2010年07月30日

議決議案説明資料

8月6日は臨時議会が開催されます。
議案は、斜里町一般ごみ資源化処理施設建設工事経契約の議決とその他諸々と、専決処分等の議決案件です。
その他に、斜里中学校の大規模改修事業の協議案。

議会の大切な役割が、議案の審議、質疑、そして議決です。斜里町が提示した議案の是非を審議討論して議決すること。
その「議決」するにあたって、事業の内容や今回のように契約内容についての情報を元に「いいか」「わるいか」を決めなくてはなりません。(表現はこうでも、実際はもっと複雑ですがね)

今回のゴミ処理場については、時間的な余裕というものが全くない状態の中で、サクサクと事業を進めなくてはなりません。まして、今回の工事契約は今まで斜里町では馴染みのなかった「総合評価落札方式」という手法をとっているのでなおさら、今までとは様子が違います。
もちろん、専門家でもない議員がどこまでその内容を精査できるのか?すべきかという点では限度もあります。が、それなりの情報を検討して是非を判断しなければならいという点は間違いないこと。
「ま、いいか」という判断では済まないものだと思います。

これまでの経験と比較して判断する人、細かな点、ポイントを指摘して判断する人、流れに任せる人、それぞれの立場の中ではその判断基準も違ってきますが、最低限の情報は必要です。

昨日の総務文教常任委員会では「斜里町一般ごみ資源化処理施設工事契約議決議案説明資料」が配布され担当常任委員会で事前の審議がされました。
これまでと変更になった点などは、説明を受けました。そのメリット、デメリットも良くわかりましたが、肝心の「契約議決」という契約の部分がよく見えてきません。
あらためて、今回のプラントの作業フローと、それを実施する大きな施設概況図、さらには大まかであってもプラント全体の金額と、その中の何がメインとなるシステムなのか?その重点部分のバランスなどからそれぞれ見えてくる判断基準があるはず。

これまでの発注状況を箇条書きで示されても、私自身が「そうか〜」と判断できる情報は見つかりませんでした。もちろん、今回の業務を請け負う事業者や企画する担当を信頼できないというのではありませんが、これでは判断のとっかかりすらつかめません。

議会用に資料を作ることができないほど、作業量が多すぎて大変あのかも知れませんが、やはり情報の提供は最低限やらなければならないことだと思うのです。

ボイラーの大きさが何メートルになったとか、スペースがどうなる?ということが問題ではなく、町が行う事業について全体の概要を示すことが必要なのではないでしょうか。素人に何が分かるのか・・というかも知れませんが、議会としての役割を考えたとき、議長を含む14名がそれぞれの立場で確認できるような、理解できるような情報は示してくれないと困ります。

粉体ボイラーがペレットボイラーになったのは、もちろん良いことで良い変更だとは思いますよ。でも、契約議決の判断を求められても、私には「?」がいっぱいです。

 紫陽花
 今年はいつになく紫陽花の花が早いですね、まだ7月!
posted by あとむ at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

愛護少年団のキャンプ!

今年もまた、知床自然愛護少年団のキャンプがありました。
ザリガニつかまえて、夕飯で食べて・蛍をみつけて、マシュマロ焼いて・カヌーで遊んで・キャンプファイヤーの回りに集まって・笑って笑って・テントで寝て・朝ご飯作って・スイカ食べて・シュノーケルして・遊んで遊んで

毎年のことながら、この笑顔の彼らと過ごせる時間に感謝して

少し疲れたけど、笑顔はありがたいですね。
 
 キャンプ2010
 屈斜路湖・和琴半島のキャンプ場で
posted by あとむ at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと

2010年07月24日

学校の耐震化率

昨日のねぷた運行の写真が新聞にも出ていました。
2日目の運行は、お天気が気になります。天気予報では15時には晴マークが出ていますが、どうでしょう。

7月22日、文部科学省は公立小中学校の耐震化についての進捗状況を発表しました。そして、今日の北海道新聞(24日)の管内版にオホーツク管内18市町村の耐震化率の一覧が掲載されています。

耐震化が完了しているのが雄武町、もうじき終わりそうなのが西興部村。

斜里は36%で最下位の滝上町に続き2位の低さと公表されていました。現在、斜里町内には小中学校併せて9校があります。新聞の資料では学校数ではなく「棟」という表示でしたので斜里町は25棟になります。これは、学校の校舎の建設が年度に分かれて建設されたためです。
数字だけで追ってみますと、25棟中、耐震が実施されているのが9棟ということになります。

斜里中学校もいくつかの棟に分かれていますが、耐震診断調査を受けた結果、体育館は予想以上に(どのような予想だったのか分からないのですが)耐震性がなく、大規模な補修をしなければならない結果が出ています。
斜里中学校は、大規模改修の実施がやっと実施されようとしていますが、これまでも議会の場では学校の耐震化についてはたくさんの質問が出されてきました。

文部科学省のホームページを見ますと、この耐震化率の調査については平成14年度から実施しているとのこと。そして、今回の調査では前回に比べて耐震化のポイントが最大値で伸びているとのことです。耐震化率は全国平均73.3%です。

他の市町村の経済状況が斜里よりもずっと良くなったから?こんなに伸びたの?・・という理由ではありません。きっと、計画的に耐震化を進めてきた結果だと思います。

何でもそうですが、計画は大切なものです。
苦しい財政状況だからといって、何もできない、何もしない訳にはいかないのが町の行政です。苦しい財政状況だからこそ、しっかりとした計画で事業を進めていくのが本当です。「どうなっているのか?」という質問をするとおおよそは、「必要性重要性は認識していますが、財政の問題もありますので・・」という答えが多いのが現状です。

きっと、昨年の数字でしたら、斜里町の耐震化率はもっと低かったはず。三井小学校が閉校したためにこの数字なのではないでしょうか。でも、来年調査したら学校の統廃合計画を進めている斜里町の数字はもっと変わるかも知れません。何もしていないのに結果、数字が変わっていくこともあるわけです。ですから、単純に全国平均の伸びも解析することはできませんが。

7月29日には総務文教常任委員会が開催されます。そこでは、学校の耐震化についての話もあるはずです。そして、斜里中学校の大規模改修工事についての説明もあると思います。

ねぷた運行も28回の積み重ねがあるからこうして人が集い、開催されるのです。なんでも、積み重ねです。そのためにも計画をしっかり立てることが必要ですよね。

    2010ねぷた
    いつもながら運行開始前の熱気は良い感じ! 
posted by あとむ at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | まちのこと

2010年07月23日

今日は28回目のねぷた

斜里へ越してきたとき、良く訳も分からないうちに「お囃子の笛」の練習に行きました。「ねぷた?」と首をかしげながら3日間の暑い夜を賑やかな雰囲気の中で楽しみました。次から次へと繰り出される「山車」に驚いたことを覚えています。30基近くあったでしょうか。道路が人で埋まっていました。
その頃の人口は16000人くらいだったと思います。
斜里町の広報の特集ページに「16000人の人々」というタイトルがあったことを覚えています。

学生時代は、地域の祭りが大好きでした。
北海道にはなかなか古くからの祭りがなかったために、特に興味を持って各地域のお祭りを巡り歩いていました。
特に何度か続けて行っていたのが、青森の「ねぶた」でした。お世話になった町内会の方に誘われて、夜汽車を乗り継ぎ、青函連絡船で青森に渡り、跳ねていました。

斜里のねぷたは、現在は2日間の運行になり、山車の数も14基ほどになってしまいました。山車と山車の距離もずいぶん空いてさみしい感じがします。

これまで続けてきたこのエネルギーはすごいことだと思います。準備と練習に費やす時間と、やり遂げた達成感をこの町の多くのかたが体験しているのだと思うと、改めて「継続は力なり」という言葉を思います。

もしも、これからもこの「斜里ねぷた」を継続していくのであれば、きっと、もうすでに考えられたり議論はされていると思うのですが、なにを継承して何を加えて行かなければならないかという選択が必要になるのではないかと思います。

今の規模を維持していくことができるのだろうか?
今の規模で良いのかという考えも含めて、これから、ねぷたはどうなっていくのだろう?と、きっとみんなが考えているのではないかと思います。
やるからには、徹底的に楽しんで参加したい!これはお祭りやイベントには必要なこと。
ま、とにかく今までも続けてきたのだからやるしかないでしょ!と言うだけでは難しい時期になっているのかな?とも思います。
四半世紀が過ぎた知床の「斜里ねぷた」。

今夜はウトロ自治会として初参加?で、子どもたちがたくさん参加します。
私も、議会のみなさんと一緒に先頭で提灯を持って歩きます。(本当は踊りたい!)

どうか、雨が降りませんように。子どもたちのこれまでのがんばりと、関わってきた皆さんの思いが十分に発揮できる夜になりますように。

 ねぷた
 議会での浴衣はこれです。先輩議員さんのお下がりです。

posted by あとむ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2010年07月11日

楽しい宴と会話

今日は参議院選挙の投票日です。みなさん、投票に行きましょうね。
「行ったって、なにも変わらん」という人は大間違いをしています。動かなきゃ変わらないはず。

7月7日の七夕の夜に、ウトロでは楽しい宴が開かれました。
前日に講演していただいた當瀬先生、院長、副院長を交えてたくさんの人でいろいろな話をしました。「地域医療フォーラム」で話されたことを、もう少し時間をかけてじっくりと話す場でした。
でも、みんなが「楽しく」同じ時間を共有する場でもありました。

たまたま、ウトロの数人からの繋がりで今回、こうしてその繋がりが広がって実現したフォーラムです。まだ、寒い時からみんなで情報を共有しながら進めてきた繋がり。
おかしな思惑や、立場とか、余計なものをまとわずに作った繋がりは、なにをするにもこれからは必要なスタンスだと思うのです。
どうすることが、どうあることが必要なのか、その方向性を見極めて確認できて、それに対して皆で情報を共有すること。それが、まちづくりの原点だと思います。

「また、来ます。また来て斜里の皆さんと医療について話し合いたいですね」と言ってくださりました。

手作りで、みんなが汗を流しながら作った宴の席。疲れたけれど、気持ちよい余韻が残りました。
さて、がんばろう。

   7月7日
   ようこそ で始まった時間でした
posted by あとむ at 10:17| Comment(2) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・

2010年07月10日

医療フォーラム・いい話!

あまり「忙しい」という言葉を発するのはイヤだと日頃から思っていても・・やはり6月は忙しかった。6月は超多忙!と書いてから、気がつけば7月の早、3分の一になっているではありませんか。

さて、7月6日に開催されました「地域医療フォーラム」は、とても良い話が聞けました。そして、本当に斜里の医療に対する住民の取り組みは変わってきたのだと思いました。
毎日、多くの方が検索「斜里町 医療崩壊」で私のページに入ってきてくださいますが、もう、医療崩壊なんて言葉で検索ではないでしょう。

當瀬規嗣(とうせのりつぐ)先生のお話はとても分かり易く、日本の医療事情、特に医師の養成、医師の数の日本の現状、そして問題、さらにこれからの方向性を示して、各地域での取り組みにおいてやらなければならないことについて提言をされました。

「その地域の地域医療のあり方は、住民が考えること」
「自治体、議会の立場は、設置者という立場だけではない視点を持つこと」
「安心の医療 この安心とはなにかを考えてみよう」

そして、まちづくりのグランドデザインを作り、そのグランドデザインに医療をどう組み込むか、ハードではなくソフトの部分での医療というとらえ方が必要であると、言う話を聞くことができました。

その後には、各パネラーからの提言などが話され、村田町長は斜里町としてしっかりと取り組むために対策本部の中に部会を作って具体的に進めていきたい、という話。

石村院長からは、地域サポートとして予防に努めていきたいこと、そして医療環境の確保と病院職員との連携、協力の上で病院を守るという話。

合地先生は訪問診療をめざしたいこと・そして病院の医師のチームワークが良いことで「内野手の外側を外野手が守るから」と言われて信頼関係を構築しながら医療に関われること。

木村議長は議会としての役割と方向性の確認

丹羽先生(医療協議会メンバー)からは地域医医療協議会の取り組みと、今回の開催がウトロのメンバーがきっかけで実現できたこと。

などが話されました。

石村院長のひと言ひと言が、なんだか力強くて嬉しくなりました。禁煙対策にも取り組んでいこう思っていることや、なにかあった危険なときには救急車を呼んでくださいね、というお話など、逆に私たち自身の判断や対応について再確認しなければならないと思う提言をいただきました。

参加者の方からの質問に、それでも医師は疲れ果ててしまうかも知れない、そうならないために町はどのような環境を作ろうとしているのか?との質問に、村田町長は「医療計画を作りたい」と回答しておりました。医療計画は3月議会でも質問してきましたが・・本当に取り組んで欲しいです。

参加者の多くのかたが書いてくださったというご意見や感想を読ませていただきましたが、多くの人がみんな、「よかった」と書いていました。
役場の報告では参加者230名・一緒に聴きに行きましたウトロの方もみなさん、「聞いて良かった」と感想を話してくれました。

議会でも議員の皆さんに呼びかけをしました。残念ながら最大会派の政経クラブのみなさんは、会派の視察に出かけられていらっしゃいませんでしたが、他の議員さんはけっこう聴きにきていました。

翌日、當瀬先生と院長、副院長と歓迎懇親会を開催しました。その席に参加させていただきましたので、その様子についても、また掲載させていただきます。

それから、私の「議会レポートNO.14」をホームページにアップしました。まとめて書いてあります6月議会の様子、どうぞ読んでみてください。

 壁のバラ09
 今年は6月の大風がなかったのでこんなにきれいに咲きました

posted by あとむ at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2010年07月05日

まちづくりと庭づくり

最近は「まちづくり」ってひらがな表記が流行ってる?

今年は気候のせいでしょうか、わが家の庭も、野山も、原生花園だって、道ばたの花たちもとてもきれいに咲いています。
皆さんのお庭もとてもきれいで、時間が許すのなら見て回りたいほど。

まちづくりって、これまでも先人が続けてきたこと。この斜里のまちの方向って大きな変革がない限り決まっているのだと思う。
庭を作ることだって同じ。和風庭園にしたり高山植物をメインにしたり、どんなイメージにしたいのかを決めれば、おのずとそのようになってくる。後は、植物が育っていく。まさか、知床で熱帯庭園をめざす人っていないと思うし。
町も、同じ。斜里町の産業、自然に沿った方向があるはず。きっとそれを固定的ではない状態であっても方向性をしっかり示せば・・進んでいくと思う。

な〜んてことを「私は自然の感じの庭が好きだから・・」と良いながらもあまりに繁茂した雑草を引っこ抜きながら、霧雨の中で考えていたことです。
今年は私の庭も、とてもきれいに花が咲いています。32種類のバラも全て元気で、咲き始めています。

さて、明日は私たちの町の地域医療を考えるきっけかとなる「地域医療フォーラム」が開催されます。
私たちの町の地域医療ってどうあるべきなのか?これはみんなが考えなければいけないことです。だれかに任せる?それで良いわけがありません。
どんな医療環境を望みますか?斜里町として、ここに住む住民として私たちの病院はどうあるべきか、それは同時に「どう生きるべき?」ということを皆で考えてみませんかということだと思うのです。

みなさん、参加して同じ情報を共有しましょう。

 2010bara

 2010バラ1
posted by あとむ at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・