2010年01月22日

雇用促進住宅

人口12000人・斜里の住宅環境はどんな状況なのだろう?

ウトロの状態を言えば、25年ほど前は本当に借りられる家がなく、みんな苦労していました。そのころはウトロスキー場の公営住宅は家族持ちの方々が多く住んでいました。賃貸住宅やアパートもなく、どこかの家が空くという話があると予約が殺到していた頃です。
そのころから、ウトロのホテルはそれまで冬期間休業していたところが通年で営業をするようになりました。同時に、従業員の方の住宅の確保が始まりホテルの寮がたくさんできはじめました。

ウトロ雇用促進住宅は、そんな中、平成3年にできました。戸数40戸・一棟です。
この雇用促進住宅は厚生労働省の方針で廃止が決まっています。
現在入居の方はそのまま住めますが、新しく入居することはできません。

この雇用促進住宅については、ウトロ地域からも斜里町に対して公的受託としての存続を求める要望書が提出されています
地域にとっては確保したい住宅です。

家族が住める間取りであることもなどから、長期にわたって住まう方が多く、単身者用のアパートなどとは利用形態を区分しています。(3DK)

この雇用促進受託の取り扱いを町はどう考えているのか・・3年前から何度か質問をさせていただきましたが、町としての決定はまだでていません。
交渉の駆け引き?あるいは管理の多様性を探っていると思いますが、今後は先に書きましたスキー場の公営住宅なども老朽化が進んでいますから、いつまで使えるのか?と言う検討も必要になります。
だからといって、ウトロの公営住宅が新設される計画はありません。

「今はホテルの寮だっていっぱい開いてるじゃないか?」という方もいらっしゃいますが、季節によって従業員の数も変わる観光業にとって確保しておかなければならない環境であるこもウトロの事情です。
漁業に従事する方が増えています。家族でウトロに来られる方も多くなっています。
なにより、観光に限らず多様な業種が25年前とは比較できないほど増えています。

そろそろ、町の方向性が出されると思うのですが、さて、決断はどこが、誰が行うのでしょう?町政を執行するって、先延ばしってことではないはず。ですよね?
 
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 空いてるのにどうして住めないの?と言う声。
 家族で住める住宅を探しているんだよね・・
 もったいないな〜

posted by あとむ at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり