2009年11月28日

臨時議会で病院のこと

議会では、なんでも質問したり、議論したりできると思っていましたが・・実は、そうではないのです。基本的には、その議会の議案審議が基本ですから、議案に関連した質問以外は出来ません。
たとえば、議長が「他に何でも良いですから何かありませんか?」なんて聞いてはくれません。ですから、質問したいときは一般質問で。

それでも、質問したいときはがんばって「関連」するきっかけを探します。先輩議員諸氏は(積極的に質問する人ですが・・)「〜あ〜、ここから来た・・」と思うような所を糸口にします。

今、臨時議会では台風被害の専決処分、ゴミ処理場のベルトコンベアの故障の専決、そして昨日も書きました財産取得、そして特別職、役場職員の給与削減についての条例改正でしたが、その中には特別会計(水道や病院)も含まれていました。

そこで、町長の町政報告にもあった、今回の12月からの診療体制についての質問が出されました。
非常勤医師ががんばって日中の診療体制を維持していくシフトですが、そのお知らせの前段の文章について、現状はどうなっているのか質問が出されました。

何度読んでも、6月のチラシもそうでしたが、この病院の設置責任者はいったい誰なの?と感じませんか?
なぜ、転院、他の病院への紹介予定が遅れたのか、「〜予定でありましたが、網走医師会や病院等への要請、協議の遅れなどにより・・」と書いていますが、どうして遅れたのでしょう?担当する人員がいなかったのでしょうか?患者さんの調査が遅れたのでしょうか?
もう一度、冷静にあのチラシを読んでみてください。

それは、今回のこの問題(医師が足りないのに何もせずに、結果、この状態になることを分かっていたのに何もせず、6月に医師がいないからこうなります・・)に限らず、野津医師が辞表を出し、バタバタして、今回も一名の医師が4月から来てくれる・・と言うことでなんとなく「よかった」感で、でも実は何も変わらない状態で、12月からとりあえずの体制をとって町民には「〜予定だったのに〜出来ない結果となりました」と伝えるだけ。
町は何をしてきたのでしょう?

この現状はこれまでと何ら変わらないのではないかという質問に、「12月からこの体制だけど4月にはなんとか内科医3名体制でスタートしたい」と答えた町長。

しかし、町民説明会で「野津医師の慰留に全力を注ぐ」と言った町長は、その後、どうやって慰留に努めたのか?との質問には「野津医師の3月以降の動きについて風の噂で耳に入ったので・・そのことを考えると遠慮した方が良いのではと思い、一度だけ行ったがその後はやめている」と答えた町長。

誰もが、首をかしげ・・その矛盾した回答に「はてな?」と思ったのは私だけではないでしょう。「3名の体制ってのは、じゃ、なんなの?」

野津先生が何故、やめることになったのか?
こんなに大変な病院、もうイヤだ!と言うなら、もうすでに辞めているでしょう。でも、一名の常勤体制になっても救急患者は受け入れ、自分の患者さんの診療も続けているのです。
医師が、これまでずっと続けてきた町への提言、12月には一名体制になることの町民への周知とその対応も、町が積極的に動いたわけではなく、医師が提言し町を促してきたと言う状態が、過酷な勤務以上に「異常な体制」だと言えるのではないでしょうか。

斜里町の医療体制をどう考えるのか?それを打ち出すのは町の仕事です。
自分たちの病院の医療方針を明確にしなければ、これから勤務する医師にとっても、これまでと同じような問題を抱えることになるかも知れない。

6月のチラシ以降、動きかけた全体の流れも、なんとなく過ぎてしまった感がある中、町は「やることはやっている」「一生懸命やっている」と繰り返します。
医師が見つかれば問題はない、それで解決と言う対応に、大きな社会問題として覆い被さる現状だけではない、さらに大きな斜里町の問題が加わっていると思います。

住民公募のメンバーも加わり構成されている「斜里町地域医療協議会」の会合が何度か積極的に開催されています。流されてしまうような組織ではなく、本当にいまこの町の医療環境に何が必要なのか、真剣に議論されているようです。

相変わらず・・「議会はだめだ〜、なんもしてない」と言われ歯がゆい思いをしています。担当委員会ではないので、さらに情報はなく、担当委員会の動きも余り聞こえてきません。本当に・・私が言うのもなんですが・・議会も何をやっているのでしょう。

チラシにある「新規入院患者停止中の現在も50人程度が入院している状況です」と書かれた家族の方や、ご本人はどんな気持ちだろう。
何もかもが、後手後手・・で責任のたらい回し。

なんとかしなきゃ。

 宮古蝶
 まだ、名前を調べていないシジミチョウ・・ナンダロ?
 「アマミナミウラシジミ」らしい・・


posted by あとむ at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2009年11月27日

電子黒板と斜里

昨日、11月26日は第7回臨時議会でした。

いくつかの議案、承認、報告事項があります。

国政では「事業仕分け」が話題ですが、事業仕分けを行うことについては、私は良いことだと思っています。ただ、このようなことは、今まで経験がないので状況によっては削減や廃止と言う結論に対して「乱暴」とか「地方無視」などと言う問題もあるでしょう。でも、やはりどこかでやらなくてはいけないことだと思いますし、多くの事業に関心が向けられることも大切なことだと思います。

逆に、事業を構築するときは、どのようにしてその事業を計画しているのでしょうか?そこも、これからは分かり易いプロセスが取られると良いと思います。

さて、斜里町では先の国の補正予算に関連した交付金対象の「財産取得」の議決が行われました。

地上デジタルテレビの購入・34台(その他備品を含む)
1,050万円

学校校務用パソコン103台(サーバーその他含む)
2,278万円

教育用パソコン171台(ソフト他含む)
2,814万円

電子黒板9台(各学校に)719万円

総額で6,861万円です。

これらは、国からの交付金で購入されます。

買ってもらえるから、ま、いいか・・・と言うだけではないと思います。
実際、子どもたちが使っているパソコンはもうかなり古いもの。
そして、教職員のパソコンはほとんどが個人所有のもので、いままで使われてきたのですから校務用は必要と思います。そして、テレビ。考え方によっては現在のテレビにチューナーを付ければ・・とも思いますが、デジタル放送の特徴に、双方向データー通信がありますから、この機能を教育現場にも最大限活かしていくような取り組みにはデジタルテレビが必要になるでしょう。

しかし・・よくわからないのが、電子黒板です。
50インチサイズの薄型液晶黒板は、デジタル放送にも利用できるはず。各学校に一台。本当に必要でしょうか?

パソコンは二人に1台の割合で配置され、しかもデジタル放送で先にも書きました双方向のデーター通信のやり取りができるようになる環境ができあがります。
この電子黒板は操作についても、「ハイ、どなたでも・・」と言うものではありませんから教職員の研修も必要でしょう。
さらに、ソフトのアップデートなどこの黒板を使っていくためには継続的な費用が必要です。
そして・・一番に危惧しているのは・・この電子黒板を日常の授業にどう使っていくのか?と言うカリキュラムの作製が必至なのです。
趣味の世界のものではありません。たまたま、このような機器が好きな先生がいた場合とそうでない場合・・さらに、本当にどれだけの出番があるのか?授業時間が足りないという現状の中で、この電子黒板で何をするのでしょう?

全国のいくつかの自治体では、この電子黒板の購入をやめた自治体もあります。
今後の維持管理、汎用性について整理されないからと言う理由です。

買ってもらうんだから・・と言う発想だけではなく、どう使うのか?斜里町の学校教育の活用方法についても今後しっかりと見て行かなくてはなりません。

想像してみてください。一台の電子黒板を・・どうやって日常の授業に活用していくのでしょう?学校の先生は、ますます大変な時間を費やすことになりはしないでしょうか?

でも、今議会ではこの電子黒板を購入することでの議決・・つまり「買いますよ」と言うことの議決です。前回の議会で、この予算を承認していますから、私が質問できたことは・・「必要ですか?〜」と言うことではなくて「ソフトのバージョンアップは?その費用は町が支払うの?」というようなことと・・パソコンのソフト、そしてセキュリティーのこと・・でした。

たしかに、国からのお金があって、地元の業者から購入されれば、それはそれで地域活性化につながるわけですから。

そう考えると・・事業仕分けの賛否もなるほど・・ですし、
でも、そうなると、国家予算が多ければ多いほど・・良いってこと?難しいですね。どこかで「身の丈にあった・・」とか「足を知る」という言葉がキーにならなくてはいけないと思うのです。
難しいです。

今回は病院の事についても議論がありました。
また、別ページで報告します。

 宮古1
 海の砂?貝殻の破片?珊瑚の破片?砂ってナンダ?

posted by あとむ at 20:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年11月23日

ソフトのコピーと冬到来

ウトロは真っ白になりました。
寒さになれていないためか、身体が「寒い」感じがします。年々、そう感じることが多いと言うことは「年齢」のためでしょうか。

先日から、札幌市でも北見市でも網走市でも、庁舎で使っているコンピューターソフトの不正コピーの報道が続いています。
この、コピーソフト、おそらく多くの皆さんが使っているのではないかと推測します。個人で使うくらいなら、許されるとは思うのですが、やはりコピーは違法。
以前は、このような「違法」という認識も少なくコピーしてもわからないから、IDを入力して私も初代のマックにはたくさん使っていました。
ですから、役場関係のところからもコピーしてもらったりしていました。

しかし、通信環境が良くなり、常時通信状態がオープンになったころから「違法だよ」という認識が増えました。
わが家のパソコン係はこの点については大変厳格で、コピーソフトを嫌がります。
しかし、このソフトがバカにならない金額です。う〜〜〜ん、儲けているんだな〜マイクロソフトって思います。
でも、今に始まったことではないのに「なんで?今なの?」と思います。

さて、斜里町ではどうなのでしょう?町では業務遂行のためにシステムの大きな改修を近年、行っています。
財政システムなどの改修も行いました。
ホームページのシステムも改修しています。

今回、決算審査特別委員会で配布された資料を見る限り、平成20年度の決算等の数字などが、最新のシステムを使って作製されたものではないと言うことはわかりましたが、どこでこのシステムが使われているのかも調べてみようと思います。
ずいぶん、アナログな感じでした。
必要なシステムならば使うから改修しているはずです。

さて、話はそれましたが・・仕事で使わなくてはいけないソフトのコピー。町はどんな状態でしょう。
まさか、オフィス なんてコピーしてないよね。

 干し柿
 福島の知り合いがおくってくれました、干し柿用の柿。
 皮をむいて窓辺に吊してみました。なんだか、楽器みたい。
 美味しい干し柿に変身しますように!
posted by あとむ at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・

2009年11月14日

まちづくり交付金と石田三成

NHKの大河テレビを観ています。ふだんはニュースと自然関係の(生き物地球紀行とかBBC関係のもの)ものを観るぐらいですが、昨年の「篤姫」を観てから、マイブームは続いています。
今回は妻夫木君(フルネームの漢字がわからない)が(私は一応、妻夫木ファンです)米沢ゆかりの上杉家臣で登場と言うことで観ていましたが、ここで登場した石田三成が大変かっこよく、彼が斬首されるときには泣いてしまいました。
今朝、テレビを観ていたら石田三成氏が携帯のCMで出ていました。いいな〜名前はオグリシュン(これはまったく漢字がわからない)。他にも松田勇作の息子が伊達政宗とか、他にも真田幸村とか、格好いい役者さんがたくさんで、嬉しいです。さらに、付け加えると・・豊臣秀吉のイメージキャラクターが今回の配役の笹野さんにぴったりで驚きました。

余計なことを書いてしまいましたが、歴史って良いですよ。

さて、今回、テレビで報道されている「事業仕分け」について、賛否はあるでしょうが、画期的なことだと思っています。
事業に対しての費用対効果を一律に論ずることはできませんが、でも、事業や予算に対して私たちは強く関心を持ちます。よい事業であれば継続するでしょうし、復活もありでしょう。でも、その都度、検証すると言う作業を行政はやってこなかったのではないでしょうか。
これは、一般家庭でも同じ。
昨年は「ホテルのおせちにしましょうか?ちょっと奮発して!」なんて会話になりおせちを予約。しかし、今年は「余り好きなものが入ってなかった」とか「値段の割に」とかあるいは「よかったよね〜」とかで、今年はどうしようか決めるのは当たり前。時には「お付き合い」で予約することもありでしょう。

マスコミはともすると局部だけを大きく取り上げて賛否を問いますが、最近はそんな姿勢に少しうんざりしているのはわたしだけではないはずです。

その事業仕分けで話題にもなった「まちづくり交付金」ですが、さて、斜里町はこの交付金、どれくらい交付され、どのような事業に使われてるのでしょう?
平成21年(今年)は予算は1200万円
平成20年は2130万円ほど
平成19年は3650万円
で、使われているのは「まちなみ整備推進事業」つまり斜里町の中心市街地事業に関連して使われています。
まちなみ整備については、斜里町ではおおよその工事が実施されています。
この交付金の使い方がどうだったのかと言う議論はしませんが、たしかに使い勝手の良いお金だったと思います。
予算書を見ていますと、たくさんの交付金や国庫補助などの名目が列記されています。時時、この事業を行うためにどうして「 ○ ○ 機構」とか「財団法人」が間にはいるのか良くわからないものもあります。

シビアなやり取りですが、たしかに「仕分け人」が質問している内容については私も「そうそう、そこが聞きたい」と思う内容です。
国が決めたから、そうなんだ・・・と言う思いこみからちょっと変えてみなくてはなりません。
検証・・大切なキーワードです。

 食べる
 ウトロのイカで・・お寿司です。
プロのにぎりで・・味は最高。
 とても楽しく嬉しくいただきました。
posted by あとむ at 14:44| Comment(7) | TrackBack(0) | まちづくり

2009年11月12日

網走で講演会です

「こんなに雪が積もってね〜」と電話で話をしていたら・・相手は「・・・」あれ?おかしいな〜と思っていたら、積もっていたのはウトロだけ。しかも、昨日と今日は・・ウトロでも高原と香川地区?だけかな?
と言う、お天気でした。

 IMG_20091109_3008.JPG
 ハートの虫食い・大根の葉っぱ

さて、タイトルにあるように網走のエコーセンターで
「地域医療を守るために市民にできることはなにかー」をテーマにした講演会・シンポジウムが開催されます。

11月18日午後6時30分から

医療機関・消防・住民・行政の代表がそれぞれの立場から議論し合う場もあるそうです。また、講演につても意思の立場、救急担当者の立場、小児救急の現状と今後についてなど盛りだくさんの内容です。
この、シンポジウムに、斜里町国保病院の存続を考える会の会長(上西康公氏)が、発言者として参加されます。

あいにく、わたしは私用で参加できないのですが、参加できる方は是非、話を聞いてきてください。

この開催は斜里町では知っているのでしょうか?
ぜひ、斜里からですと40分くらいの時間です。我が町のこの現状を考えて、積極的に参加して欲しいですし、斜里町でもこれくらい現場に即したシンポジウムを開催して欲しいと思います。遠いところからではなく・・現場の声を聞かせてもらう事が自分たちの町の医療環境を考える大きなきっかけになるはずです。

行くことのできない私が言うのもなんですが・・
是非、皆さん参加してください。そして、その感想を聞かせてくださいね。
posted by あとむ at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2009年11月09日

フジコ・ヘミングを知床で

今日(11月9日)は総務文教常任委員会が10時から開催されます。
先日、10月13日に実施した町内所管調査の報告書を作って、提出の準備を行いながら車で走ります。

約、45分のドライブには友人が貸してくれた「フジコ・ヘミング」の今年のCD。
ふだん聞き慣れたショパンやリストの曲なのに、まったく違うイメージに驚きながら、でも、とても快適に走りました。
途中で、後ろから走ってくる知り合いの車に道を譲っても、次々と広がる音楽と風景に満足して手まで振ったり・・。
 
 09薪
 今年の薪・ミズナラ

今日の議題は「インフルエンザ対策について」と台風被害と一般ゴミの破砕機の故障に関する「専決処分」の説明などでした。

インフルエンザは町内でも少しずつ広がっている様子。
近く、始まるワクチンの接種に関する取り決めや、周知方法について話し合われました。近々、チラシや広報が行われることになります。
みなさん、よく読んで、対応してくださいね。

さて、ゴミ処理場の破砕機が故障しました。原因は老朽化によるものだそうです。先月27日に故障して、緊急で修理をしていますが、直るのは12日という事。それまでは、清掃センター内の物置場に保管。生ゴミも生ゴミ処理場内に一時保管です。
修理にかかる費用はおおよそ600万円。きっと、その他に、貯まったゴミ処理の稼働に伴う経費が追加されるかも知れません。
20年以上使い続けている機械ですが、これからはもっと日常の保守点検が必要でしょう。

もう一つ、報告ですが乳ガンの無料検診について、今日の委員会で議長が保険部長に家訓してくれました。10月には子宮頸ガンのクーポンは配布されていましたが、今回、北見などでの検診が受けられる見通しになったので、乳ガン検診のクーポンも配布されたそうです。せっかくの無料クーポンです。積極的に受診してください。

なお、今年度からウトロでも実施される乳ガン検診「マンモグラフィ」ですが、ウトロの定員50名はもうすでにいっぱいになったそうです。斜里も同様で、キャンセル待ちの人がいるそうです。どれくらいの人が、希望していても受診できないのでしょう。ウトロのマンモグラフィは2年に一度との計画ですが、これは受診チャンスをなくしている状況です。斜里町のキャンセル待ちの人を含めると、2年に一度の検診では不十分だと思います。
当初、役場は定員に満たないと困るから・・と回答していましたが、実態は少し違うような気がします。(2007年・12月定例会 一般質問を参考に)

町全体が、自分たちの健康維持のために意識を高くする・・それが、健全な医療環境を整備する第一歩だと思うのです。
そのためにも、できることはまだまだあるはずです。

 クレムリン2
 クレムリン
posted by あとむ at 23:21| 議員活動

2009年11月08日

住民参加の協議会は・・

11月6日・町が言っていた「協議会」が開催された。
この協議会に至るまでの経過、議会では具体的な報告はなにもない。あ・・協議会が開催されたという報告を言っているのではなく、この協議会の目的や、やるべき事、やって欲しいことについて、あるいは運営委員会との役割分担、さらに庁舎内のどことどこが参加していくのか・・など。
つまり、設置者である斜里町は、この協議会に何をやって欲しいのか・・・が見えてこない。こなかった。

病院の問題に関しては、町民からも様々な問題が指摘された。
わたしは、この協議会をぜひ、町の今後の医療環境の安定のための「サポーター」にして貰いたいと思っているし、そうすべきだと思う。

余計なことかも知れないけれど・・
町は、表向きは「協働」という言葉を連発しているけれど、おそらくは「協働」を「利用させていただく」あるいは「おまかせ」的にしか捉えていないと思う。ひどく、想像力がない行政・・というか、行政トップだと思う。
叱られるかもしれないけれど、ひどく古くさい。
そんな、理事者に振り回される職員は気の毒。能力のある職員、本音も言えない。言ったらまずい・・とか言うレベルではなく、言っても理解できない・・らしい。だから、「わかってないんじゃないか」

話を戻して・・斜里町地域医療協議会はどうだったのか。
参加された2名の方から電話をいただいた。
「どうでした?」という問いかけに「協議会で勝手にやってちょうだいって・・」と言う言葉が出てきて、その後、いくつかの質問をしたけれど「あれ〜?」と感じた。
もう一人の方も、同じような、力の抜けた感じ。
詳しくわかりたいから・・もう少し具体的に、これからどうやって進めていくのか、聞いてみたい。
そもそも・・話し合われた、聞かせていただいた「声」や「意見」や「提言」は誰が、どう受け止めて「活きる意見」「活きる提言」にしていくのだろう。

病院の設置者は何をこの協議会に求めているのだろうか?
始まりはそこだと思うのだけれども。
聞きたい!
何故、この協議会を設置することにしたの?誰が、設置したの?と・・・・

 北緯60度・シラカバ
 北緯60度のシラカバ(ダケカンバかな?)


posted by あとむ at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2009年11月05日

決算審査特別委員会って

10月29日・30日と11月4日・5日と予備日6日の決算審査特別委員会が終了しました。
3年前は、初めての委員会。連日の数字の説明に、該当するページを開き、他の委員のみなさんの質問を聞き、メモするのが精一杯でした。
説明する職員の名前もわからず、どんな事業なのか、はたしてその予算は町から出資しているものなのか・・単位に当てはめて「いち、じゅう、ひゃく・・」と数えなければ金額も読めなかったのです。
それでも、担当職員の方も、議会事務局長も、なんでも質問して良いから、と言ってくれましたから、それだけでも助かりました。
ずいぶん、的外れな質問も多かったはずです。

必至で取っていたメモが、ずいぶん役に立ちました。
それは、翌年の予算審議で役に立ちました。

昨年は、業務の内容、その数、その担当、そして予算の組み方が、少しわかってきました。町のお金が、何にどこに使われているのか。
それは、何のためなのかと。
そうしてくると、町がどの方向に力を入れているのか、逆にどんなコンセプトを持って進んでいるのか、あるいは町全体の意識のようなものも感じられるような気がしました。

そして、今年は3回目。やっと、予算の関連や、途中での補正予算、あるいは執行できなかった事や、国の政策の変更など、昨年の議会の記録を見て、このことが、この予算に反映されていたのか・・という事がわかってきました。
いくつか気になる予算組の事業もありました。

今回感じたことは、報告の中の付帯意見にも反映されると思いますが、私たちの日常生活と関わりの深い事業であればあるほど、「これまでと同様」という意識で事業を施行するのではなく、つねに改革や検証を行いながら「昨年よりももっと良い形で」と言う意識で取り組むことが大切だと思いましたし、私たちの税金が活かされる事業につながっていくのだと思いました。
職員の皆さんは、本当にこれだけの事業を実施するために、本当に少ない人数の中で必至に動いているのだと思いました。
本当に大丈夫だろうか?と思う部署もあります。

町では今、インフルエンザ対策で大忙しです。
病院の問題も、ゴミの問題も待ったなしの中、来月には定例議会もはじまります。

さて、「私たちの地域の、あれ・・・・はどうなったの?」などと言う質問がありましたら、どうぞコメントなどでお知らせ下さい。
わかる範囲で、できる範囲で調べてお応えできるようにがんばりますんで・・・。

平成21年・20年度決算審査特別委員会 委員
委員長・・宮内議員
副委員長・さくらい
委員・・・小笠原議員・阿部議員・須田議員・馬場議員

 サンクト2
 サンクトペテルブルグ(レニングラード)

posted by あとむ at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年11月03日

斜里町国保病院その後3

病院関係の記事が多くなったので、カテゴリーを作りました。

さて、11月2日から3日にかけてウトロ地域は雪にやられました。
思いがけずの寒波でしょう。夏タイヤに変えていないので3日はどこへも出ることができませんでした。
 
 IMG_20091103_2971.JPG
 バラたちも雪に埋もれました。積雪は15cmくらい?

明日は、決算審査特別委員会の3日目です。

病院の会計は、特別会と言われているように医療事業で独立しています。
国民健康保険の事業ですから、みなさんが病院にかかったり、検査をする代金等で運営しています。(とても会計は複雑そうですが・・)
しかし、ご存じのように運営する予算が足りないので、斜里町の一般会計の方から繰り出しています。
国の交付金(病院の運営に対する交付金)がでていますが、その額がおおよそ1億5千万前後。その交付金も入れて、斜里町からは今年度は約4億円が繰り出されています。
この赤字をなんとか改善しようと、「病院改革プラン」を町は作りました。
しかし、このプランを実行する条件は、外科医2名・内科医3名の体制であることが前提と言うことですから、現時点ではこの「改革プラン」は来年度は実施されないというのです。
でも、もしかしたら医師の確保が大丈夫かも(11月1日掲載)と言う事になるかも知れません。

今回の病院問題で町はいくつかの施策を出しています。国保病院のページ参考

その中の一つ、「斜里町地域医療協議会」の設置をおこない、先月はメンバーを公募していましたが、11月初旬に第一回の協議会が開催されるそうです。
この協議会の役割、あるいは位置づけなどが今後決まっていくのだと思います。

ぜひ、「作っただけ」にならないよう、住民の視点に立った声を行政はしっかりと受け止め、今後の病院運営に活かしていくべきだと思います。
 
 夏の宮殿
 ピョートル宮殿(夏の宮殿)

posted by あとむ at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2009年11月01日

敬老会で病院のこと

さきほど、斜里町の通信環境について書いたあと、11時からウトロ地区の敬老会に行ってきました。
ウトロは町内他の地域よりも一月遅れで開催します。

90才以上の方も参加されて、皆さんお元気そうで・・と言うか、はつらつとしてらっしゃいました。そう、みんな若々しく現年齢マイナス10才くらい。あと、20年後、わたしはこんなに元気だろうか・・と、美味しい料理をいただきながらつくづく思いました。

さて、その席で、村田町長が病院の話を皆さんにされました。
そこで、旭川医大から一名の医師派遣が決まったこと。
そして、もう一名の医師についても、現在まだ交渉中ではあるけれど、どうやらその医師とはほぼ、来てくれることが決まった見通しでいること、との話がありました。
「よって来年4月からは3名の医師体制で動いていくつもり」との話でした。
3名?って?・・・と、確認したくなりましたが、そのような場ではないことからそれはできませんでしたが、でも、二人目の医師がどうやら決定しそうだと言うことは皆さんへの話でわかりました。

そりゃ、よかった。

敬老会に参加されていた方々からは、その先生がいつまでもいてくれるような町の体制ができているのかい?とか、これからも、ずっといしゃさがしが続くんかい?という話も出ていました。
また、詳しい情報がありましたらお伝えします。

 クレムリン
 赤の広場・モスクワ
posted by あとむ at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

斜里町の通信環境

コメントでもこれまでみなさんとやり取りをさせていただきましたこの問題ですが・・
以前は、私がウトロ地域に布設されるADSLの誘致を何故積極的に行わないのか・・と言うご指摘も受けてきました。
以前から、通信環境に対しては歯がゆさとジレンマを感じてきていました。ADSL環境になりウトロの皆さんは「これでいいや」と思っているのだと思います。
たしかに10年以上前に比べると格段の進歩です。が、施策や事業という観点から見るとやはり、ウトロのADSL誘致に関しては「今はADSLじゃない。光だよ」とわたしは思っています。
地域全体を考えると、やはり地元の経済団体が声をあげるのであれば、もったいない誘致だったかも・・と思うのです。やらないよりはマシだろうという声もありますが、どうせやるなら・・と考えるのが地域の事業環境整備だと思います。

小清水町でも来年1月から「フレッツ光ネクスト」の利用が始まります。
これは、国の助成を受けて実施される事業です。この事業に小清水町が手を挙げ、また、清里町も・・と言う話を今年度当初耳にしたとき、町の担当者、理事者は「いや、あれは業者やコンサルが必死になってやっているだけ。うちの町はADSLが広がっているしね・・」と言うような話でした。

今、経済の停滞が深刻になっています。その活路のためにも、これからは通信環境の整備は必至のはずですが・・
町全体の包括的な視野がやはり少ないように感じます。
町民の声って・・たとえば、家の前の街灯が切れてるよ・と言う声を拾うことと、これからの町の産業発展を担うであろう事業の可能性の声を拾うこととは違うはずです。
小清水町の通信環境は来年1月下旬から中心地より整備が始まり、来年秋には全町の整備が整うとのこと。

 エルミ
 「冬の宮殿」・エルミタージュ美術館
posted by あとむ at 10:11| Comment(4) | TrackBack(0) | まちのこと