そんなことを、思った朝でした。 at 11/13 14:40

SAKURAI_AKEMI / 桜井あけみ
おはようございます。今日はアイヌ音楽コンサートとワークショップです。 at 11/13 14:09
posted by あとむ at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイッター

2010年11月12日

議会ってなんですか?

火曜日から続いていた北風。とても強くて波が高くなり、ウトロでは道路に波が上がり、新港が水浸しになった。ちょうど、大潮にぶつかったらしく所々で越波(えっぱ)があった。
鮭の定置網も網をあげるらしい。

今日、12日午後3時から議員研修会が開催された。会津若松市の目黒議員をお招きして、議会改革の話を伺った。会津若松市は議会基本条例を策定し、市民参加の場を報告会にとどまらず、その市民の意見をさらに議論し、政策過程まで持って行く作業を行っている。
話を聞くと、羨ましい気がしてきた。
議論を重ねること、その時に情報を共有することはもちろん、論点整理を心がけて議論を進めると言う。当たり前の事なのに、多くの議会ではそのような場はない。阿吽の呼吸?慣例で決まっていくのだからそんな場は必要なかったこれまでの議会。
今後の斜里町の議会の方向が変わってくれば良いと思う。
変わるためには何が必要か?そもそも、斜里町議会は変わろうとしているのだろうか?変わる必要を感じているのだろうか?
そこからスタートしなければならないけれど。

確かに、市議会と町議会では議員の環境には大きな違いがある。まず、その活動環境。市議会には政務調査費があったり、会派活動費があったり、活動環境では大きな違いがあります。
斜里町議会の場合は、政務調査費も活動費もな〜〜〜んにもないので、だから、できなというのではないけれど、同じような活動をするというと、かなり負担にはなるのかも知れない。でも、できる範囲でできることはあるはずだから。
このままで良いとは思えないのですが・・どうするんだろう。

でも、ツイッターでは各地の議会改革の動きがたくさん紹介されはじめているし、この動きはもう主流なはず。

今日の話をたくさん聞いて、本当に「あ〜なんだか良いな〜こんなまちづくり」ってと思いました。議会ってなんだろう?を少しだけ皆さん、考えてみませんか?どんな町にしたいのだろう?
そのためにどうすればいいのだろう?

いろいろな声、聞かせてください。

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 会津若松市議・目黒議員の話をききました。
posted by あとむ at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2010年11月10日

働く人の家がない〜

景気低迷、雇用がない・・本当に大きな問題になっています。でも、以前、問題になったようにリストラされた人が、住む家がない等という話はあまりマスコミからは流れなくなりましたが、問題は解決されたのでしょうか?
議員になって驚いたことは・・たとえば「仕事がないのだけれど、なんとかならない?」という質問から、「どこそこのゴミステーションが汚い」とか「ゴミが落ちている」あるいは「どこそこの家の問題だけど」と多岐にわたる声が届けられます。情報を差し上げる事くらいしかできませんが、それでも「これは、おかしいかも」と言うことについては、町にも確認していくことはやっています。

そんな中で、ずっとウトロで聞かれることは、「家族で借りられるスペースの家がないですか?」と言う問い合わせです。ご存じのようにウトロにも公営住宅はありますが、現状は入居待ち状態。
仕事があり、家族とともに住みたくても住宅がないという問題。そこで、ウトロにある「サンコーポラス・雇用促進住宅」は、現在新規入居を行っていません。40戸ある住宅ですが、雇用促進住宅の廃止に伴い新規入居は認めていません。これって、変でしょう?
しかも、斜里町はこの雇用促進住宅を買い取りする方向で住宅計画を進めています。しかし、なんと、それは平成26年を期限とする?と言うもの。
なんで、すぐに購入しないのでしょう?予算、いろいろの問題?
だったら、現在入居したい人のために、入居の許可を雇用促進住宅に働きかけたのでしょうか?

行政も民間的な感覚を・・なんて、口ばかり。とても考えられないことです。

先日、斜里町商工会から斜里町に対し「まちづくりの提言書」が提出されました。その、提言の項目には今回の雇用促進住宅に関した提言はありませんでした。ウトロ地域からは、各民間事業所、組合、財団などからこの住宅利用に対しての要望書が2年前に提出されています。現状、なんの解決にも結びついていない状態です。
雇用のための、働く人のための住宅の必要性は、その利用形態で言えば商工会も大いに関連のある、と言うか、商工会がこれを問題としてくれなければいけないことのように思うのですが・・と。

せっかくある住宅を、入りたい人がいても入ることができず、地域の雇用環境にマイナスになっている要因であることを提言して欲しかったと思ったのです。
雇用促進住宅を「あまり良い住宅じゃないよ」と言う人がいますが、見てほしいと思います。まだまだ、しっかりした住宅です。活用しない現状がどれだけもったいないか・・。
先日も、「家族がいるのですが・・どこか、家はないでしょうか?」という電話がありました。
ウトロでは新しい形の就労者が増えています。そして、家族も増えています。
なんとかならなものでしょうか?
町には、地域要望を出した団体への説明、今後の方針を話し合ってくださいとお願いしていますが・・いまだ、なしのつぶてです。
どうなってんでしょうね。・・と、またまた、雇用促進住宅への問題でした。

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 紅くなるまでいろいろなパターンがあるのが不思議
posted by あとむ at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2010年11月09日

議員年金から思うこと

冬にむけての準備は、いろいろありますね。特に北海道は「ふゆごもり」という言葉を意識した冬の準備。先日、恒例の大根抜き行きましたら、そこの農家のおばあちゃんが野沢菜を分けてくれまして、「冬の間だ、緑色が無くなったときに塩で漬けておいた野沢菜は重宝するから」と言っていました。越冬野菜も集まりました。
外に出ていた金魚も家の中の水槽に移して、畑に肥料も入れて、挿し木にしたバラの鉢を土に埋めたり・・ビニールハウスのビニールを外したり、まだまだやることはたくさんです。
冬のための準備です。

さて、議員年金ですが、国会議員の議員年金は廃止になりました。そして、今は町村議員、市議会議員、都道府県議員の年金を継続するかどうかでその方向性を示さなくてはなりません。
昭和37年に制定されたこの議員年金制度は、市町村合併で議員が減ったこと、さらには退職した議員への給付が収入を越えるようになったことなどから平成23年度には資金が不足するという見込みです。

この年金は約50%近い、公費負担があります。
ちなみに私の場合は掛け金が毎月30、400円です。最初は驚きました。その他に国民年金を支払います。しかも、この議員年金を支給されるのは3期、議員を続けた人からです。この財源がもう破綻するのです。当然、なんとかしなければならないはず。
議員報酬も減額され、一切の調査費も支給されず、議員の職務環境は厳しくなっています。議員になる人はますます減っていくという心配もあります。実際、斜里町の場合も他の市町村の場合も、議員報酬だけで生活は無理でしょう。
だから、議員年金だけでも・・と言う訴えで議員年金の存続をお願いしていくというのですが・・財政的に破綻しているシステムを存続することに、多くの国民の理解が得られるとは思えません。公費負担を増やして、掛け金も増やす・・のは無理があるように思えます。

先日、4日間の「決算審査特別委員会」が終了しました。4年間、毎年勉強のために参加させていただき、町の予算のおおよそが見えてきました。また、長い時間をかけての決算審査に臨む議員各氏の姿勢も4年間、見てきました。

なにもしていない議員、議員は必要か?と言う声も出てくる昨今です。しかし、議会が本来やらなければならないことをしっかりと行い、活動することが本来の使命ですから、先に書いたように年金まで廃止されると地方議員になるひとはいなくなってしまう・・と言う危惧を口にするなら、本来の職務をしっかりと遂行できるように改革をしていかなければならないはずです。
たしかに・・何もしない議員はたくさんいると思います。また、何をしなければならないかも、試行錯誤している議員もいるでしょう。

そのために、議会の仕事を再確認する作業が必要です。

14名という少ない人数の中で、議会という場でどのような活動を行っているのか・・もっと、町民の皆さんの声や目や耳が必要なのでは?と思うのですが。
斜里町議会でもこのような流れを受けて、議会基本条例制定への取り組みが始まりました。(もっとも、それぞれ方向性などはまだまだ、バラバラだと思いますが・・)これからの議会がどのように変わっていくのか、見ていてくださいね。

で、議員年金は廃止にすべきでは?と思うこの頃です。(共済会、議長会では制度存続の方針で行くそうですから・・こんな事を書いたら叱られるかもしれませんが)
皆さんは、この問題、どう思いますか?

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 岩尾別の秋の風景です。今夜はこれから大風とか・・
posted by あとむ at 20:24| Comment(1) | TrackBack(0) | 議員活動

2010年11月08日

100u運動地の用地取得

最近の私のブログは、更新が遅くなっていますね。
言い訳をするつもりはありませんが・・冬の準備を控えて、時間が足りないようです。

前回は10月25日に更新でした。26日の臨時議会と、今日、11月8日に臨時議会のことに関して少しお知らせいたします。
さて、前回の臨時議会では「知床100u運動」の用地取得に関して予算を計上することについて補正予算が議案提出されました。約119000u(約3600坪)の運動地内の個人の用地を、土地代530万円・立木代910万円で買い取ることに契約したのです。
実は、この用地については、私がウトロに来る以前から・・つまりこの運動を始めた頃から、前町長とウトロ在住の方とのやりとりがあったようで、知床自然センターができたとき、ウトロに越してきたのですが、その時にはすでに「だれも、あまり口にしない」状態や「知床自然センター?あ〜」と言うように「歯切れの悪い」状況になっていたのだと思います。

今回、運動開始から33年。所有者の方が亡くなり、その後奥さんが売却を決められたのです。

前回の臨時議会で予算を計上して、今日の臨時議会では「財産の取得について」の議決がされました。

北海道新聞にも11月7日でしたか?一面に大きく出ていました。今日もビデオカメラを持った取材の人が来ていました。
この用地については、以前からいろいろな話が聞こえてきていましたし、かつては「知床スキャンダル」という本にも書かれていましたが、余り興味のない私にはよくわからないというのが、本当のところでした。今日の議会でも、質問の中でおそらくその「問題」や「経過」について確認する質問がありました。しかし、もう、すでに当時の町長も替わり、この運動も30年以上経ち、そして、今回の用地取得でこの運動地の買い取りが全て終了と言うこと。
ひとつの、区切りかも知れないと思いました。これまでに取得した用地、立木の金額は3億4千万円・面積は472ヘクタールだそうです。

何があったのだろう?前町長もよく知っている方ですし、亡くなった所有者の方とは何度かお話を伺ったことがあり、私たちがウトロで立ち上げたまちづくりグループにも途中まで所属されていらっしゃいました。一緒に、霧多布湿原や中標津のチーズ工房などへも研修で出かけて事もありました。そのころも、この用地の問題などについては何もおっしゃられなかったですし、鋭い批判や意見の持ち主と聞いてはいたのですが、そのような面を見ることは一度もなかったと思います。
なんどか、ゆっくりとお話を伺うこともありましたが、昔の開拓当時や、ウトロの様々な話を詳しく聞かせてもらっていました。
楽しく、誇らしげに昔の知床の話をしていました、その姿が印象的でした。
ですから、今回、こうして用地取得が完了することを議会の場で議決され、あんなに楽しそうにいろいろなお話をされていたのに、何があったのだろう?と改めて思いましたが、それは、今となってはあまり関係のない事ですね。もしかしたら、ちょっとしたこと・・だったのかも知れません。

この運動は現在は、森への復元という形で続いています。
運動地に木を植えようと、その植樹は続いていますが、この植林についても地元では様々な声が聞こえます。
単一樹種を植樹してきた結果は、自然に復元にはほど遠く・・暗い針葉樹林が増えています。エゾシカも増えました。自然に復元という矛盾を持ったこの作業がこの先、どうなっていくのだろうか?運動に協賛した人たち、そして地元の人が見守っていくのでしょう。

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 知床では貴重な紅葉するハウチワカエデ・岩尾別で

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 もう、来春の準備!暖かそうな冬芽の キタコブシ
posted by あとむ at 23:24| Comment(0) | まちづくり