2010年02月27日

3月議会を前に・・

議会の場で、私は何度か、町長が「あやまる」言葉を耳にしています。

最初は、行財政改革のことだったと思う。町長に就任して1年が過ぎて、どうして取り組まないのか?と質されたときに「自分の力のなさが原因、申し訳ないと思っている」と、一般質問の場で「あやまり」ました。この時は、「謝られても、やることをやってないんだから・・早く取り組んで欲しい」と思いましたが、正直驚きました。「自分の力のなさが・・」と言われたら、なんて言えばいいのだろう?町長に。

次は、新しいゴミ処理場の問題で建設予定地が決まらないとき。

そして、今回は病院問題で、議会でも、説明会でも、町長は「お詫びいたします」を何度も言っています。

あやまってすむ問題ではない・・と言いますが、そもそも「あやまる」って言葉は漢字で書くと「謝る」ですが、同じ音で「誤る」もあります。「誤りを謝る」ってこともあります。謝罪や謝ることは、自分の行動結果を認めるから謝るわけです。
でも、このあやまる行動には実は、とても奥の深い意味があるはずで、

たとえば、走っちゃいけないのに、走り回って置物の花瓶を壊した子供が居て、謝るとしたら、「ほら、ね、走るからぶつかって壊してしまったんだよ」と言うことを言われるか、あるいは自分で「走らなかったら壊れなかった」とその原因を検証するでしょう。その、検証を体験、あるいは思考して「あやまる」。そして、ここは走る場所ではないことを学ぶわけ。

「あやまる」のは実は簡単にその行為に至るものではないはずで、今回の病院の問題は、まだまだ謝る前にやることがあるはず。
たとえば、町長が公約で掲げていた「公設民営化」。この公約が原因で、医師がやめてしまうのだろうか?
私は、ちょっと違うと思っています。
コメントにも書いてくださっています「斜里を苦渋の思いで去る医師が残した山積する問題」を、もう一度丁寧に考えてみなくては、解決もできないでしょう。

病院のスタッフと一緒に取り組まなくてはならないことが、まだまだあるはずです。

もうひとかたのコメントにもあります「医師が国保病院で働きやすい環境をつくることが、生活を守ることになると思います。」とおっしゃるとおり、4月にむけての体制を整えて行かなくてはなりません。
それらの、新しい医療環境を想定された、新年度予算が組まれているのでしょうか。
病院内では、医師やスタッフを交えた、話し合いがもたれたのでしょうか。
不足していたコミュニケーションは、充分とれているのでしょうか。

3月3日から始まる議会を前に、昨年の6月からの流れをもう一度整理しています。

話は変わりますが、南米のチリで起きた地震が心配です。現地は夜中。しかもあれだけ規模の大きな地震です。災害に対しての備えをもう一度、再点検ですが・・自然災害は恐いです。

 きつねあくび
 のびして・・お〜〜また、また、あくびのキタキツネ
posted by あとむ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・

2010年02月24日

医療環境への取り組み

昨日、総務文教常任委員会が開催されました。

議会には、斜里町のそれぞれの部署事業に対して担当する委員会が二つあります。
総務文教常任委員会は、総務部・教育委員会菅家の所管です。
もう一つが、産業厚生常任委員会で、経済部・建設部・保健福祉部の担当です。

現在、斜里町での大きな事業や問題で言えば、ゴミ処理場新設は総務文教。
国保病院や医療体制などは、産業厚生です。

議会にむけての予算説明、あるいは予定されている議案についての詳しい説明を昨日の常任委員会では受けるのです。委員会では必要に応じて個々の問題や事業について委員会として調査などを行ったりしています。

3月定例議会での補正予算、そして新年度の予算などについて示されました事業の中に、保険福祉部関連の事業があります。

これまでも、斜里町の医療環境の不安から、私たちにできることを町の人達みんなが考えてきました。もちろん病気にならないことが一番ですが、病気の早期発見早期対応も大切なことです。そのためにも、健康診断を積極的に受診することが大切です。

そんな視点から、
昨年の9月定例会で・・?なんか変だ?と感じたこと、
さらにその
がん検診に対するおかしな視点を、このブログにも書いてきましたが、何と、今回は国保病院の石村院長からの積極的な取り組みで、斜里町乳がん検診検診推進事業として、これまで乳がん検診を受けたことのない人や、さらには現在は40歳以上としている対象者を20歳からの若年層にも広げて、早期発見と早期治療の取り組みを行うことになりました。
(青い文字はクリックするとリンクします)
さらに、
昨年6月の一般質問(NO.9)で、高齢者への肺炎球菌ワクチン接種への公費助成を実施してはどうかと質問しましたことが、はやり病院からの積極的な取り組みで実施できることになりました。

そして、新聞にも(北海道新聞2月23日)でていましたが、子宮頸ガンワクチンの接種を中学2年生を対象に全額公費負担で実施することになりました。昨年12月にこのワクチンが国内でも接種可能になり、旭川医大の産婦人科医師の協力により実施されることになったのです。

乳がん検診については、周りの人からも「なぜ、対象年齢が40歳?」と言われてきましたし、子宮頸ガンワクチンに関しては「これまでのように回りの町村の様子見をするのかね〜」と思っていましたが、大きな前進です。
肺炎球菌ワクチンに至っては、「桜井議員の一般質問では消極的対応だったけれど・・」と、説明の時に言われ、取り組む町も「ちょっと意外かも・・」と思っているような感じですが、まずは良かったです。

でも、事業が実施されるから「よかったよかった・・」では何もなりません。積極的にこれらの検診を受けたり、ワクチン接種に積極的に応じていかなければ、効果はありません。

実は、国保病院の院長にお会いする機会があり、そこで国保病院もがん検診の積極的な実施や、予防対策には積極的に取り組んでいくつもりであることを伺いました。
昨年、これらの一般質問をする前後には、ある担当者や、ある議員さんから「国保病院の医師は予防対策や検診には消極的なんだよ、知らないの?」と言われたことがあり、「あまりしつこくやると、嫌がられるよ」とも。
しかし、今回、院長から色々なお話を伺い、そんなことはないと言うことが良くわかりました。
*本当に自分の耳で確認しなきゃ分からない!

私たち、町民ができること、それは「健康でいられること」。まず、その一歩が健康に対して関心を持つこと。
健康診断の受診率ももっと高くなるように。そして、これからも積極的にできる取り組みを展開していきたいです。

 キツネのび
 キツネは「のび」をいたしました。「う〜〜〜ん〜」
posted by あとむ at 15:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 議員活動

2010年02月20日

オリンピックの

一週間ぶりくらいで積もった雪。水平線に遠のいた流氷を見ながら、雪かきをして、ヘトヘトになりました。
除雪費用の関係からか・・町の除雪車は今回は枝線には来てくれないようです。
朝は降っていた雪も、正午には陽射しが強くなり気温も上がりました。
昼食後に、そのままテレビをつけていたら・・カーリングの競技が始まりました。

バンクーバーで開催のカーリング競技には、4年前にもお馴染みの顔がありました。

スピードとかタイムに少し苦手な私も、このカーリングならば落ち着いてみることができる・・思ったのですが。
イギリスチームを相手に繰り広げられるプレーに、心臓がドキドキ。
すごいな〜と、最後のショットには涙が出てしまいました。かっこよかった!

このカーリングは常呂町が始まり、と言っても嘘ではありませんね。あの小さな町にカーリング場を作り競技者を育成していった取り組みはすごいことだったのでしょう。どんだけ大変だったのだろうか・・と想像してしまいました。
でも、町村合併や競技に対しての資金面やらで、常呂町の名前は余り出てこなくなりました。ちょっと寂しい気もします。

冬季オリンピックを見ていて思うのですが・・冬のスポーツはずいぶんとお金がかかるものが多く、なかなか選手が競技を続けていく環境というものは大変なのだろうと思います。
夕飯を食べながら、なにが一番お金をかけられずにできるだろうか?と考えましたところ・・クロスカントリーではないだろうか?と思ったのですが、どうでしょう。

さて、3月の議会日程もおおよそ決まりました。

立春を過ぎると陽射しが長くなったと実感します。
午後5時。まだ外は明るいですね。春の陽射しですが、まだまだ流氷には戻ってきてもらわなければなりません。

 キツネきつね
 あくびした!あくびしてるキタキツネ
posted by あとむ at 17:08| Comment(3) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・

2010年02月17日

町からの情報

皆さんからいただいたコメントを読み直して、おっしゃることは「本当にそうなんだ・・」と思いながらも、議会って、議員って、どうすべきなのか、「悩んで動いてください」と言われて、まったくその通り・・と。で?どうすべきだろうか?

朝起きて、朝食を作りながら考えていたら・・

お〜、新聞の折り込みに「国保病院の4月からの診療体制について」と言うチラシが入っていました。

内容の、なんだかおかしな部分はまた、検証するとして・・

さて、このチラシを配布することって、もちろん下っ端議員の私はまったく知らなかったし、議会の議長、副議長は知っていたのだろうか?さらには、15日か16日にあった(どちらかは忘れたけど・・)斜里町議会のサイダイカイハ(最大会派)の説明会では話があったのだろうか?と思い、聞いてみましたら、正副議長にも会派説明にもチラシの話はなかったそうです。
また、病院に関することも、事務長も町長も不在だったので報告はされない状態で話はなかったとのこと。

これは、昨年の6月に配布されたお知らせチラシと同様です。

では、地域医療協議会ではどうだったかというと、このチラシの内容は示されませんでしたが、チラシを配布するという報告は15日月曜日にあったそうです。

私は、この事を知っていたとか知らなかったと言う小さな部分で、ウジャウジャ言っているのではなく、皆さん誰もが思う「で?こんな状態になるまで議会は何をやってたの?」と言う部分を、恥ずかしながら私も同じように感じています。
これは、おかしい!

今回の国保病院の問題は、町の病院存続という大きな問題を抱えています。

医師を捜すのは町の、病院の役割だから、議会が動いてどうこうできるものではない・・から?
でも、病院運営のために町のお金が繰り出される、その繰り出されたお金がどのように使われるのかは、議会としてチェックすべき役割。
今回の問題は「斜里町国保病院がこれまでの間に、医師の提言、環境、体制について何もしてこなかった」ことが原因とされること、そして医療環境の変化で起こった問題であるとされるなら、その問題を改善するために、どのような取り組みをしようとしているのか、どこを変えたのか?をチェックすることが必要なのではないかしら?

議会が何もできない・・なんて、それは違うと思う。

議会のシステムが、そんな絵に描いた餅のような立場ではないはず。今回の病院問題を「斜里町のせいだ、町長がわるい、とかこれまでの体制が悪い、国の施策が悪い」なんて言ってられない。
できることは、まだまだあるはず。

会派で、正副議長会で担当者がいないから・・なんて理由には納得できないナ・・だって、国保病院の対策チームが動いているはずでしょう。
庁舎内での情報共有はどうなってんだろう。

 キツネ2
 あ・・こっちに気がついたキタキツネ
posted by あとむ at 11:41| Comment(4) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2010年02月16日

誰の病院だろ?

ブログには時々、コメントをいただきます。
そのコメントを書いていただくと、「あ・・読んでもらっているんだ」と思います。そして、色々な意見や考え方があるのだと実感します。

他には、斜里をもっと良くするために、色々なことを考えている仲間からも、いつも様々な考え方や意見をいただきます。時には「これはおかしいじゃないか?」とか「こうしたらどうだろう?」というアドバイスもいただきます。

病院の医師の問題(2名のはずが1名しか確定していない)の情報は、まだ町民には知らされていません。
町は、この情報をいつ?どのように町民に知らせるのでしょう?
決して他人事のように言っているつもりはありません。本当に、いつ知らせようとしているのか?分からないのです。

1月27日の町長との病院問題の懇談会では、この町民周知のことについても話されました。町民説明会・あるいはチラシ・そして広報などの方法で早く知らせるべきであると指摘しました。
しかし、それから20日ほど過ぎてもなんのお知らせもありません。

でも、2名の医師体制のはずが1名になってしまった・・つまりこれまでのような体制にはできないから、その方法や対応を整理しなければ「一名になりました」だけでは混乱も考えられるから、体制まで整えて広報しようとしているのかも知れない。とも思う。
でも、「なんで1名になったんだ?」と言う所に問題が集中してしまうことも考えられるから、時系列的に順次情報を周知した方が良いのかも知れない?

情報発信とは、そう考えると難しいことが多いです。

なんで、旭川からの医師が来なくなったのか・・
なんで、内科の先生が辞めてしまうのか・・・・
その「なんで?」の部分が分からなければ、本当の問題解決にはつながらないと思うから、そこを早く皆で考えて取り組まなくてはならないのに。

町長と国保病院の連携は、ほんとうに大丈夫なんだろうか?
「自分(町長)と医師のコミュニケーションが悪かった」と言うけれど、そのコミュニケーションは良くなっているのだろうか?

さっぱり見えない。見えなきゃいけないはずなのに、見えない。
色々な人に会って、色々な話を聞いた。
町が方向性を示したら、見えてくるものもあるはずなのに。
調べて、確認した色々な問題。それを情報発信するにはまた、整理が必要だと思っている。

3月19日が、3月議会を前に行われる「会派説明」
3月23日が、総務文教常任委員会
私は24日の産業厚生常任委員会での病院の問題の取り扱いが気になります。でも、委員会が違うのでメンバーの議員さんに聞くしかできません。その前に、なにかお知らせとかあるだろうか?
 
 キツネ
 寝ていたキタキツネが起きました・・

posted by あとむ at 21:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2010年02月07日

本当のことって?

斜里町国保病院に関係することなのですが、でも、病院に限ったことではないので、このカテゴリにしてみました。

昨日、一昨日はとても寒い日でした。
斜里町では氷点下23度にもなったとのこと。ウトロは氷点下15度くらいでしょうか。意外ですが。ウトロと斜里では気温がかなり違います。
だれもが、知床半島の真ん中に位置するウトロの方が寒い!・・そう思うのですが、実は違う。これは、本葉のこと。だって、事実だからです。
このような、意外とか予想外だったことの訂正は簡単で、実際の気温を見ると、それは解決します。

しかし、「人」という「思惑や立ち位置」が介在する場合は、時には本当のことを見つけることが難しくなる場合があります。二者の間の話だけなら、まだシンプルに行く場合もありますが、さらにそのことを、片一方から聞いた場合はずいぶんとニュアンスまで、ことによると真実まで変わってくることがあります。
それを実感するのは、もう一方の方ともお話をした場合に「わかる」ことなのですが。そうなると、はたして「本当のこと」ってのは、なかなか見えてきません。

そこで、考えたのですが、最終的には自分でそれぞれの情報を確認しながら判断するしかないわけです。

もちろん日常の、個人的に自分の回りで起こることについては、私自身はとても「おおまか」(言い換えれば・・いいかげん・・)な人間なので「ま、いいや〜」と決着をつけて流れていきます。
しかし、これが町の問題だったら、そう簡単に「ま、いいや〜」なんて決着はつけられるわけがありません。

どうしてこんなことを?書いてるの?何が言いたいの?
桜井は何を言ってるんだ〜と、イライラしながら読んでくださっているかも知れません。
じつは、そんなことを実感するようなことが、最近、ありました。
「あれ?私が聞いていたことと、違う!全然違う・・」と言うことです。きっと、かしこい、物わかりの良い人は「だから、問題だって言ってるだろ?」とおっしゃるようなことだと思うのですが、私はずいぶん驚きました。
さて、そのことを私なりに整理して、整理するためにもこの場に掲載したいと思うのですが、言った、言わない、さらには受け取り方が偏りかな〜などと考えながら整理しなければならず、少し時間が必要です。

実は、わが家の環境が、3歳と6歳の女の子とその母親、そして帰省している娘、さらに絶え間なく訪れる人達・・と言う、これまでなかった状態で、「じっくり」考える時間がなかなか作れないからなのです。
でも、そんな「動き」のある中で「純粋な思惑しかない」幼い彼女たちを見ていると、いただくヒントも多く、「ふつうの原点」に戻れるのも事実です。

さ、早く整理して「私のやるべきこと」に取り組みます。

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 岩尾別に彼女たちと出かけたときに出合ったキタキツネ
posted by あとむ at 13:23| Comment(6) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・