2009年09月19日

がん検診での不公平感?

 国は今年度、乳ガン・子宮けいがんの検診を、節目年齢の対象者には無料にするという事業を実施しています。斜里町は乳ガンで485名、子宮けいがんで317名の対象者がいらっしゃいます。(子宮頸ガンが20,25,30,35,40才・乳ガンは40,45,50,55,60才)
 
 ぴんく
 秋のバラは色がきれいです

しかし、町は乳ガン検診に対してはマンモグラフィ検診を実施できる機関が限られていることや集団検診で実施できる人数が限られていることなどの理由から、無料検診のクーポン配布は行わないということになりました。子宮頸ガンだけにすると言うのです。
しかし、他町村の病院での検診、あるいはマンモグラフィだけではなく触診による検診は可能です。せっかく無料で受診できるこのチャンスを、受診者から苦情が来たり混乱が生じるという理由で実施しないというのは納得できません。
一部受けられない人に対して不公平だと言うのですが、せっかく無料で受診できるチャンスがあるのに受診できないとほうが、よっぽど不公平だと思うのです。
また、それを言うならばこれまで実施してきている集団検診の乳ガン検診で定員になったために受診できない人がいて、その環境を改善してこなかったという方がよほど不公平だと思うのです。まして、今回は国民保険加入者だけでなく対象年齢であれば全員が受診できる事業なのです。

この事業をプラスに活用して、斜里町独自で計画する事業を組み入れる、あるいはこの実施に伴う対象受診者の意見や実施実体を今後の町の検診事業に活かすよう、前向きに取り入れるという姿勢が必要なのではないかと思います。

健康は自己管理でというのが基本原則で、それを助けていこうとするのが健康事業の取り組みです。受診機関の地域格差がある中では今回のような事業の実施は難しいとは思いますが、それでも、こと健康に関することでは、一人でも検診を受けるチャンスを広めるということを一番に考えるべきです。

クーポンを受け取った人が、現在の町の検診環境では充分対応できないことも受診者に知らせるべきですし、また、この検診に対し関心を持ってもらうためにも、今回のこの事業をもっと活用することを考えるべきだと思います。
やらないと言う選択はそこで終わってしまいますが、実施することであらゆる問題点を住民と共有するということも大切だと思います。

マンモグラフィの設備での受診だけでなく、病院での触診、問診も有効な受診です。町の病院にも産婦人科の先生がいらっしゃいます。子宮ガンの検診についてお願いしたという話ですが、同時に触診、問診の診察を呼びかけることも可能です。

今、町は町民みずから町の医療環境を考える動きがはじまっています。
できる環境がないから・・と言うことを理由に、やらないという選択はこれからの医療環境に関しての取り組みにたいしてあまりにも消極的だと言わざるを得ません。

町長は長いやり取りの中で、最終的には、この事業に関して「検討させてください」と答えてくれました。これから、病院の改革に取り組もうとする町長の姿勢を感じることができました。
ぜひ、前向きな斜里町の実施を望みます。
posted by あとむ at 00:05| Comment(2) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・

2009年09月16日

なんだか、変だ・・

一般会計の補正予算の金額が・・委員会説明の時と本会議資料の予算書と金額も項目も違う・・なんで?
明日、もう一度確認してみよう。知床五湖のレストハウスの解体費用が計上されているだけでだろうか?今日、確認しようと思ったのだけれど、一般質問で調べることがあって、できなかった。
いまだに、私の調べ方がおかしいのだろうか。

それにしても、女性特有のがん検診事業について質問したけれど、2種類のがん検診について対象年齢の人に配られるクーポンについて、子宮頸ガンのクーポンしか配布しないという。しかも、10月1日から実施予定だという。国の指導による6ヶ月という回答だったけれど、実施についてはずいぶん遅い。そして、乳ガンのほうはクーポンは発行しないという。???
国の無料検診事業を実施しないと言うことだろうか?対象者は乳ガン検診では485名。その人たちは?

厚生労働省の実施要項を見る限り、他町村での受診も可能。すでに自費で受診した人には償還することも・・など、細かな取り決めがある。

なんだか良くわからないので、担当者に確認してみようと思う。
子宮頸ガンと乳ガン対象者、40才のひとは両方の受診。斜里町では、のべ800名近い人が対象です。この検診を任意で受診すると数千円かかります。

おそらく、来年度も実施したいと厚生労働省は言っています。
しっかりした、システムで斜里町も実施して欲しいものですが・・わかんない?こと多いですね。

それにしても、夕方の雨はすごかったです。
posted by あとむ at 23:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年09月14日

情報発信って・・

 あ・・セイヨウオオマルハナバチ!カクトラノオにやってきました。
 つかまえようと思ったのですが・・失敗!多いですね〜〜

 マルハナ

私は、斜里町のホームページをよく見ます。

「お知らせ」や「町の話題」そして「ウトロ支所だより」や「支所長の部屋」を見ます。でも、一番開くのは2008年4月1日から始まった「町長日誌」です。
また、気になった町村のホームページを見ると、なんとなくその町の様子が分かりますから、良く開きます。
同時に、この町はこの事業をどのように町民にお知らせしているのか・・などを見たりします。
以前、ホームページがなかった頃は「広報」を開いて、行事や募集、お知らせなどをチェックしていましたが、やはりタイムリーなもの、そして以前のものなどはどうしても役場に電話をして確認することになっていました。

6月20日に病院問題についてのチラシが出てから・・その「町長日誌」の更新がありません。「あ〜大変なんだろう」と思ってしばらくは「仕方ないかな」と思っていましたが・・最近は「これは、怠慢であり責任放棄?ではないだろうか?」と思います。
「町長日誌」は言わば町長と町民が多様につながる一つのアイテムです。
まして、批判やコメントは受け付けないし、返事を出すこともないわけですから、一方的な発信ですが、でもおそらく毎日多くの人がアクセスしていたと思います。
そのアクセス解析がないわけはないでしょうし、その数も把握していたと思います。

なんで「町長日誌」の更新がされないのだろう?
今回の病院問題、あるいはゴミ処理場の問題、他にもたくさんの行事があり、町長は町政にも行事にも参加しているだろう。そこで見たもの、起こったことを「町長日誌」と言う視点を通じて町民は自分の町を見ているはず。

6月19日・一日の走行距離は350km!NEW

で終わっている「町長日誌」。町民に町長自身の視点で伝えるもの、ないのだろうか?もう、ないの?
大変なとき、辛いときこそ、町長の大好きな「協働」って言葉の意味を考えて欲しい。都合の良いときだけ使う言葉ではなくて、直接訴えることのできる公的な場だと思う。一番基本的な「情報の発信」がそこにあるのに。

ね、町の職員も一度話してみたら?
「町長日誌」を早く復活させた方が良いですよ」と。
ますます、町長が何を考えて、この町をどうしていこうと思っているのか、分からない。そう、思っているのは私だけではないと思うけど。
町のホームページのトップサイトに設置している「町長日誌」です。
個人のページではないでしょう?
わたしは、どうかと思っていますよ。

 ミドリヒョウモン
 ミドリヒョウモン・今年はあまり蝶を見ることできませんでした。
 羽の裏の色がきれいですよ。



posted by あとむ at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ・・思うのですが・・

2009年09月13日

ウトロ・マーケット

お知らせします。

19日に開催する「ウトロ・マーケット」!
ウトロの道の駅と世界遺産センターの間にあるイベント広場で開催します。
前日には、もっと詳しいチラシが配布されます。

みなさん、来てください。
テーマは「つながり」です!

    fdToVB.jpeg
    クリックすると大きくなります。
  
posted by あとむ at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2009年09月12日

斜里町国保病院その後1

 あじさい 

9月16日から議会が始まります。

1議会前には、いくつかの会議が開かれます。最初にあるのが「会派説明会」です。これは、議会として設置されている会議ではなく、いわば「都合」で開催されるものです。その都合の説明の前に・・・
斜里町の議会議員は考え方、立場、政党などでいくつかのグループに分かれています。無会派は一名(共産党の議員さんです)、そして政経クラブ(だったかな・・)いわゆる与党会派。町民クラブが野党会派。そして私も所属する町政研(町政研究会)・・。
なんの「都合」か、ですが、議会の前に、メインとなる議案についてこの各会派に対し、事前に「こんな議案を審議していただきますよ〜」と、行政が開催するのが「会派説明会」です。

2その後、常任委員会が開かれます。ここでは、各議員が所管する(担当する)役場内の各部署に関連する議案や報告を受けたりします。
私は「総務・文教常任委員」ですから、総務部・教育委員会関連の議案の説明や報告になります。ゴミ処理場、学校関係などですから、この委員会では病院関係の報告などはありません。

3そして、議会運営委員会が開催されるのが・・一般質問の通告締め切りのあと。今回は11日の午後3時でした。ここで、一般質問の方の人数や、議案の数、協議会の采配などについて確認するわけです。

つまり、議会の議案について自分でその内容を調べたり、これはどうだろう・・なんて考えたり整理するのは会派説明会で明確になります。

犬長くなりましたが、タイトルに戻って「病院問題のその後」を少し報告します。

一名の医師が旭川医大から来年4月に派遣されることはすでに報告させていただきました。しかし、具体的にどんな先生が来てくださるのかはまだ決まっていないそうです。
また、4月からの派遣と言うことは、12月からは内科の医師が一名体制になることは解決されていないので、本当に気を緩めることなく、医師招へい活動は続けなくてはなりません。

町長が町民説明会でも話していました、プロジェクトチーム(対策本部)は、9月10日に一回目の会合を開いたそうです。町長、副町長を始め部長、事務長、そして院長、副院長の野津医師、さらに看護婦長、薬剤師の方々も参加して行われたそうです。今後の動きを期待したいと思いますが、残念ながら、この対策本部の設置要項などについては委員会が違うので、どのようなものなのか分かりません。(議会中に開催される協議会では分かると思うのですが)
ただ、本当にこのような場がこれからの病院にプラスになるようにと、思います。
そして、他にも約束していたソーシャルワーカー、あるいは患者家族との今後など、時間的な余裕などない中、プライオリティを明確にして取り組むべきだと思います。

また、町民を交えた「協議会」の設置についても町長は約束していましたが、現時点では具体的にどのような組織で、どのような位置づけで、どのようなことを行うのかなどについてはまだ、決まっていないようです。

16日からの議会では、一般質問でもこれらの問題について先輩議員が質問します。
また、はっきりと日程は調整されていませんが、全員協議会で病院問題について協議されることになっています。是非、傍聴にいらしてください。

ちなみに、私は、今回は2つのことを質問します。
1・女性特有のがん検診無料の補正予算が決まりましたが・・斜里町での実施がまだです。医療環境を考える上でも必要で有効な取り組みです。なんで、まだなのか、いつから実施するのかを聞きます。
2・ゴミ処理場ができるまでの一年間、町のゴミが町で処理できなくなります。その計画はどうなっているのでしょう。
そして、現在の以久科処理場は、今後どのような整備がされるのでしょう?

今日は長くなりました・・報告でした。

 あじさい
 9月なのに、まだまだ咲きそうな庭のあじさいです。
posted by あとむ at 20:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2009年09月08日

知床・センチュリーライド

ウトロに楽しげなクラブができました。その名も「ウトロちゃりんこクラブ」です。
自転車を楽しもうという集まりですが・・この「自転車」というのがなかなか深いのであります。ママチャリからロードまで。ジャンルは幅広く・・目指すべき所も人それぞれです。それでも、「自転車」をキーワードに数名が集まり、色々な楽しみ方を考え実行するクラブになりそうです。

でも、私の当面の課題は、ウトロの香川の坂道から中島の坂道を利用した周遊コースをこなせるようになること。でしょう!
そのためにも、今風の軽くて軽快な変速機と、憧れのディスクブレーキが装備された自転車をゲットしたいと思っています。

呼びかけ人の「知床サイクリングサポート」の西原氏が、今回、このような企画を立てました。知床半島周遊160kmを走り抜ける「センチュリーライド」です。
私のような軟弱サイクリングリストになろうかな〜って人にはほど遠い企画ですが、160km=100マイルの自転車を走らせる企画は世界中で行われているそうで、それをここ知床でも実施したいと企画されたものです。

興味のある方は是非、参加してみて下さい。

 知床のセンチュリーラン160km・・・
    自転車
   クリックすると大きくなります。
posted by あとむ at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2009年09月06日

情けない麻生総理

私は、町の議員としての立場のこのブログでは、あまり国政にかかわる議員のことを書くのは控えようと思っているけれど・・・でも、今朝(9月6日)のテレビで見た状況に驚いています。
麻生総理が、記者の質問に対し答える「態度」です。
あれだもん、あんなんだから、どんな麻生ファンだって(いるのかな?)、きっと不愉快になると思うし、なんだか可哀想になっちゃった。
 
 エキナセア
 エキナセア・プルプレア

ここ2,3年で何人か日本の首相と言われる人が変わってきた我が国だけど・・取り替え、すげ替えで変わるたびに質が悪くなったと思っていた。どんな風に育てられたのだろう・・と総理大臣という人を前にそんな風に思うようになったのは、私が歳をとったからだと思っていたのに、どうやら違う。そう思わざるを得ない、人の資質?が欠けてる人なんだろうと思った。

あんな対応を取るなんて、酔っぱらっている方がまだ、救いようがあると思う。

なんだか、改めてこの国、何とかしなければならいのだと思った。

*わが家のエキナセアは、花壇ではないところにいつからか芽を出して、しかし、花が咲く前にシカに食べられていたのですが、昨年はじめて花を咲かせました。それで、名前が判明したのですが、どこからか種が飛んできたのだと思います。
きれいで存在感があります。この春、始めて花壇に移植しました。
posted by あとむ at 22:02| Comment(2) | TrackBack(0) | ふつうの・・気づき?

2009年09月04日

医師招へい・成果

昨日、9月議会の議案などの説明を事前に行う「会派説明」がありました。9月議会の予定議案、協議事項について説明を受けるのです。
その席で、副町長から、町長が医師の招へい活動のために旭川へ行っているという報告がありました。旭川医大です。

会議が終わってから、今回の旭川の結果が芳しくなかっら・・難しいかも知れないと、先輩議員が話しておりましたので、どうだったのだろう・・・と、思っていましたが、先ほど携帯電話が鳴りました。
村田町長からでした。いくぶん興奮気味な声で、「旭川に行ってきた結果、来年4月から医師が一名、来てくれることになった!」と言う報告でした。

とりあえず、来年4月から一名の医師がこの町に来てくれることが決まったようです。今後も、野津医師の慰留に努める、努力するからと言う話もしていました。
よかったです。

医師が来てくれることになったのですから、これまでのようなことにならないように、対策本部・プロジェクトチーム・協議会、そして保健福祉との連携など取り組まなければならないことがたくさんあります。実際、まだほとんど動き出してはいないのですから、町としての医療環境の方針を示して行かなくてはなりません。

取り急ぎ・・皆さん、気が気ではないでしょうから、報告です。
posted by あとむ at 21:39| Comment(8) | TrackBack(0) | まちのこと

高校生のクイズバトル

今、テレビを夢中で見ていました。全国の高校生が集うおなじみの番組ですが、久しぶりに見るとクイズの内容がなにやらえらくハイレベルというか・・難しい問題になっていて驚きました。
記憶力と暗記力・・が、優秀な高校生という狭い範囲の仕切りの部分ですが、豊かな知識と同時に様々な経験を積んで欲しい思います。
(あ〜〜わが家の子どもたちもこの半分、いや三分の一でも・・と思ったりして)

でも、今回は北海道の旭川東高校も準々決勝に参戦しています。
がんばって欲しいです。(北海道は全国学力テストで最下位・・です)

さて、ちょっと緊張の雰囲気を抜きましょう・・

 工事とシカ2

 なんの工事かと思ったら、なるほど、これをやってる訳
 ね・・って。
 
 工事とシカ1

 そうだよね、安全第一だからね・・ほら、気をつけて〜




posted by あとむ at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2009年09月02日

政権交代

「変わって欲しい」という気持ちの結果だと思うけれど、なにが、どのように変わるべきなのか?長い間の体質に慣れているからだろうか、なかなか具体的には見えてこない、イメージできないのが正直な気持ち。
戦後、敗戦の中から日本はめざましい発展を遂げてきました。
豊かな生活を・・と言う人々の気持ちがこの国の流れを作ってきたのだと思います。その大きな力は自民党だったのでしょう。

選挙が終わって、改めて思ったことは・・
何度も書きますが、私は欲張りなので・・比例で当選する人はこれからの政治に力を発揮できる若い人であって欲しかったし、この比例ってなんだか不思議な後味の悪さを残すシステムだと思います。

9月になり、急に涼しくなりました。

明日は9月定例議会へ向けて会派の説明会があります。
病院の問題、あるいはゴミ処理場、あるいは雇用促進住宅などの問題はどうなっているのでしょうか?
病院の医師不足、雇用促進住宅の廃止に係わる問題は、国策のマイナス結果を地方に押しつけた結果です。もっと、中央で働く政治家は地方の状況を知っていくべきだと思うのです。陳情という形で耳に入る情報ではない現状を知るべきだと思います。
そのために、私たち住民もあらゆる手段で情報を発信しなければなりません。
何でもそうだと思うのですが・・・結果だけを重視した取り組みは意外と時間がかかります。でも、経過を重視した取り組みをはかれば、結果は早く完成するはず。

しばらくはニュース番組が賑やかになります。
 
 夕陽
 
 これからの季節はこんな夕陽が多い釧路です。
posted by あとむ at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記