2010年01月29日

医師招へいの話

1月27日、午前10時から「町議会懇談会」がゆめホールで行われました。
この席で、町長は旭川医大関係の医師派遣が、難しくなった、と言う話をされました。前回、このことについて書いたこととほぼ同じ結果でしたが、いくつかの理由を聞くことができました。

司会を務めた議長は、この懇談会が公式な席ではないことから、行政の立場としてオフレコにしてもらいたいことに関しては言って欲しいと言いましたが、町長からは「この件についてはオフレコで」という確認はありませんでした。

ですが、個人的な名前、やり取りに関して私はこのブログで書こうとは思っていません。また、このブログは町の、議会の広報誌でもありません。
斜里町議会で活動する私の考え方、また、議会として関わってやっていること、さらには町のこんなことどうなってんの?と言う問題を発信して、一緒に考えていこうと思っている「場」の一つと捉えています。
1月6日に書いた「町の姿勢って・・」の記事のことだと思いますが、、私が未確定な情報、未決定な情報を書いている・・と、直接ではありませんが町長?に言われた・・ので、言われた方が、内容を確認してくれた、と言うことがありました。確認してくださった方は、なんの問題もない、と判断してくださいました。

私も、読んでいただくと分かりますが、なんの問題もないと思っています。

「情報の発信」は一方的に流しても、受け手がいなければ届きません。また、情報を求める人がいて成立するものです。懇談会の中でもある議員は「勝手に都合の悪い情報を出してもいいのか?」とおっしゃっていましたが、「都合の悪い情報」「都合の良い情報」を区別することは結局は「誘導」になりかねません。
流動的な部分の考慮はすべきですが、正確に伝える姿勢は重要です。

今回の懇談会の前に、地域医療協議会の席でも、また他の席でも今回の医師招へいの話は町長自らされていたそうです。
それも、また、議長は議会に対しての対応を批判されていました。私もその通りだと思いました。議員の立場が、与党と言われる議員だけで構成されてはいないのですから、こんな一ヶ月以上も経って、それも議会からの再三の申し入れで開かれた懇談会であること事態が問題だとも思いました。

これまでは、「関係者からの話」によりますとの情報が、町長から直接聞けただけでも良かったとは思いますが、これが我が町の「情報発信」の現状です。

で、結果、旭川医大関係からの医師招へいは、断念しなくてはならないと思っている、こと。そしてもう一名の東京から来てくださる医師は、旭川からの派遣があることが前提で来てくれることになっていたが、お話ししてお願いしたところ、来てくださることで変更はないと、町長はおっしゃいました。
そして、この懇談会の翌日に、町長は東京へ出向き、再確認をされ、正式に4月からの派遣が決定したそうです。

良かったです。

現在の内科医の野津医師は3月23日で退職されるそうです。
そして、東京からいらっしゃる内科医の合地医師は4月5日より赴任とのこと。この間の体制、さらには4月から最悪、常勤医師の一名の勤務になる内科診療を踏まえた斜里町国保病院の医療環境について体制を作っていかなければならないはずです。

私たち、町民の病院に対する意識も、地域医医療協議会で議論されるように変わっていかなければならない現状です。そのためにも、しっかりした情報を発信して取り組んで行かなくてはなりません。

昨年の10月の広報、それ以降の様々な情報発信、そして12月の新聞記事など、町が出してきた情報はたくさんありました。今回の結果を、町はどのように情報として町民にお知らせするのでしょう?

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 1月27日・前日にも見えましたが・・今年の流氷

posted by あとむ at 10:56| Comment(10) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院