2010年08月27日

知床五湖が変わるって

知床五湖の利用方法が変わるってことで、現在も知床では様々なことを調整中です。

はじめて知床五湖を歩いたのは、30年ほど前。一湖の湖畔で写した写真があります。
もちろん、写っている私も変わったけれど、知床五湖もずいぶんと変わったと思います。斜里に越してきてから、何度も知床五湖を歩きました。
25年前には知床五湖の駐車場にテントをはって、早朝から一日かけて五湖を一周したりしていました。
その後、自然センターのボランティアガイドの活動で、7月から8月にかけて毎日のように一周したり、秋の静かな一日を歩いたり、雪の中を歩いたり。

でも、エゾシカが増えて樹皮食いがひどくなり、遊歩道沿いの植物の姿が消えていく頃から以前のようにあまり行かなくなりました。
そして、駐車場の料金もかかるようになり、ヒグマが出ているために遊歩道が閉鎖になる期間が増え、ゆっくりと気ままに歩くところではなくなった・・今は、そんな場所になってしまいました。

知床五湖を歩くための「期間」が決められます。
*ヒグマ活動期 *植生保護期 *閑散期
の3期間が設定され、
開園後の5月10日から7月31日まではヒグマ活動期には引率者が付いた場合のみの利用となり、8月1日から10月20日までは植生保護期となりレクチャーを受けた人が利用可能となります。
10月21日から閉園までは自由利用

これは環境省が知床五湖の区域を「利用調整地区」に指定するために行う規制です。

国立公園でしかも自然遺産に指定された知床の利用方法が変化していくことは、仕方のないことですし、やむを得ないことだと思います。また、そのために新しい魅力や利用者の幅を広げた取り組みになっているのも良いことです。

しかし、私には本当に大丈夫だろうか?知床五湖が良い状態でこれからも多くの人達に見てもらえる場所になるのだろうか?という疑問は残っています。

ヒグマ活動期って言うけれど、飼っているヒグマではないのでこれまでのデーターに沿った設定です。あくまでも人の動きをコントロールしようという視点に立っているわけですが、期間の設定など大丈夫だろうか?
・・と、言い出せばいろいろですが、でも、一方で管理していかなければならい立場の行政としてはかなり考えた結果だと思います。

新しい国立公園のあり方を考え始める一歩かも知れないと思います。
国立公園と、全国の公演を一括りに考えることが、もうすでに無理な状態になっているのですが。これからの動きに期待します。

 五湖20101
 知床五湖・二湖 少しさみしいというのが正直なところ
posted by あとむ at 16:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・

2010年08月22日

ニュースって事実だけかな

ニュースはよく見ます。
テレビやラジオから流れる、アナウンサーの話している言葉はよく耳に入ってきます。そして、そのニュースの内容をあまり疑問も感じずに「そうなのか〜」と思ってきましたが、最近はちょっと「あれ?なんだかおかしくない?変だよ?」と思うことが良くあります。

例えば、お盆の高速道路の渋滞ですが・・「高速道路の料金の・・ために・・渋滞」と今回の渋滞は高速道路の料金1000円だから・・こうして渋滞になった」という文章です。でも、お盆の渋滞はいつも渋滞です。きっと、生鮮食品を運んでいた業者さんもこれまではお盆はいつも渋滞していたはずです。テレビ映像を見る限り、昔、東京に住んでいたときの渋滞よりは車は動いています。いつと比べての渋滞で、その原因を高速道路の料金が・・と言うのはおかしい気がします。

少し前にも話題になりましたが、「関係者の話によりますと」という「関係者」って誰でしょう。こうなると、関係者という言葉を使うとウソも通りそうなもの。

なんでも、ニュースの内容を「そーなんだ〜」なんて思ってはいけないこともあるのではないだろうか。そんな事を考えていました。
posted by あとむ at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・

2010年08月21日

近況とぼやきなど・・

こんにちは お久しぶりです

前回の臨時議会ですという更新からずいぶん時間が経ってしまいました。
お盆と言うこともあり、いろいろなことがたくさんありました。

で、先日、そして昨日、更新しようと記事を書いていて、書き終わり、と思ったときに思いがけず「なにか」をしてしまい、入力したデーターが消えてしまいました。
これまでも何度かありますから、その都度、深く反省をしながら「書いている途中でもコピーを心がけよう」と思っていたのに。
それはそれはショックです。

そんなときに限って、自分では何故か達成感を感じていたりするのですから、「もう消えてしまった文章は書けない」と、大きく落ち込みます。

等と、愚痴愚痴書いても仕方ありません。気を取り直して。

前回の臨時議会では、新ゴミ処理施設の資源化施設(つまり、一般ゴミを処理する場所)の工事契約の議決がありました。
前回のブログにも書きましたが、議会としてこの施設に対しての契約を判断するための資料がないことを書きましたが、その資料は臨時議会開催当日の開始30分前に議場の机に配布されました。
大変分かり易い資料でした。もう少し早くに見たかったと思います。十分に読み進むためにはもう時間がないのですから、必死でした。

今回、斜里町が行うゴミ処理方法はこれまでも余り多くの前例のない方式です。それ故にそれを実施できる企業も業界では限られているために、これまでのような競争入札という方法にはならなかったということもあり、また、落札方法が新しいシステムであったことなどでいくつかの質問が出されました。

その中の質問で、疑問を感じたものがありました。

おそらく、町内の業者もこの入札に参加したほうが良かったのでしょうが、事前の審査などで該当しないことになったらしいのです。その入札条件の点数や条件について、何故そうなったのか?という事を質問したり、私が聞いていても特定の業者を意識しての質問だったので驚いたのです。
もちろん、できるだけ町内の業者に仕事が配分されるようになるのは良いことだと思います。しかし、そのためにはその事業規模や精度、能力が不可欠です。そのような質問をするような人ではないと思っていたので、なおさら「?」がたくさんでした。

あとで、直接お話を伺う機会がありました。もちろんそのような意図で質問されたのではないと言うことを聞きました。
あくまでも、今回の事業の入札の公正性、透明性を高める努力を町に対して強く意識していくべきだという意図の元での質問だったということです。私の聞き方が浅かったのかも知れません。

議会での質問、やりとりは難しいものです。
議会に対して行政の対応についても考えさせられました。

限られた資料の中で、専門性を持つ事業に対してチェックするという作業、行為がどこまで求められるのか・・限度があります。そこでのポイントは片寄らない情報を自分の中で確認整理して、最終的に町のため?町にとって良いことだろうか?大丈夫だろうかという部分で判断するしかなく、そこでは行政に対しての信頼も大きなポイントです。

その辺を考えても、私は今回の決定は問題ないと判断しました。

今回の契約先の業者は、クボタとあとの2社は地元の建設業者の共同企業体です。

他にも、契約に関する資料が提出されていないと言うことで、休憩を取り資料をそろえるという事もありました。

最終的には全員が契約議決を可決しました。

今後は、時間的な制約が厳しい中で着々と工事が進んでいくことを願っています。

議会という場、その議会をどのように斜里町の行政は捉えているのだろうか?それを考えた臨時議会でした。議会の役割とはなんなのだろう?判断すること、チェックすること、とはどのようなことなのか。そして、その議会を行政はどのように捉えているのだろうか?
たしかに、たくさんの資料が全て必要なのかということは私一人が判断することではありません。でも、その資料の数はとても多く、議会が終わってから整理するたびに紙の山ができます。

我が町の議会ではまだまだとうてい「未来」の話かも知れませんが、必要な資料を紙に印刷して大量に配布するのではなく、PCにデーターで届くような方法が早くとられると良いのに・・と思います。

議会改革とよく言われますが、改革の前に、もう一度その役割と、変えてはいけない基本を確認する作業を始めなくてはいけないのではないか・・そう思いました。

 エリンジウム
 エリンジウム・気になっている花です。トゲトゲですね
posted by あとむ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2010年08月05日

明日は臨時議会です

我が町の議会は、定例議会では議案から少し外れた質問でも、ある程度の関連がある内容については「容認」される雰囲気があります。
それは議長の采配によるところも多いようですが、はちゃめちゃな質疑以外は受けてくれます。当然、「おいおい、いまここでそれなのか〜」という表情をされたりはします。しかし、年に4回しかない定例議会、間は3ヶ月あるわけですから、時には現在進行形で質問したくなる問題も多々あります。

しかし、臨時議会では議案以外の内容についての質疑は「できない」状態です。
他の町の議会はどうなのかわかりませんが、慣例として・・というか、おおよそ、そのようになっているらしいのです。
時間的にも制約があり、臨時案件ということでは仕方ないのかも知れません。

というわけで、このパターンが良い悪という話はあっても良いとは思うのですが、時々、「議会があるんだってな、なんとかのどこどこについて、あんた、質問しといてくれや〜どー思う?」と言われても、臨時議会の場で議案以外の件については質問は難しいものです。

でも、最近は「そーゆーもんだから」という「そーゆー」事についてやはり疑問を呈していこうと思っています。なんで「そーゆーもん」なのか?分かりたいと思いませんか。

今朝は5時から(朝のですよ)ウトロ西地区の国道沿道の花を植えた花壇の草取りをしてきました。草取りは嫌いじゃないのですが、なかなか大変でした。
私が勝手に命名した「草取りシスターズ」の皆さんとご一緒におしゃべりしながら雑草を抜いた後の達成感。気になっていた部分が解決できてスッキリ気分でした。先日から2日間の早朝草取り。できることから・・の実践ですね。

明日の臨時議会、また、どのような議案をどのような質疑の中で進んでいったのか、などご報告したいと思います。

明日は、暑そうです。暑さ対策していこう〜扇子となんだろ?

 愛護シュノ
 子どもたちって、羨ましいくらい遊びが上手!愛護キャンプ
posted by あとむ at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2010年08月03日

あ・・訂正されました

8月1日のブログで、病院のホームページについて書きました。

その後、「桜井さん、変わったよ」というメールをいただきました。見ると、生活情報から入っていく以前の「病院」のページが新しいホームページにリンクされ直されていました。やろうと思っていた時だったようです。

これまで掲載されていた旧ページの内容で必要なものは、新しいページにどのように反映されるのでしょう。たとえば、「地域医療協議会」などのページへはどこからリンクされるのでしょう。
合地先生の着任のご挨拶なども、新しいページあると良いと思うのですが。

先日、パソコンを購入されたお宅へおじゃました時に、町のホームページを開いて情報を見る話をしましたが、思った以上に活用されている人が多いのだと思いました。
月に一度の広報では掴みきれない情報という点では有効な手段だと思います。

いくつかの自治体では「ツイッター」も情報伝達に活用している町村が増えています。ナンでも活用すればいいと言うものではありませんが、でも、私たちの町にとってできるだけきめ細かな情報の発信をするためにはどうすれば良いのか、通信インフラの整備と併せて、しっかりと取り組むときではないでしょうか。

私は斜里町はかなり、出遅れていると思っています。

でも、逆にいろいろ積極的にトライしている自治体の経緯をふまえることができるということでもあるわけですから、とにかくこのままではいけないと思います。

地域医療協議会から提言を受けて新しく立ち上がったホームページです。ますます、良い情報を取り込んで発信していくようになって欲しいと思います。

 愛護カヌー
 愛護少年団お馴染みのゴムボート!
posted by あとむ at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2010年08月01日

あれ?病院のページが?

今年3月の議会で予算が計上されていました病院のホームページが7月21日付けでできあがりました。

・・う〜〜ん、今までとどう違っているのかなかなか分からない。
どうして、これまでのページを利用できなかったのでしょう?
たとえば、今までのページを開くと、重たい写真からはじまって、内容の余り充実していないページがありましたが、あの内容をしっかり制させれば良かったのではないでしょうか?
改めて作られると言うので、期待していたのですが。

そして、こんな声も聞こえました。「あたらしくなった病院のページで診療日を確認したんだけど、写真の先生はなんて言う先生なの?何科のお医者さん?」と聞かれたのです。「どれどれ?」と確認すると、なるほど、若い医師らしき人と看護師さんの笑顔の写真。「う〜〜〜ん、違うと思う。ウチの病院の先生じゃないよ」。

さらには、「新しくなんかなってないよ」という声も。
「え〜ソンなことないでしょ?」とよく伺うと、なるほど斜里町のトップの「目的からさがす」部分の「保健・福祉・医療」の中の「病院」をクリックすると、以前のページが(写真の重い)が開きます。

これから、さらに新しい情報が加えられていくのでしょうが、たとえば、以前このブログにコメントを寄せていただいた方のような要望なども、できるように努力して欲しいとお思います。

非常勤の医師の方のお名前も、診療スケジュールに掲載できないものなのでしょうか?この春に辞めて行かれた先生も、いつも「非常勤医師」という括りの中でわたしたちは見てきました。どうしても、私たち患者と医師の間の距離感が感じられます。

「優秀な非常勤の先生のおかげです。非常勤の医師の方に感謝します。」と、先のフォーラムの席で村田町長はおっしゃいました。ぜひ、「非常勤の先生」と呼ばずに名前を呼びたいと思うのですが。
他所の病院ではたいてい、医師のお名前はきちんと書かれていますから。

もちろん、情報の発信はホームページばかりではありませんが、しかし、情報のは心という手段としてその位置づけが大きくなっているのは事実です。インターネットは嫌いだ、という次元ではありません。
斜里町のホームページは、そうした「住民への情報発信」という位置づけから見ると決して「使い手のことを考えたページ構成」とは思えないものです。
また、これまでなんどか議会で言ってきた、提供すべき情報の整理も行われていません。

検診の統一化、福祉施設の情報提供、さらには3月で閉校になった学校をそのまま掲載したり・・更新されない情報欄など、たくさん「?」があります。
町民の使い勝手を一番に考える・・ことが大切だと思うのですが・・

みなさん、一度、斜里町のホームページをよくご覧下さいね。
情報発信にもしっかりと町のお金が使われているのです。

 7月
 町にも花がたくさん咲く季節です・今年はきれい。
posted by あとむ at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院