2010年04月30日

知床にタンチョウ!

4月28日、知り合いから電話をもらいました。
「マコイにツルがいるよ!」
ちょうど、網走へ出かけるときでしたので、ちょうどよかった・・と思い、車を走らせました。
一羽は幼鳥かな?と思われますが、二羽が優雅に餌をついばんでおりました。

珍しい風景ですが、知床博物館報告にも知床五湖にツルがいたと報告があります。最近増えてきたタンチョウヅルです。新天地を求めて視察にでも来たのでしょうか?
 ツル1

 ツル2

いつもはエゾシカとキタキツネ、時たまヒグマしかいない牧場の中です。なんとなく優雅なお客様って感じでした。翌日には見えませんでした。どこへ行ったのでしょう?

posted by あとむ at 11:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2010年04月28日

27日の臨時議会のこと

4月27日の臨時議会のことを少し書きます。

このブログは町の広報でもないし、議会だよりでもないので、どんなことが決まったのか、何を実施するのか、ってことについては余り詳しく書いては来なかったので・・今回も羅列することはやめます。

今回のメイン?は、ゴミ処理場の建設のこと。
現在までの進捗状況や、どんなことをやっているのかについて、議会に報告というか「全員協議会」を開催して細かな点や、疑問などを質問したり答えたりを、議案質疑の前に行ったけれど、この「全員協議会」が終わったのは午後3時頃?だったかもしれない。

今回のゴミ処理場に関する議決は、4月26日に行われた入札の結果、その業者と契約をしなければならないための議決提案。
入札は「性能発注方式」という方法で実施された。最終処分場の廃水処理に関する工事で共同企業体が組まれました。

質問は多岐にわたりました。

2年前に出していた予算よりも増えたのはなぜか?
当初は他の自治体の施設を参考にしてきたが、今回は一層、斜里町として精度の高いものになった。また、環境省の積算基準が変わっていること。

この施設ができたら。ゴミの代金は(ゴミ袋)あがるのか?
その関連は、考えていない。

何社が今回の入札に加わったのか?
基本構想で示された内容と今回の実施設計で変わってきた所は?
昨年より、斜里町の方式と同じ処理方法の白老町の問題はどうなっているのか?
白老町の問題について可決方法は?
性能発注方式という今回の入札方法はどのようなもの?

と言う内容の質問が繰り返されました。

今回は、斜里町から資料として示された基本計画などを見て、おおよその施設全体の構成が見えてきました。そして、どのような流れでゴミが処理され、生ゴミが堆肥化になるのか、さらに、汚れた水の処理などは、どこで処理され河川に放水されるのか?と言うことが明確になりました。

中には、とても専門的な答えを求める質問も出されました。もちろん、町の職員が答えられるものではない数値までも求める質問に至っては、私は「その答えを得て、どうするのだろう?」と、質問した議員さんに聞いてみました。「きちんとやっているかどうか確認するために質問している」とおっしゃいましたが、はたしてその数値を聞いて、それできちんとやっているのか?と言う判断がどこでできるものなのか・・そこまで専門的なチェックができるためには、同じようなプラントに関わっている所から情報を得ない限り無理だと思いました。

今回のこの事業について、行政の対応に大きな不信感を持ってるのだろうか?
過去のゴミ処理場の問題でもさまざまな「いろいろな話」があったそうですが、その危惧を持っていられるのでしょうか。同じ失敗は繰り返さないために必要なことは、なんなのだろうか?
確かに、議会ができるチェック機能としての役割は大切です。でも、専門業者と同じ情報を持ち、性能や機能、さらには算出数値をチェックする(できるのかな?)ことは、それ以上に、同業の事業者の思惑までも絡みかねない・・そんな思いを感じました。
議会がそこでできることは、なんなのか。
改めて考えました。

私は、今回の斜里町が選択した方法、あるいはゴミ処理に対する方向性については大きく評価していますし、この方法はこれからも発展するものだと思っています。
担当する職員が、適当に業者にお任せという対応ではありませんし、本当に良いものを創って行こうとする姿勢を確認しているつもりです。

新しい方法だから、そして時間的制限も厳しい状況だから、なにが議会としての役割なのか・・それぞれのスタンスで考えなくてはならないと思いました。

最後に、建設場所が畑であったこと、そしてその畑で作物の病気が発生していることをしっかり認識して、工事にあたるべきであること、その不安を近隣の農家の方に当てないような対応を取ってくださいとおっしゃられた議員の言葉に、なるほどと思いました。

他の議案については、また、ページを改めて・・

 はんのき
 ケヤマハンノキの花・今年はたくさん咲いてます



posted by あとむ at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2010年04月26日

第2回・臨時議会です

明日、27日は今年2回目の臨時議会です。臨時議会が2回目ではなく議会が2回目ですからお間違えなく。
臨時議会は1日だけですから、朝から議会運営員会が開かれますので、私は8時過ぎに家を出ます。

明日の議会では

・管内町村交通災害決算認定について
・専決処分・条例一部改正 後期高齢者会計補正
・財産の取得 ブルドーザー以久科最終処分地整備用
・工事契約 斜里町廃棄物最終処分場浸出水処理施設に関する請 負工事費 締結について

・一般会計第1回補正

が、議案として提出される予定です。

いよいよ、動き出した新しい廃棄物処分場・ゴミ処理場ですが大きく分けて3種類の処分場で構成されます。
一つめは、一般廃棄物処分場でこれは高温高圧処理になります。
そして、生ゴミ処分場、これは堆肥化施設が作られます。
そして、最終埋め立て処分場、これは高温高圧のバイオボイラーの灰や処理できない粗大ゴミ(金属やガラス片など)を埋め立て処理します、
その中の、明日の議案にあるのは最終処分場から出てくる水の処理。埋め立て地に貯まった雨水や埋め立てられたものから浸出する水を安全な状態にして放水する施設です。その施設工事の入札の結果、工事契約を締結することを議案とします。

現在の何でもかんでも埋め立てる処分場ではないので、どの程度の浸出水になるのかは分かりませんが、最終的には河川に放水するのですから、おかしな薬品など使わずに、微生物分解処理を徹底して欲しいと思いますが、今どき、薬品だけでの処理なんてないでしょうね。
明日は、このゴミ処理場について、いくつか確認したいことがありますので質問します。

それにしても、私たちの日常生活から出されるゴミの量は、すごいものです。

このゴミを減らすために、いくつかのキーワードがあります。
それについても、皆で考えなくてはなりませんね。
まずは、また、明日の報告をします。

 めんこい
 君たちは、ゴミなんか出さないね・・・
posted by あとむ at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2010年04月25日

日本のマスコミって・・

今日は沖縄・県民大会が開かれました。

でも、テレビではまったく放送されなかったので、ツイッターと沖縄のFMをネットで見ていて思ったけど・・みんな正解は分かっているんだ、と思って見ていました。
私は、このブログでは国政や国の政治についてあまり書かないようにしていますが、それにしても・・政策や政権が変わるってことを、テクマクマヤコン〜みたいに魔法の棒を一振りすると変わるなんて思っているのだろうか?

変えることって、時間がかかる。特に日本は、日本の政治はそうなのかも知れない・・と斜里町の議会を見ていても思います。慣例や怠慢な「そのまま」が、やはりお好き。

それにもまして・・理解できないのが日本のマスコミ。どこからの情報ソースか分からないものなんていとも簡単にニュースで流しているくせに。
77歳になる母も言う。「なんだか最近のニュースには起承転結がないね。前後が合わないし・・特に政治のニュースはめちゃくちゃな気がします」と言っていた。

ここ数日、こんな情報も流れていますが、日本のマスコミでどこかで読んだ記憶や放送を見た記憶がないのですが・・
ちょっと引用します。

米軍の準機関紙である「スター・アンド・ストライプス紙」が、21日付で、普天間飛行場のテニアン移設に好意的な内容の記事を掲載した。記事では、初めに「日本ではすべての場所が海兵隊普天間飛行場の移設を受け入れられないと言っているが、テニアン島では議員らが誘致のための推進運動をしている」と書かれ、北マリアナ諸島の上院議会で「沖縄の米国海兵隊航空部隊の移転先としてテニアンが最善の場所である」という決議を全会一致で可決したことを報じている。そして、テニアンの3分の2の土地がすでに米国防総省に賃貸されていることや、第二次世界大戦の時にテニアンがB29爆撃機の主要飛行場として利用されていたこと、海兵隊の司令部が置かれるグアムからわずか80マイルの距離であること、北マリアナ諸島の人々にとって海兵隊の誘致が大きな経済的利益につながることなどをあげている。・・以下省略・・

私たちって、情報操作されてるのかな?

ウトロは夕方から雪になりました。
posted by あとむ at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・

2010年04月24日

北海道の医師事情

今日、起きたらウトロでは雪が降っていました。
今はやんでいますが、今日も寒い一日。

夜は「ゆめホール知床」で西村由紀江のピアノコンサートがあるので聴きに行きます。

こんな医療関係の記事を見つけました。
長いけれど、こちらに引用します。読んでみてくださいね。

北海道・綱渡りの医師確保 羅臼以外も「常勤ゼロ」の危険
2010年4月23日 提供:毎日新聞社

 ◇羅臼以外も小規模自治体で「常勤ゼロ」の危険

 羅臼町で今月、常勤医が一人もいなくなる可能性が一時生じたが、道内の他の小規模自治体も綱渡りの医師確保を迫られている。道は医師派遣の協議会を設置するなどの対策を講じているものの、十分に機能していないのが実情だ。関係者からは、新たな医師の供給制度や、過疎地の医療に求められる「総合医」の養成を望む声も上がっている。
 ◇絶対数足りない/実態把握も後手/研修制度ネック
■「恐怖感じる」

 羅臼町国民健康保険診療所は、もともとは48床の入院病棟を持つ医療法上の「病院」だったが、過疎化などで08年4月から19床の「診療所」に縮小。医師、看護師の確保難から入院病棟は休止していた。町内唯一の医療機関で、09年4月から常勤医は所長のみの1人体制。その医師が今月18日で退職し、常勤医のいない自治体となる恐れもあったが、6月末までの期限付きで北広島病院前理事長の竹内實氏の赴任が決定した。

 心臓の持病で2週間に1回、羅臼町国保診療所に通っている同町富士見の福家(ふけ)義秋さん(84)は「医者がいなくなるということは命にかかわることで、切実な問題。地域住民としては恐怖を感じている。今回は(休診にならず)首の皮一枚つながったが、政府は地域医療についてもっと考えてほしい」と話す。

 こうした町村内「常勤医ゼロ」の危機は、羅臼町に限ったものではない。

 毎日新聞社の調べでは、常設の医療機関が1カ所しかない自治体は道内で少なくとも11町村あり、羅臼のほか豊浦、陸別、浜頓別、神恵内など8町村は常勤医が1人。豊浦町国保病院は60床のベッドを抱えるが、4月から常勤医は2人から1人に減り、週2日の非常勤医師を確保しても平日のうち3日を半日休診にせざるを得なかった。神恵内村の村立診療所は昨年10月に常勤医が退職し、5カ月間非常勤医師でしのいだ末、4月から常勤医を確保したばかりだ。

 ■派遣調整進まず

 こうした地域医療の危機に、道も無策なわけではない。自治医科大卒の道職員医師を一定期間地域に派遣したり、過疎地勤務を条件に奨学金を出すなど医師確保に取り組んでいるほか、04年には関係機関で北海道医療対策協議会(医対協)を発足させ、病院の要望を受けて札幌、旭川両医科大から必要な診療科の医師を派遣する調整をしている。

 だが医対協の調整では、10年度の22人の派遣要望に対し決まったのは4人。常勤医が1人になる豊浦町など3町も現時点では派遣できていない。道地域医師確保推進室は「医師の絶対数の不足や、医師の意向と合わないことが理由」と話す。

 また自治体内の医療機関数や常勤医数について、同室は「分からない」としており、実態把握でも後手に回っている。

 医師不足の背景には、臨床研修医制度が04年度に始まり、出身大学を離れて大都市の一般病院での研修を希望する新人医師が増えて大学病院が人手不足となり、過疎地へ医師を送れなくなった問題が指摘されている。

 竹内医師は「医師を地域に供給する制度をきちんと作るべきだ」と指摘。さらに「今の医学教育は専門医ばかり養成している。羅臼のような(広い知識が必要とされる)土地に行っても対応できない」と、十分なプライマリーケア(初期診療)能力がある総合医養成の必要性も訴えている。

……………………………………………………………

 ■道医療対策協議会による今年度の医師派遣調整結果

《札幌医科大から派遣》

          人数 診療科
今金町国保病院    1 (内科)
八雲総合病院     1 (小児科)
長万部町立病院    1 (内科)
幌加内町国保病院   1 (内科)

合計         4

《現時点で決まらず》

松前町立松前病院   2 (内科、外科)
木古内町国保病院   2 (内科)
市立小樽病院     1 (整形外科)
黒松内国保病院    1 (内科)
市立美唄病院     2 (内科)
市立赤平総合病院   3 (内科、整形外科)
豊浦町国保病院    1 (内科)
礼文町国保診療所   1 (内科か外科)
枝幸町国保病院    1 (外科)
斜里町国保病院    1 (内科)
町立厚岸病院     2 (内科、外科)
市立根室病院     1 (消化器内科)

合計        18

 チオノドクサ
 寒そうなアイフェイオン(ハナニラ)
posted by あとむ at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2010年04月23日

知床五湖高架木道

ずいぶん前に、知床五湖に「キャノピーウォーク」を!と言う構想が持ち上がり、それから紆余曲折を経て10年以上が経ちました。
ここに至るまでは、本当にどれだけ、地域の人達と、環境省など関係団体が話し合いを持ったでしょう。今回、キャノピーウォークという言葉はいつの間にか消えてしまいましたが、知床五湖の利用調整事業の一つである「高架式木道」が完成しました。
以前にも今回の木道ができるコースを雪の中、歩いて見てきたりしましたが、この大きなカシワの木がとても印象的でした。

 新五湖1

その、カシワの木の近くを経て、一湖までの延長された木道の開通式がありました。
これまでにない、これまで見たことのない、知床五湖からの景色が広がりました。何度か知床五湖に来たことのある友人にも、「ステキな景色が広がるよ、一度、歩いてみて欲しい」と言えるコースになりました。

終点展望台からの帰り道、相変わらず格好いいO君とおしゃべりをしながら歩いてきましたが、本当に快適な木道で、目の前に広がる知床連山はとてもキレイでした。
今年から、駐車場周辺の環境整備や施設整備が実施され、来年からは地上歩道(五湖周遊遊歩道)の利用も規制され利用形態が変わります。
限られたスペースを有効に利用するために、知恵を絞り、知床観光の拠点である五湖の利用を図っていくべきだと思います。
そのためにも、利用する人にとって限られた条件の中で最大限の「よかった」を持って帰ってもらうために、できることはまだまだあるはずです。

「やっぱり五湖は最高だね」が、いつまでも続くように、もっと知恵を出して頑張りましょう!と思いました。
 
 新五湖2
 「見たことのない知床五湖」の景色が最高です

黒ハート黒ハート「斜里町と姉妹町・竹富町のデイゴを救おう!」
知ってください、動いてください!
posted by あとむ at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | まちのこと

2010年04月16日

鵡川のレタス

今日は、午前中はちょっと、病院のお医者さん関連の打ち合わせというか、情報の確認みたいなことで、何名かで集まりました。
羅臼町では、常勤のお医者さんが6月までの期限で一名が赴任されました。でも、まだまだお医者さん探しは続きます。

斜里町は今日の北海道新聞のオホーツク版に4月から赴任された合地医師の記事が出ていました。「地域のために」と来てくださった先生に感謝です。内科の合地先生一人に負担をかけないようにと、外科の先生も協力体制を取るとのこと。町の病院が存続できるようにと頑張らなければなりません。

全国的に寒い4月です。わが家もまだまだ、ストーブは一日中、薪を燃やしています。関東では雪とか。今年は農作物の収穫が本当に気になります。

さて、それでも、私は毎年のように心待ちにしている野菜があります。
それが、鵡川のレタスです。毎朝、365日、ほとんど同じメニューの朝食をいただくわが家ではレタスが定番野菜です。今は、一年中、レタスを食べています。おのづと、レタスにはなかなかうるさいのですが・・
数年前からこの季節になると「むかわのレタス」が食べられます。今回も今週からこのレタスをいただける季節になりました。歯ごたえがあってでも、柔らかく、香りも良くて甘いレタスです。今から5月中旬までかな、食べられるのは。
その後は、北海道各地の産地レタスで、最後は地元のレタスをいただき・・また、宮城や福島、そして最近多いのが淡路島レタス。

今日も鵡川のレタスを食べていましたら、テレビで鵡川のレタス農家の取り組みが放送されていました。なんだか、嬉しく見てしまいました。「いや〜こんなに美味しいレタスを作ってくれて・・ありがたいゎ〜」と夕食の後片付けをしながら、思わずつぶやいたり・・安心で美味しいものを食べられるのは、本当に幸せだと・・思います。

ちなみに、レタスってタンポポの仲間だってご存じですか?ほら、茎から乳白色の液体が出るでしょう。タンポポと同じ。キク科の植物です。
以前、北海道の地域づくり人のセミナーに(北のみらい塾・五期生です)参加させていただいていたときに、むかわ町をおじゃましたことがありました。まちづくりの取り組みに河川敷のタンポポを活かしたフェスティバルの説明を伺いました。明るくて元気な人達の取り組みでしたが、レタスとタンポポで、鵡川がつながります。

みなさんもどこかで「鵡川のレタス」を見つけたら食べてみてください。この季節だけ、美味しいですよ。

4月27日に臨時議会が開催されます。22日には常任委員会(総務文教)が開催されます。また、詳しくご報告させてください。

レタスの話でした。

 きはだ
 こちらは漢方にも使われているキハダを食べるエゾシカ

黒ハート黒ハート「斜里町と姉妹町・竹富町のデイゴを救おう!」
知ってください、動いてください!
posted by あとむ at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと

2010年04月15日

知床五湖と観光

寒い。さむい。サムイ。

こんなに寒かったんだろうか?この季節。(そういえば・・5月の連休過ぎまで流氷が残っていたことあったけど・・)
ベタで寒いのは・・最近ないかもしれない。とても外の清掃をする気持ちにはならない。今日は風がないけれど、今回の大風、大荒れは「大型の低気圧」って言葉じゃない何かが欲しいと思った。「台風」とは違うけど、さて、なにか良い言葉を、北日本に被害を及ぼすこの「低気圧」につけてくれないだろうか・・気象庁言葉ってつくづく中央(東京)中心な言葉が多いこと。と、思うのです。

さて、寒いとは言っても時間は過ぎて行きます。
今月末からは眠っていたいろいろが動き出す季節。

4月18日に・「地元自慢まつりinウトロ」が青年会議所の主催で開催されます。
ちょっと、寒いかな?と心配だけど、でも、楽しそうな企画です。以前、ウトロの仲間と「ウトロ・マーケット」を開催した場所です。出店者も多く、これまでとは違う構成で、なんだか楽しみ。日曜日はウトロへ!

それから4月23日は、知床五湖の高架式木道の全線かな、利用が開始されます。環境省でイベントを行うそうです。

知床五湖の利用については、地元ウトロでは以前からその方法や形態について協議が続けられてきました。私たちのまちづくりグループもずっと関わってきた問題です。当初、当時の美化財団・現在は自然公園財団が、知床五湖の駐車場の料金徴収を行うと言う計画を出してきました。私たちは、料金徴収について異議を唱えたわけではなく、現状の駐車場の容量、年に2回ほどの渋滞(駐車場待ち)について問題・さらには年間を通じての利用者の把握などについて、運営的な見通し、あるいは環境面からも対策がないことで、参入は時期が早い、もっと調べて、地元とも協議をすべきと、主張してきました。

さらに、今回の高架式木道の設置は、知床五湖を利用調整地区として指定するための対応として出された案だったことから、これまでのように「自由利用」されてきた知床五湖の利用形態が変わることについて、地元の経済的な活動に影響が出ること、あるいは、これからの五湖の利用に限らず、公園内の利用と保護について良い関係を保つために十分な協議と、それぞれの担当する行政の連携が必要と訴えてきました。

今回、知床五湖の利用について観光関係の方、地元の方との協議が繰り返されて実施され、高架式木道の利用開始、そして地上遊歩道の利用については時期を3期に分けて利用の規制を計ることで、来年の4月からの実施に向けて協議が続いています。

同時に、これまでの斜里町のレストハウスは取り壊し、来年からの五湖の利用に合わせたレクチャーハウス(フィールドハウス)と、自然公園財団が建てるレストハウス機能を有した建物の建設が行われます。今年はレストハウスの後、仮設のハウスが設置され休憩施設として利用されるそうです。

知床五湖は町の観光資源としては一番の場所。知床の観光形態が大きく変化することはないかもしれません。でも、知床の観光形態とは、どうあるべきなのでしょうか?
斜里町は自然保護については大きくその対応についてはリードを取っていますが、観光という取り組みについては、まだまだ明確な方向性を具体的に打ち出してはいません。流れに任せて、結果、上向きにきた観光事業ですが、そろそろ、行政と観光の役割を明確にして取り組むときだと思うのですが・・

大型連休が始まります。観光産業が活性化され、回復するための取り組みは続きます。

 えさもらい
 ね、君! 餌もらいギツネにならないでネ。ナンダカあやしい
 みんなも、あげてはいけない!

黒ハート黒ハート「斜里町と姉妹町・竹富町のデイゴを救おう!」
知ってください、動いてください!
posted by あとむ at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2010年04月14日

竹富のデイゴ


竹富島のデイゴが、なんだか大変な状態と言う発信を受けて、このブログでも呼びかけをさせていただきました。
また、知り合いのブログ開設をしている方にも呼びかけたり、ツイッター(twitte)でも呼びかけを広めてもらっています。

一昨日も書きましたが、気づいて、知って、考えて、行動すると言うことは本当に必要なことです。でも、これだけ「情報」が瞬時に入ってくる、情報を発信するソースが多いことから、私たちはその情報の上書きだけを、タイトルだけを受け止めて、その発信者の方向性をそのまま鵜呑みにしてはいないでしょうか。

そんな、最近の報道や情報に少し警戒感を持っている私にとって、今回のような流れと取り組みと、対応は、行動する原点を教えられたような気がしています。

再度、この取り組みを皆さんに発信したいと思います。

 topimg2.gif
 
 竹富島のデイゴを救おう!

 クリックして、アクセスして、そして、良く読んで、知ってください。
 始まりはそこからです。
posted by あとむ at 16:40| Comment(1) | TrackBack(0) | まちづくり

2010年04月12日

尊敬する人は?

時々、聞かれるこの問いかけ。
小学校の時も、なにかで書かされたり、作文のお題だったり。
就職の時も、ちょっと偉い人にも聞かれたこの問いかけ。

3年前の斜里町青年会議所が主催した町長選・町議選の立ち会い討論会で、町議には討論はなかったのだけれど、決められた時間でのスピーチが許された。
そして、東京農大の田中先生の司会で、聞かれたのがこの「尊敬する人は?」と言う問いかけだった。

尊敬する人が、絶対この人!と言うことを求めているのではないと思う。
私も、時にその人は「父」であり「母」であり、「恩師」であり「歴史上の人」である。

私は、その斜里町青年会議所主催の席で、自分の立ち位置を考え、そして、その時になぜ「尊敬するのか」と言う点では、まさしくこの人だと思い、答えた。

「レイチェルカーソン・沈黙の春」の作者です。作者というイメージではなく、私の中では「声をあげて、行動した人」というレイチェル。おそらく、だれもが感じていた思っていた環境の問題に、彼女は思うだけでなく、声をあげ、動いた。
そこが、私が彼女を尊敬している大きな理由。
そして、この言葉が好き。「自分の目で、耳で、みてごらん、きいてごらん・そして、考えて、行動してください」

日常でいつもレイチェルを傍らに置いているわけではないけれど、でも、発信することの大切さを心がける。
だから、その場で、私の答えは「レイチェルカーソン」だった。

でも、そんな私の答えに賛同してくれた人がいたから、すごく嬉しかった。
辛い選挙を経験して議会に参加できたときにもらった手紙を今でも大切にしている。「レイチェルカーソン」の名前をあの場で聞くとは思わなかった・・と、記してくださった方がいたことで、心細い、もしかしたら本当に大丈夫だろうか?と言う不安な気持ちに勇気をもらった。
感謝している。

あれから3年。

この町にはたくさんの繋がれる人がいると言うことに日々、気づかされている。

そんなことを、強く感じた春。
「沈黙の春」にはならない「知床の春」が始まってる。

 DSCF9697.JPG
 花も咲いているからキレイなんです。椿の仲間

黒ハート黒ハート「斜里町と姉妹町・竹富町のデイゴを救おう!」
知ってください、動いてください!
posted by あとむ at 11:06 | TrackBack(0) | まちづくり

2010年04月10日

協力のお願いです

斜里町と竹富町は、以前から友好姉妹町です。

皆さんよくご存じだと思います。でも、きっと友好町でなければ「タケトミチョウ?どこ?」と言う町だと思います。実際、町外の友人に「娘が竹富に・・」と言っても、「どこ?それ?」と言われ、富山?滋賀?と言う質問が続きます。
いつの間にか、竹富町は気持ちの上でも斜里町の姉妹?兄弟?のような存在になっています。私も何度か、この町を訪れましたが、知床とは対局の環境を有している町です。

子どもたちも大人も相互に交流を続けてきています。

実は、その竹富町にある「デイゴ」と言う赤い花を咲かせる樹木が、危機的な状況にあるというのです。斜里町で言えば・・ミズナラのような存在の樹木でしょうか。

(デイゴ・デイゴ(梯梧 Erythrina variegata)はマメ科の落葉高木。インド原産。春から初夏にかけて咲く赤い花が有名。沖縄県の県花でもある。デイコ、エリスリナともいう。)歌にもうたわれています。

詳しくはこちらの「竹富島のデイゴを救おう!」と言うページを開いてみてください。現状がどうなのか、その対策としてどのようなことをするのか、そのためにどれくらいの資金が必要なのか?そして、協力の方法まで、とても分かり易く整理されたページです。

ぜひ、たくさんの方々のご協力をお願いしたいのです。

目的がはっきりしている協力です。
私は、本当は「募金活動」というものが少し苦手なのです。(やってるけど・・しっくり来ない気持ちがいつもあります・・)でも、このような協力には「できる範囲で協力したい!」と、気持ちもすんなり落ちるので、こうして皆さんにも呼びかけさせていただこうと思いました。

お知り合いの方や、ページを持っていらっしゃる方もリンクはフリーです。
ぜひ、広めてください。
そして、みなさんのご協力をよろしくお願いします。

 竹富
 竹富島のまちなみ




posted by あとむ at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2010年04月08日

緊急性は、ない?

幾人かの医療関係の方と、お話ができたり、メールでやりとりしたり、友人に相談したりと、国保病院の常勤医師不足の現状について「斜里町では常勤医師がいないんです。なんとかならないでしょうか?」と言う話をしてきました。

しかし、現状は、まったく患者さんを診てくれる医師がいなくなるわけではなく、実際、3月18日で診療が終わった野津医師がいなくなった後も、非常勤の先生たちのおかげで外来診療も入院患者さんの診療も続けられてきました。
そして、4月5日から、合地医師の診療が始まったと聞いています。

病院があっても、医師が一人もいなくなる状態ではない、なんとか急場をしのぐ対応が国保病院ではできているのです。
ずっと、非常勤を続けてきてくださった栂嶺医師がブログで言っているように、議会でも「非常勤医師を配置して医療体制を作っていきます」と話していたように、斜里町にはたくさんの非常勤医師が来てくれています。

しかし、斜里町の病院運営は3名以上の内科常勤医師を確保して採算のとれる医療体制を作っています。

この状況でも、時間は過ぎていきます。どこで、町の病院の現状を踏まえた医療計画を立てるのでしょう。それ以前に、病院の再建計画をもっと明確に考えて行かなくてはならないのではないでしょうか?
「とにかく常勤医師が来てくれなければ何も始められない」と言われていますが、「とにかく・・」のリミットっていつでしょう。

とりあえずの緊急性はないかも知れない国保病院ですが、「なんとか・・」「とりあえず・・」の中で、ゆるやかに改善されていく性質のものでしょうか。
わたしは、とても不安です。
緊急性はなくても、私の中ではまだまだ危機的な状況は変わらないのです。

誰もが思っている「なんとかしなきゃ」を、形にできないもどかしさ・・多くの町民が感じているはずです。

羅臼町は、どうしただろう。

 
 いら
 議会レポート13号のイラストです。町の予算のイメージ
posted by あとむ at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2010年04月07日

気づくといろいろ

普段は気にもしないこと。特に自分の住んでいる日常いつも見慣れた風景や景観は、それが「あたりまえ」になっていることが多い。
そんな「気にもしないこと」が気になるきっかけの一つが「旅」してきたとき。

宮崎県・道の駅なんごうの「駅長さん」は、とてもステキな人だった。斜里町の道の駅の駅長さんって?だれだっけ?と思ったら、斜里町長が駅長さんだった。
道の駅・なんごうの駅長さんは、南郷が、宮崎が、元気になるためにとてもいろいろなことをやっている。
花を植えたり、イベントを企画したり。とても、駅長さんらしくてよかった。

観光で来てくれた人には地元の当たり前だって、とても新鮮で珍しかったり感動的。それを十分に受け止めてくれるのが、小さいけれどステキなサイン(看板)だった、そして、地元のガイドさん。

斜里町の観光はまだまだやることがたくさんなんだ〜と宮崎で思った。

私は、学生時代からとても旅が好きだったし、いつも「旅人の自分を日常でも感じていたい」と思っていたりした。
その視線で、時々ウトロを見てみようと思う。

そんなことを思いながら、岩尾別までゆっくりとドライブしてきた。
そこで見た・・「あれ?なんだこれ?」というサイン。雪に埋もれていたからだろうか?いつから、こんな状態なんだろう?

 サイン1
 ヨメナイ・・
 サイン2
 ワカンナイ

posted by あとむ at 08:30| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2010年04月06日

ウトロ小中学校入学式

ウトロの学校は、小中併置校。
つまり、中学校と小学校が同じ校舎で学んでいる環境。校長先生は一人。
教頭先生が小学校、中学校に各配置。

そのウトロ小中学校で入学式が行われました。

式場(体育館)に入ってちょっと驚いたのは・・児童生徒数の少なくなったこと。
今年の小学一年生は、5名。中学生が11名。

どこの学校でも子供の減少は切実な問題ですが、ウトロも減った・・と実感しました。でも、初々しくかわいい1年生。
PTA会長(愛護少年団の団長です)の話を、真剣に見つめて聞くのは、PTA会長の娘のMちゃん。「人の話をしっかり聞こう!」と言うお父さんの話を「しっかり」聞いていました。
地域の宝物。子どもたちの未来が明るいように!

 入学式
 校歌・「オロンコ岩」を歌いながら
posted by あとむ at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと

2010年04月05日

パステル却下です

 
ブログのデザインを新年度だし〜と思い、「ぱすてる」に変更しましたが、さてさて、あえなく却下です。
「読みにくい」「年寄りには見難い」「なんだか、白い文字はなれないね〜」などの声がちらほら聞こえてきますので・・強いこだわりもなく「やっぱりね」と思うところも大きかったので、また、元に戻すことにいたしました。

ほら、私だってデザインを変えたり、一応気配りをしてるのよ〜と、アピールしては見たけれど、自分で開くたびに・・なじめない・・気配を感じていました。

と言うことで、元に戻しました。お騒がせいたしました〜〜〜〜
posted by あとむ at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年04月04日

何も、そんなことまで・・


 今日はウトロ地域の第42回自治会総会が朝の9時から開催されました。

今年は役員改選の選挙がありますから、たくさんの人が来ていました。活動報告や予算報告が行われました。

来賓に村田町長がいらしておりました。(そういえば・・地域担当制度って終わったんだろうか?ウトロ地域の担当の人の姿はなかったな・・)その村田町長が来賓祝辞の挨拶の中で、病院問題について話をしましたが・・・

「自治会長から病院の話はしておいた方が良いよとも言われたので、お話しします。〜医師招へいにつては、今も一生懸命に探しておりますが、前町長からも情報をいただき、その情報で私は動いているというか動かされているのでありますが、その情報から現在は1名のお医者さんが来るかも知れないという、まだまだ未確定ではあり、どうなるか分からないのですが、前町長の協力と情報をいただきながら、本当に必死でがんばっています。」という話をされました。

結局、言いたいことは「皆さんから情報をいただき、がんばって医師の招へい活動はやっていますよ」と言うことで、なにも、誰それから情報をもらって動いていると、その情報先をこの場で言うことはないのではないか?と思ったのです。ウトロの総会なので気を使っていっているのだろうかとも思いましたが。前町長も一生懸命に動いていらっしゃることは分かりましたが。

そう、話すのであれば、決まってから、あるいは結果が分かってから話すものではないかしら?と。どうも、昨年末の未確定情報の発信と言い、その辺の「情報」とはなんぞや?と言う点においては、不可解なことが多いように思えます。

それは、最近のマスコミ報道に思うことも多く、新党を結成した?シルバー党?の動きを誰がどうした、彼もどうした、と言うことよりも、何をするために、どんな政治的方向性を持っているのか?と言う内容を流して欲しいと思うのです。
このニュースに限ったことではなく、なぜ?そうなのか?何のために?何を目的としてと言う、内容を伝えて欲しいと思うのですが、表面的な本当に「動き」だけを何度も何度も流すマスコミに、政治に疎い私だって、そろそろ「なんか報道ってだいじょうぶか?」と思うのであります。
新聞やニュースが伝えるものが真実かどうか?
新聞で書いていたよ、ニュースで言っていたよ・・と言うことが、「だから本当なんだ・・」なんて、最近は信じられないと思う、私です。

自治会への加入率が低くなっている昨今、地域活動、地域連携のありかたを、再確認することも必要になります。

新しい、役員さん、班長さん、よろしくお願いします。そして、これまでの役員さん、班長さん、お疲れさまでした。

 かんばん
 ちょっとステキな標識ですね。都井岬

posted by あとむ at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・

2010年04月03日

ここなら!と


「報酬じゃないですよ。やりがいのある地域、それはたとえば、自分のめざす地域医療ができるだろうか?あるいは、風土、住民の気持ち、そして、やはり役場?の考え方。上手く言えないけれど、ここでなら、ずっと自分の役目としての医療活動を続けられる・・と言うことが、自分の居場所に選ぶ場所かな・・」

地域医療を志している、お医者さんはこのようなことを話してくれました。

あまり、医師との接点のない私にとっては、とても人間的に信頼ができ、医療というものをまじめに真摯に捉えている「あ〜本当に良い医師(せんせい)なんだ〜」と思える人でした。

そして、今は、そうやって医療活動を続けられる場所を探しているのだそうです。

「斜里町は、そう思える場所ではないでしょうか?」と聞きましたら、少し笑いながら「まだ、・・そう、今は」とおっしゃいました。
「もしも、その場所を決めるときに、この斜里の町が今のままではない、選択肢の一つに値する町に変わっていたら、斜里に来てくれることも検討していただけますか?」と伺いましたら「はい、もちろん」と答えてくださいました。

きっと、多くの医師がこのような人だと思います。そして、話していることは本当に当たり前のことだと思いました。
「ここなら!」そう思ってもらえるような町をめざしたい。本当に心からそう思いました。そのために、できること。

地域医療協議会も何をやっているのか見えない、と言われますが、本当に何度も集まり、さまざまな問題について整理しながら取り組んでいます。
中には、実際に医師招へい活動を行うきっかけを作っている方もいらっしゃいます。
やはり、斜里を「ここなら!」と思えるような医療環境の町にしたいと動いています。
議会も同じです。みんなとは言えませんが、こんな私ですら、つたない医療関係の繋がりをたぐり寄せてジタバタしています。

私たちの町の病院は誰のためにあるべきなのか?

先日、宮崎の着地型観光のモニターツアーの参加者に赤平市の議員さんもいらっしゃいましたが、やはり、斜里と同じ問題を抱えていました。
それぞれの自治体に見合った経営規模。当たり前なことですが、自治体だって破産します。その辺も考えていかなければなりません。

それにしても、お医者さん、そんなに足りないのでしょうか?
こんな記事がありましたので、コピーして貼り付けます。

      北海道・高橋知事 医学部新設の検討も

        2010年4月2日 提供:Japan Medicine(じほう)
 医師派遣や広域連携などの問題を協議する北海道医療対策協議会(略称:医対協、座長:高橋はるみ北海道知事)が3月29日札幌市内で開催され、高橋知事は「環境が整えば、新たなる医学部の新設ということも、道としても努力していかなければならないのではないか」との認識を示した。
 北海道内では、公立はこだて未来大(函館市)と、北海道医療大(当別町)で医学部新設への動きが出ており、当日の医対協でも、委員から「医学部新設への北海道としてのバックアップ」を求める意見が出された一方、首長委員からは「教員確保に伴うさらなる医師引き上げ」を不安視する意見も出された。
 高橋知事は、「賛否の議論はあるが、(道内の)3医育大学だけに頼るのも限界」と述べ、道内の3医育大学からの医師派遣が限界に来ているとの危機感を表明。その上で、引き続き深刻化している地方の自治体病院での医師数減少に対して、医学部定員増に加えて医学部の新設にも踏み込んだ検討も道として必要との立場を示した。
 道内の医療関係者の間では、他県と比較して医育大学の数が少なく、医師不足の1つの原因になっているとの意見は従来からあり、はこだて未来大のある道南地域や、道東地域にも設置して5大学体制にするべきとの議論が行われていた。知事の発言はこうした議論も踏まえたものとみられる。

 オキナグサ
 都井岬の御崎馬の生息地に咲く・オキナグサ
posted by あとむ at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2010年04月02日

どうして、こんなに

毎日のように、新聞や配信されてくる医療関係の記事には、医師が辞めてしまった、医師が足りずに体制が取れない、閉鎖しなくてはならないと言う情報が入ってきます。

羅臼町でも18日で診療所の医師が辞めることになったと、羅臼町の町長が発表しました。厚岸町立病院でも内科医師が不足するそうです。
かと思うと、秋田県の小さな村では65歳の医師が辞意を発表していたのを撤回し、もう一度村で医療を続けると言うニュース。
毎日のようにこのようなニュースを目にします。

どうしてこんなに・・なってしまったんだろう・

昨年の6月から、いえ、斜里町では慢性的に常勤医師が不足してその過重労働の改善に対し町は何もしてこなかった・・その結果が、今このようなことになっている。
確かに、そうなのですが。
今、町は、病院関係者は、町民は何もしていない?のでしょうか。
確かに、目に見える成果(常勤医師が来てくれる)はでていませんが、がんばって動いているのは事実です。
それも、町長だけに頼るのではなく、それそれが、とても真剣に動いています。
そして、その頑張りを見て、なんとかしてあげたいと言う人もいるのは事実です。
でも、では、斜里の病院に来てください、と言って「では、行きましょう」という医師が見つからないのも事実です。

常勤医師を捜してこなければ、病院の運営は立ちゆかなくなります。なぜなら、斜里町の病院は医師の数を確保することで成り立つ病院運営のプランがあるからです。内科医を3名必要とするプランです。同時に高齢者医療を少なくしていく計画で経営改善が図られているのです。

そもそも、斜里町にとってどのような医療環境をこれから求めていくのかと言うことが、まだ見えてきません。

お医者さんの確保もやりながら、同時に、斜里町の医療をどうしなければならないのか?その議論を始めなくてはなりません。でも、まだまだ動き出さない。
そこが、何もしていない・・と言われる所なのだろうか?

日常の診療は確かに非常勤の先生で回しているのが、現状。今も、そうだと思う。3月18日で野津医師の診療が終わり、4月7日に合地医師が赴任するまでの間は、外科の先生と非常勤の先生で診療体制を作ってくれている。

病院は誰のためのものだろう。

3月定例会で、町長が公設民営を断念して町営で継続することを明言したことを大いに評価すると言った議員さんがいましたが、そこだけが問題だったんでしょうか?
年間133億円の総予算の中で、これからも病院を運営して行かなくてはならないということは、このままでは難しいでしょう。持続可能な社会福祉体制を住民自らが考え、作り上げて行かなければならないときです。

もっと、どうすべきなのか、真剣に考えなくてはならないときです。

 鵜戸神社
 宮崎県・鵜戸神宮(海幸彦・山幸彦・豊玉姫)
posted by あとむ at 07:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2010年04月01日

新年度ですね

ブログのデザインを変えてみました。

いかがでしょうか?以前のは「シンプル」という本当にシンプルなものでしたが・・4月になったし、と。しかし、今までのレイアウトを変えることなく、と言う選択では多くのものは対象外で、結局、これかな〜と。
「パステル」だそうです。
HTMLでいじると良いのでしょうが、そこに労力をかけるのも、今は、違うと。

読みにくいようでしたら、また、元に戻そう!って感じです。

 シカシカ
 知床のシカたち・・春待ち遠しいだろうな〜


posted by あとむ at 11:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 季節のこと