2009年12月31日

2009年大晦日に

大晦日の夜、わが家は母が一人になった実家で過ごします。
もう何年もこのパターンです。
家族が集まって、みなで食事をして、テレビを観て。

子どもたちがそれぞれ大きくなり、夕飯の後には出かけていったりが、ここ数年。
そして、今年は娘と姪っ子(同じ歳)が大晦日には帰ってきませんでした。

もちろん、いろいろなことが、それぞれの家族の中ではありました。でも、
繰り返しこのような時間が続くことに感謝します。

今日の午前中にテレビで穂別町の病院の放送がありました。再放送でしょうか。

どうすれば、斜里をもっと良い町にできるだろうか、これまでも多くの人達がそう思いながら築いてきたこの町を、これからも続く若い人達にバトンを渡すために、できることからやはり続けなければならないと私は思います。

 雪景色

さて、明日ははやりずっと続いている初日の出を見に行きます。
釧路湿原から初日の出が見られますように。

2009年、このブログを読んでくださった方、本当にありがとうございます。
posted by あとむ at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと

2009年12月25日

できる、できない

12月議会で、国保病院のことについて補正予算の中でも質問をさせてもらいました。
私は、昔からの議会仲間でもないし、幼なじみでもない、そして質問するのに「真綿にくるむ」ことも「遠回りして」聞くことも必要ないと思っています。

今回の議会では、他の議員の方に「聞き方がきついね〜」と言われました。同時に、傍聴にいらしていた方には「聞き方がまだまだ、なまっちょろい!」とも言われました。
この、両者の感想はまるで正反対です。(もちろん、質問の未熟さはありますが・・)結局、どちらの目線なのか、と言う事です。

普段、日常の自分のお付き合いでは、もちろん「そうは言っても」とか「わかってる」と言う部分、そして曖昧な感覚も持ちながら生活しています。しかし、議会って?
議会って何でしょう?

国保病院に関することで言えば、やはり6月の問題が表面化してから、めまぐるく慌ただし時間を過ごしたのかも知れません。でも、今回、一般質問、補正予算関連で質問したことを整理してみると、町は何もしていない、これが良くわかりました。
と言うか、していないのではなく「できない」のかも知れない。
病院の運営、経営は確かに難しく、専門的な経験も企画も外交も判断も求められると思います。
お医者さんを探してくることなど、私にはできません。
できることは何だろう?と考えると、つまりは・・自分の町に誇りを持って、自信を持って行くことに突き当たります。

できること、できないことが、たくさんの人が集まりそれぞれの役割分担をすることで、結果は「できること」になるはず。そのために、できること、できないことの判断が必要です。できないのに、できるつもりでいること、できないのに、できないことにも気がついていないことだって考えられます。
その判断の一番が、情報の公開です。

できる、できないを身内の馴れ合いだけで判断していたら・・とんでもないことになりかねません。
今一度、考えませんか?国保病院のこと、私たちにできること。

 ぼだいじゅ
 菩提樹の並木・ピョートル宮殿

そう、今夜はクリスマス。クリスチャンではないけれど、大勢の人がこの日に、それぞれに「何かを見つめて」祈る人もいる、おめでとうと言う人もいる、家族で集う人もいる、そんな日には一人でも多くの人に聞いて欲しい曲。
Happy Xmas
聞くこと、思うことも、できることにつながりますよね。

posted by あとむ at 20:49| Comment(6) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2009年12月18日

12月議会が終わり

伊豆で大きな地震がありました。日光でも。
天災は恐いです。テレビで大きなガラスが割れ落ちる映像を見ていると、足がすくむ思いです。私は、十勝沖地震の恐い記憶があるので、特に地震は苦手。
学校で避難訓練を受けても、実際の揺れがあると時にはヤカンを手に持ってグランドに立っていた・・そんな記憶があります。
被害が広がらないように、余震などこれ以上大きな揺れがないことを祈ります。

2日間の議会が終わりました。みなさんが「12月議会でこんなに議案の少ない、2日間で終わる議会はこれまでにあまりない」と言っていました。
議長は「3月予算のある議会前、嵐の前の静けさか・・」と言い、村田町長は「2日間の会期になって嬉しかった」と話しておりました。

今回の議会で、みんなが心配している国保病院の医師探しですが、以前にも書いてきましたが、2名のお医者さんが4月から来てくれることが決まったと、報告がありました。一名は旭川医科大学の学長さんが紹介してくれる方で、この紹介してくださる方の詳細については12月21日に旭川へ行って確認してくるそうです。もう一名の方は東京から来ていただけることになり、現在の図書館長の弟さんで56才のお医者さんだそうです。
本当に、良かった。医師招へいに走り回っていた町長はじめ病院はまずは一安心ですが、3名体制を目指さなければならないので、まだまだ気の抜けない日々が続きます。

なんとか、長い間、お医者さんが斜里にいてくれるように。
そのためにも、先日のチラシにもありましたように、通常では考えられない異常な勤務状態をなんとかしなければなりません。これまでの病院の内科診療体制を続けるには、最低、3名のお医者さんが必要です。

本当に大変です。

さて、では、そのために何が出来るのでしょう。今回は、それを考え質問をしてみました。

今回は補正予算で、国保病院の会計へ、一般会計から1億2000万円ほどのお金が繰り入れられます。7月からの入院患者、外来患者の減少で収入が減りました。そして現在、一名体制で診療を続けているためにそれを補佐するために非常勤の先生に来ていただいています。今までの勤務よりも時間数も増えています。他には、治療には必要な、ちょっと高額な薬を使用した分などで、病院はお金が足りなくなりました。
その足りない分で、1億2000万円ほどを追加しました。

この繰り入れについて、その根拠は?どこにあるのか?との質問に、町長は「病院を継続させるため」と言っていました。それは大きな理由ですが、私も含めて、町民はこうなってしまったその原因について整理すべきではないだろうかと思っています。
それは、「ほら、あんたの責任だよ」なんて言うものではなくて、町のトップである町長がどのように捉えて分析して、それを持って「だから、こうしていこう」という方向を見いだしたいから、確認したいことなのです。
でも、なかなかその思いは伝わりません。

トップの町長が言う協働の気持ちをもって、みなで動きたい、そのためにこれからの病院を継続していくための町長の方向性・・というか企画?経営観点?を示して欲しいと思うのです。それがなければ、私たちは「どーすんだ、どーしよう、どーなんってんの」とジタバタして「あーだ、こーだ」と言うことになってしまうのです。

ちがうかな。

「いま、病院にかかわるこちらでは、一生懸命やってんだよ、うるさくしないでくれ〜」と言われても、これまで「ちゃんとやってんだろうな〜」と思っていて、この状態になっていた事に驚いた私たちは、なんとかしなきゃ!と思います。

でも、たしかに、すごく一生懸命に町長はお医者さんをこの半年、探してくれています。そこんとこは、ほんとうにご苦労様ですと感謝します。
だけど、次を、これから先の町を考えなきゃと、あたふたヘナチョコ議員は思うのです。

セリ科

      セリ科の大きな植物は、栽培してるものらしい・・


posted by あとむ at 10:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年12月15日

明日から議会です

12月の定例会が明日から2日間の予定で開催されます。
明日は、一般質問。
今回は4名の質問、9項目かな?

私は今回は、病院に関する質問・・
町長はこれまでマニフェストで言っていた公設民営を、この8月に直営に・・と言う変更を行いました。医師の招へい活動にがんばっていますし、来てくれる医師もいたことで医師確保の成果はでています。3名体制まであと一歩です。
しかし、直営でやっていく・・と発表してから、私たち町民は、まだ町長から病院をどのように運営していくのか、直営の病院としてどのように捉えて、方向付けを行うのかについて聞いていません。
斜里に来てくれるかも知れない医師に対しても、看護師に対しても、やはり設置者としての町長の方針を明確にすべきだと思います。と、言うようなことを質問します。
他には、医師からの指摘されていたコミニュケーション不足のそもそも原因はどこにあったのか?
なんでそうなってしまったのか・・が、分からなければ次に来てくれる医師との、また、現在勤務している医師に対しても同じ問題を繰り返すかも知れません。

もう1点は、これまでもここのブログで何度かコメントもいただいてきました、斜里町の情報通信環境についての質問です。
国の整備に関する交付金事業に申請はせず・・残念な思いをしていますが、なれば、これから斜里町はどのような計画で情報通信を整備し、まちづくりに活かしていこうとしているのか?
なんでも国から言われたから・・と言う事業を行ってきた地方ですが、ドンドン自分たちの町の状況を考え、自ら企画して行かなくてはならない時代です。情報通信の整備でこれから出来ることを考えるためにも、町の方向性や計画は必要です。
この2点について質問します。

また、2日目になると思うのですが、病院会計に対し一般予算から1億3千万円の繰り出しを行います。そのことについて聞きたいことがあります。

当初は3日間の日程を予定していましたが・・
質問も少なく、議案も少ない議会になりました。

でも、聞きに来られそうな方はぜひとも「傍聴」してください。

それでは、明日のお弁当の下ごしらえをして・・
コーヒーを飲んで・・おやすみなさい と いたしましす。
 
 DSCF9014.JPG
 さぁ〜行くぞ〜!なんて、元気な騎乗の人は皇帝かな?
posted by あとむ at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年12月13日

地域医療講演会?・・

先日から何回かチラシが入っていました。新聞でも呼びかけをしていました。
12月12日・午後6時から産業会館での講演会。

行かれた方はいらっしゃいますか?

さて、呼びかけの内容は、たとえば北海道新聞では、「〜医師が地域医療を語る講演会を開く。〜町が医師招へい活動中に知り合った縁から、糖尿病など生活習慣予防や、地域医療の課題や現状などについて語ってもらう。」と書いてありました。

チラシも

地域医療講演会
・なぜ医療崩壊は起きているの?
・いま住民にできることは?
・生活習慣病を防ぐには?
と言うサブタイトルがあり、
テーマは
「地域医療の課題と生活習慣病の予防」でした。

産業会館にはたくさんの人が来ていた。先日の基本条例の研修会よりも役場の職員の数は多いくらい。そして町の人達もたくさん来ていました。

何度も聞きますが、行かれた方は?

私は正直、驚きました。
きっと、講演内容の打ち合わせはしていなかったのか、それとも初めからそんな話ではなかったのか・・とにかく、糖尿病の権威である後藤医師は、ほんの8分ほど「斜里町にお医者さんが来ない理由は、たくさんいる医師が研究者になっていることで、現場の医師が足りない。今は、大変だろうけれど、辛抱して、お医者さんが見つかったときには、町民みんなが医師に感謝して大事に接すること・・・」という話をして、「さて、前置きはこれくらいにして・・」と、生活習慣病の話を始められました。腹部のはかり方、食生活、運動、そして女性に糖尿病が近年増えたのは・・以前のようにコルセットで体を締め付けなくなり、たくさんご飯を食べるようになったから・・?など、なかなか「へ〜〜〜っ?」という話を聞き、お話が終わったのは午後7時ちょうどでした。
6時から始まり、病院事務長の挨拶、町長の挨拶で始まった「講演会」は50分ほどで終わりました。

質疑の時間になったときに、「この講演会は何のために開催したのか?」と言う質問があり、私も心の中では「同じ事聞きたい」と思っていました・・が、講演者を前に失礼だとも思いました。(ドキドキ・・し〜〜んという雰囲気の会場・・・)
すると、町長が「先生は大変権威のある方で、お弟子さんもたくさんいらっしゃるので、今後のことを考えて、つながりを作るために、こうして来てもらった」と答えました。
その後の質問と、回答は余りかみ合うこともなく・・このような現状(医師が不足して)地方が困っている、どうすれば?と言う質問には「みんなが困っていると厚生労働省に声をあげなさい、新聞に投稿もしなさい」と。

今回、集まった人達は、本当に真剣にチラシにあった「地域医療の課題」をなんとかしなければ!と考えて集まった人達だと思います。
「前置き」にされてしまった「地域医療」で良いはずがありません。

町長も、本当に苦労して、斜里町に来てくれる医師を捜してきました。
最初の挨拶の中で、旭川医大で探してくれて、4月から赴任してくれる医師と、もう一名、東京から一名の医師が来てくれると手を挙げてくれた、との報告がありました。
良かったと思います。

だから、なおさら、私たちは斜里町の地域医療、あるいは自分たちに出来ることを考えているはずです。同じような失敗をしないためにも。

今回の「地域医療講演会」テーマ・地域医療の課題と生活習慣病の予防」
この講演料は30万円
旅費については(2名分)で35万円
と言う金額が補正予算に計上されています。

私のこのブログには毎日のように「斜里町 医療崩壊」という検索で数名の方がやって来られます。私自身、医療崩壊という言葉を使ったことはないのですが、今回の講演会を主催した斜里町と国保病院。危機管理がなっていないと、先日 自治会連合会でも叱られたばかりですが、かなり心細さを感じながら、ウトロまでの45分、雨の中を運転して帰りました。

みなさん、聞きに行かれた方は、どう思いましたか?
 
 宮古波
 波が碧く透けています。あ〜寒くなりますね。

posted by あとむ at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2009年12月10日

白樺と水楢と・・・

12月9日午前中はそんなに寒くはなかった。
知り合いに「とても立派で美味しいウトロの鮭」を贈って、バタバタと過ごし、午後から12月議会の一般質問を作り始め、夕方、斜里町の「まちづくり基本条例(仮称)」の研修会へ行ってきました。

 まちづくり


講師は佐藤克廣(さとうかつひろ)氏 北海学園大学法学部政治学科 教授

とても、聞いて良かった。というか、本当にどうして斜里町はこの自治基本条例(まちづくり基本条例)を作るのだろうか?と言う点を考えました。
「自主性」という意識がそもそも求められる自治体のありかた。それが、見えなくなったから、あらためて自分たちの町について考える・・のが、基本だと思う。

何名くらいの参加だったんだろうか?全体としては役場職員が多かった感じで、それはそれで良いことだと思いました。

とても興味深かったのは、基本条例の話よりも、日本とアメリカの関係をキッパリと言い切っていたこと。これまで、何十年も日米の関係が「あたりまえ」に思ってきた日本です。それが、どのような関係だったのか?を。
マスコミの最近のおかしな「日米の危機的な状況」というオウムのような繰り返しが、どれほどプラスになるのだろうか?冷静に考えると、かなりおかしくはないだろうか?ま、一方的には言えないだろうけど。
どうなるかな〜

日中の気温が氷点下の真冬日の今日は、ストーブに入れる薪の種類で暖かさの持続時間が違ってきます。よく「堅木」と言われる「ミズナラ」と「シラカバ」を比べて、「やっぱり火持ちはミズナラね」と思いながら火ばさみで「薪をくべる」訳です。でも、ミズナラばかりだとやはり勢いがなく、そこにシラカバをくべると、これが良い感じになります。
いろいろあってバランスが取れているのだと思うのです。
なんでも、いろいろが大切なんだ・・とつぶやきながら、ストーブで沸いたお湯を急須に注ぎ、昨日からの続きの一般質問を作りました。

一般質問は2点、
一つは「国保病院のこれからの方針」を、町長はこれまでの方針を変えて直営でやっていくのだと発表して5ヶ月。私たちは設置者である町長がどのような病院にしていくのかという方針を聞いていないのです。
・・・という点について質問します。
もう一点は、「斜里町の情報通信整備をどうするのですか・・」と言う質問です。

明日は、質問の締め切り日、正午までですが、今回はもう、出してしまいました。
そして夕方4時から議会運営委員会。本議会の日程などについて協議します。

それにしても、寒く、そして夜の時間が長くなりました。

 干し柿3
 見た目はちょっと・・ですが、すご〜く美味しい!
 2週間目の干し柿


posted by あとむ at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2009年12月04日

ヒヤリ・ハット?

ウトロに住んでいる方は、冬に実施されたアンケートを覚えていらっしゃいますか?
国道334号線、斜里までの道路で冬期間に「ヒヤリ」とした箇所、あるいは「ハット」した場所を選んで、どのような体験だったか、あるいは事故だったかと言うアンケートです。
「また。どうしょうもないアンケートか〜」と言われ、回答率も低いことが多い中で、この「冬道のヒヤリハット」アンケートは、大変回収率も良く、しかもそこに出されたデーターは、担当者が驚くほど何カ所かに集中していたというのです。
このデーターを収集した網走開発建設部の道路課のかたがたは、整理されたデーターの解析を見て驚いたと言います。
この結果は、自治会の回覧板でもみなさんに報告されました。

このアンケートは、危険な箇所があるからそれをなんとかする・・と言う直接工事に直結するものではありませんでしたが、しかし、冬にここを訪れた観光客の方々への注意や広報に、地元情報として発信されました。

さらに、今回はこの中のみんなが「危険だよ」という場所に対して、なんとか改善策はないだろうかと、削減される予算の中、出来ることを・・と言うことで、改良工事を行うことになったという話を聞きました。

国道334は、ウトロに住む人にとっては一本の道です。冬は特にこの道以外にありませんから、まさに命を繋ぐ道です。
この道にかかわる様々な場面で私たちはずいぶん多くのことを学びました。

特に「まちづくり」と言われる活動のきっかけは「道路」からでした。

公共事業削減の一括りにされる「道路」ですが、あらためて「みち」は「未知につながり」「道がつなぐまちづくり」とうたわれてきた活動を、もう一度見直さなくてはならないかも知れないと思っています。

沿道に花を植える活動も、冬のガードレールの雪かきも・・そんな、まちづくりの一環から始まった取り組みです。様々な地域とつながる媒介としての道路、その道路でつながる地域間の交流、さらには道路を利用した観光活動・・つながりと広がりはまだまだあります。

凍結路面の季節ですが、安全運転を心がけながら、もう一度「道路」につて考えてみようと思いました。

 干し柿2
 干し始めてから6日目の柿です。小さくなったでしょう?





posted by あとむ at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり