2009年08月30日

選挙の前日

衆議院選挙の前日、なにやら慌ただしい中で午前9時から「斜里町総合防災訓練」が実施されました。3年に一度の総合訓練だそうです。参加したのは初めてです。ウトロを8時15分に出発して、9時の訓練開始へ。

開会式が10時だと言われましたが、9時から始まる訓練の様子を見たかったので。自民党系の議員は、朝6時頃から武部代議士の見送りがあったそうで、本当に忙しい様子でした。中には、武部代議士のお見送りには来たけれど、訓練には参加しない・・と言う人もいましたし、最初から来られない方も多くいらっしゃいました。

防災用品の商品、各種の体験もでき、私はこの写真の飛び降りを体験させていただきました。高いところから飛び降りるのはなかなか勇気が必要です。下で消防団の方がしっかり支えてくれました。

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    上に登ると・・やはり恐い。

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 北海道の防災ヘリも飛んできて屋上に避難した人を
 つり上げて救助。

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 訓練中にちょっとケガをした人が!本当の救急車が出動。
 幸いにも、ケガはたいしたことがなく、安心。

 bousai1
 避難場所では(斜里中学校)組み立て式のパーテーションを
 実際に組み立てる訓練や、水を配水する作業、はしご車に
 も体験があり大人気でした。

お昼には「炊き出し班」の作った「豚汁」と「おにぎり」をいただき、12時の閉会式で終わりました。

さて、その後は「議員会」行事で三町の合同パークゴルフ大会と懇親会がありました。パークゴルフは今回の大会参加で3回目。空振り・・に始まり、思うようにボールが転がりません。結局、私は過去2回もそうだったように・・ブービー賞をいただきました〜〜〜。

懇親会では小清水ふれあいセンターで美味しいお料理をいただき7時に斜里町役場へ戻り、それからウトロへ。
今朝家を出てから12時間。長い一日でした。

でも、皆さん、このような機会がありましたら是非、参加することをおすすめします。災害はごく近いところにあるのです。あわてないように、焦らないように、そして自分の身を守るために。
posted by あとむ at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年08月28日

ゴミ処理施設視察

8月25日・26日の2日間は、議員会(斜里町の議員全員の会)で、ゴミ処理施設の視察に出かけました。議員会活動は公費(すなわち町のお金でなく活動している組織で、毎月の議員各自の会費で活動しています)ではなく、私費での活動です。

さて、斜里町は新しいゴミ処理施設を建設します。
生ゴミはこれまで同様に「堆肥化」
一般ゴミは「高温高圧処理で再利用」
リサイクル品は従来通りの処理を予定しています。

そこで今回は、生ゴミの堆肥化処理施設(長沼町と洞爺湖町)と一般ゴミ処理施設(白老町)の施設を見てきました。

堆肥化施設は、屋内での処理作業施設で方法は斜里町のものと同じですが・・屋内でしかも消臭対策や撹拌の機械化などで大変効率も良く、なによりも「カラス」や「トビ」はては「オオワシ・オジロワシ」の飛来はまったくなく、臭いも長沼町は300メートルの所に人家もあるほどで、気になる臭いはありません。
工程はシンプルですが、屋内施設というだけでこれだけ違うのだと実感しました。

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 これは洞爺湖町の施設です。

そして、今年の4月から本格稼働している「白老町」の「高温高圧処理施設」ですが、大変大きな建物で立派でした。ここの作業はゴミを投入して処理する施設と、そのゴミ処理からできた生成物を燃料ペレットに作り替える作業施設がありました。
やはりすべて屋内作業ですから、これだけの施設になったのだと思います。
しかし、方法は斜里町も同じように行うのですから・・焼却と違い煙もなく、リサイクル率も高い方法で、順調に稼働していました。
新しい方法だけあって、メーカーとの契約や、事故に対する対応など新しい技術に対する対応を色々と取っていました。
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 白老町の高温高圧施設です

札幌に宿泊でしたから、視察のあとに二派に分かれて病院の医師招へいの活動に出ました。札医大に行き第一内科の教授へ挨拶を・・となりましたが、会議が長引き合うことができませんでした。(残念・・)
もう一グループは北海道の医師対策のほうへ挨拶に行きました。何でも、議員の行く前に町長も来ていたとか?・・なんでその情報が議会に入っていなかったんだろう?と少し不思議でした。だって・・同行した職員も知らなかったようで・・
それなのに「対策本部」とか「プロジェクト」って、情報を共有することが大切なんじゃないか?町長は、「このあと議員も来ますのでよろしく・・」なんて言ったのかな?議員は「町長が来てたんだってさ〜」ってことだし。なんだか一丸となって一貫した対応になってないじゃない・・と、私は札幌で思ったのでした。

さて、今回の視察は先にも述べましたように私費活動です。
費用は私費ですが、活動内容で公務扱いになっているそうです。(事故などの時のために)・・・なんで、こんなことを最初に・・と思うでしょうが、よく「町のお金で視察ばかり・・」などと言われることが多いからなのですが、他の議員もみな、私費だからという部分を強調されていましたよ。

昔の議会とは違って、現在は本当に「議員だから」なんて待遇はありませんって、ことを言っておきたいのでした。

さて、明日は「斜里町の防災訓練」です。危機対策の現場をしっかりと見てきます。
posted by あとむ at 18:42| Comment(6) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年08月20日

議員セミナー

8月19日から、地方議員のための議員セミナーに参加しています。3日間、びっしりと行政のシステム、自治体の抱える問題などについて講義を受け、情報も共有しようというセミナーで、昨年から実施されています。

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18日には議会広報についての研修会もありましたので、通してそのまま参加しました。

それでも、「議会は何をしているんだ?」という声は斜里町に限ったことではなく、どこでも言われていることだったのでしょう。このような地方自治での議会のあり方が批判されるだけの存在でしかないのでしょうか?
そうではないはずです。
役割として必要だから、この現在の自治に関して必要な役割だから存在するのです。でも、おそらく、その必要な部分での役割を果たさない環境になってきていたことも事実です。

今回の病院の問題ばかりでなく、ごみ処理場の問題などでも「議会は何をやっているのか?」「やってもらわなけりゃ困る」・・さらには「報酬をもらっているくせに」と言われてきます。
本来の議会の役割をもう一度「どうあるべきか?」それを明確にするために私は今回のセミナーに参加しました。

詳細は後日報告しますが、大変勉強になりました・・というか、そのために何をしなければならないかという確認ができました。

町で作る条例、指定管理、議会改革などのテーマで講義を受けました。明日の午後3時まで続きます。
いろいろな地域からの参加です。遠くは九州福岡から、あるいは瀬戸市、北海道内では福島町、恵庭市などから30名の人たちが参加しています。
皆さん、同じ問題を抱えていますが、それぞれの自治体は規模も環境も違います。同じ答えなどありません。

3日間で学んだことを何とか、これからの活動に利用できれば・・と思いながらノートをとりました。

明日は地域で抱える課題について問題提起をしながら話し合いがあります。私は、病院の問題あるいは広域行政について話ができたらと思っています。

それにしても・・一口に自治体といってもその規模は「格差」なんてものではないほど違いがあります。
そんな中で、私たちの街はどうあるべきなのか・・・どこかに「習え」では解決にはなりません。まずは、そこんとこが今回は、はっきりわかりました。
あと一日、がんばります。

念のために・・・
今回のような議員セミナーなどの参加費、経費についてはすべて自己負担です。(わが町は)
昨年は議長(木村さん)が斜里町から参加されています。経験豊かな先輩議員には必要ない?という人もいらっしゃるでしょうが、参加していらっしゃる方は新米議員か3期、4期の議員の方が多いのです。それだけ、変わらなくてはいけない要素が多いということだよ、と大先輩の方がおっしゃっておりました。
posted by あとむ at 23:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年08月15日

終戦の日・2009

今日は、終戦の日でした。

私が生まれた頃は、戦後10年のころ。毎年、8月15日は「戦争は悲しい」と言う声が決まって聞かれる環境の中でした。
母の実家に夏休み、お盆に行くと立派な仏壇にはたくさんの提灯とスイカ・スイミツ(桃?)そしてブドウが供えてありました。そして、たくさんの人が出入りしながら「戦争は悲しい、そしてダメだ」と言う声。

 開陽台1

 昨日はNちゃんと中標津へ行ってきました。久しぶりの開陽台。
 ステキな景色を見ながら、小さな頃、中標津の親戚の家へ行く
 途中に見ていた「飛行機格納庫」と「トーチカ」の跡を見たこ
 とを思い出しました。父がいつも、教えてくれていました。
 やがて草に覆われ・・いつしか視界から消えました。


2004年5月に他界した父、私は父が大好きでした。
映画もジャズも、おしゃれも、虫も、花も、鳥も動物も、嗜好も・・みんな父の影響だと思います。その父は、いつもいつも「人の争いは哀しみしか残らないな」と言っていました。平和運動という今は誰も使わない言葉ですが、でもこの平和運動を教えてくれたのも父です。父は終戦を土浦航空隊で向かえたそうです。もう少しこの戦いが長く続いていたら特攻隊だったろう・・と言っていました。自分には役割があるとも言っていました。
数学と理科の教師でしたが、父の授業では時々、平和という言葉、争いという言葉が多かったように思います。

祖父も同じでした。戦争の話をすると、涙もろい祖父は私を膝にのせたまま、涙を流していました。「むごいものなんだよ」と言いながら、キセルたばこをポンッと落としていました。

皆の、世界中の人の心から「争う」という意識がなくなれば良いのに。
まだまだ、人は学ばなければならないのでしょうか。

おきまりの言葉なのですが・・でも、繰り返しましょう。「争いのない世界を、哀しみのない世界を、戦争はいけない」
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 この広い風景の中を飛び立っていった戦闘機。
 今の平和に感謝します。
posted by あとむ at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 会話から

2009年08月14日

熊田千佳慕 

8月13日・未明に精密画家のクマダチカボ氏が亡くなられました。98歳です。

 おやゆびひめ

私が、4才ころに買ってもらった「おやゆびひめ」が、今も本箱の中にあります。娘にも息子にもこの絵本を読んでいました。
不思議の国のアリスは、いとこに小学校の時にもらいました。どちらも大切な本です。

ファーブル昆虫記の虫たちは、なかなか新しい本の発行まで時間がかかり、ずいぶん長い時間をかけてそろえました。
「みつばちマーヤの冒険」も楽しくて美しい絵本です。
1995年に風信ネイチャーブックから発行された「野の小さな花たち」で、熊田千佳慕のことを詳しく知りました。
「おやゆびひめ」の出会いから40年!です。

植物や虫が大好きになったきっかけの一人がクマダチカボだと思います。

彼の視線は、私の祖父や父に共通のものがありました。

ご冥福をお祈りして、そしてありがとうございました、と言います。
(花畑の草取りをしているときに・・雑草を抜くなんて!と言う悲しい顔をするクマダチカボを思い浮かべていました。これからも、思い出しますね)
posted by あとむ at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年08月12日

ウトロでの説明会

8月12日、ウトロ地域での病院説明会が開かれました。
出席者は45名ほど。

この説明会の日程が決まってから、何人もの方から「なんで?ウトロは12日?ここが観光地だって事斜里町は知らないわけ?」という内容の電話やお話をいただきました。
「観光客が少ないからって思っているかい?」とも言われました。この、日程を決めたのは町です。会場の都合、各会場での日程調整などで決まったと理解していますが、やはり、残念です。せめて10日、せめて7日・・と思いました。
確かに、ウトロ地域の就労状況を考えましたら・・今日、12日は最盛期でした。

それでも、子供連れのお母さんや、小さな子供のいる家族の方が来ていました。ウトロでは説明会を聞きに来たいお母さんたちから、託児の要望も出され町は対応してくれました。

やはり、どうしてこんな状態になってしまったのか?と言う質問や、反省と言っても何に対して反省しているのか?具体的に?と言う質問など、皆さん真剣にこれから町が取り組むという内容について質問されていました。

8月7日・8月8日の両日にはなかった説明に「もしも、内科の医師が見つからない場合は現在の非常勤医師による外来診療を検討中」という話です。非常勤医師の報酬増えないが、入院患者がいないためにこれまでの入院収入の4億円はなくなるが・・と言う説明が加わりました。
検討ということは、非常勤の先生にはこのことを伝えていると言うことでしょうか?あるいは医院長との話でこのことが検討という事になったのでしょうか?それとも、理事者、事務長での話なのでしょうか?

もう一つ・・前回の説明会でも気になっていたのですが・・プロジェクトチームと対策本部は同意語ですが・・と村田町長は説明して、今回のプロジェクトチームは対策本部的なもの・・と話していましたが、これは、同意語とするには無理があります。
プロジェクトチームとは・・企画・計画事業・開発事業を推進するチームですし・・
対策本部とは・・その頭になにか具体的なものがなければ・・なんの対策を取るのか分かりません。
動きが、対応が違ってきませんか?
病院改革?のプロジェクトチーム?でしょうか?
対策本部は?医師招へい対策本部?

問題解決には、いくつかのプロセスがあります。何でもそうですが、スケジュールマネジメントを作らなければ、どこが、なにをすぐに取りかかれることは何か、と言う問題を整理する事ができません。各担当管理職を集めてプロジェクトと言うのであれば、具体的にどこの部署が何に関して対応する・・と言う事も説明すべきです。
どんなプロジェクトチームで何を話されて、当面具体的に取りかかることはなんなのか・・8月7日に質問された方はこのことを聞きたかったのだと思います。

・・・

町長が一人で質問に答えていた点を見ても、問題解決のために管理職(前に並んでいた人達)が問題を共有できているとは思えませんでした。

自宅介護の話に対しての返答も・・まったく、ずれた回答だと思います。
在宅介護の体制は、それこそ保健福祉部との連携の話です。そのような体制がウトロにはないですよ・・と言う問題提起がされているのに。「やります」と答えていても実際はなにも連携などできていない状態だということがよくわかりました。

なんだか、町長だけがアセアセしているように見えたのは私だけでしょうか?

   7月に雨が続いたからでしょうか、
  この季節になってまた、ハマナスがきれいになってきま
  した。    昔描いたスケッチから

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posted by あとむ at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2009年08月08日

病院の説明会1

8月7日、午後7時からと、8月8日、午後2時からの説明会に出席しました。

7日は約150名の参加者、8日は約60名ほどだと思います。

質問は7日よりも8日のほうが圧倒的に多く、つっこんだ質問も多かったのが印象です。きつい質問という感想ではありません。誰もが思うこと、どうなってんだろう?と言う質問でした。
何から書こう・・と自分で整理しなくてはならないほど、驚いたこともあります。

7日に「?」と思ったことは、病院の事務次長の説明のあとに町長が自ら説明した「今後の病院運営について」の内容でした。

1・マニフェストの中で、経営形態として「公設民営化」を目指すこととしていましたが、今日の医療環境などからその具現化は困難であり、現在の直営方式により運営していくことが適切であると判断いたしました。
これは、6日(前日)の議会でも緊急質問で答えていた内容でした。

2・常勤医師との意思疎通を一層図るため、定期的協議の場を設けて病院運営方針や改善事項について協議していきます。

3・病院内の医療相談室などで、患者や家族の相談にのり、社会福祉の立場から必要に応じて、医師や看護士などと話し合い、保健福祉部や専門病院などと連携・協力しながら、相談者が安心して医療を受ける事ができるように医療ソーシャルワーワーの配置をいたします。

4・行政内部に病院問題に即応できる体制づくりとして、プロジェクトチームを設置し対応してまいります。

5・国保病院の情報や課題を協議するため、町民・医師会・福祉関係者・国保病院関係者などによる協議会を設置するとともに、町民と情報の共有化のため広報しゃりやインターネットにより、積極的に伝達してまいります。

この4点に関しては、前日の議会では一切、報告はありませんでした。はじめて町長の口から聞いた対応です。先にも書きましたように 6日の臨時議会 では国保病院の件に関しては町長の町政報告で、このような具体的なことに関しては報告はされなかったのです。

いつ?こうしたことが行政内で話し合われたのだろうか?この、内容についてしっかりと体制は整っているのだろうか?ソーシャルワーカーの配置って?具体的なメドは?意思疎通って言っても、あれから(6月下旬から)どのような意思疎通の動きを取ったのかな?具体的に定期的協議の申し入れはしたのか〜
病院問題のプロジェクトを行政内部に作るの?病院内ではなくて?協議会の設置と情報の共有化が同じ項目だけど・・乱暴かも・・と、私は確かめたいことがたくさんありました。

まったく、議会には報告もされなかった項目が、皆さんの前で説明されはじめたのですから・・はてなマークが????でした。「聞きたい!」
しかし、やはりためらわれました。何故?よくわからないけど・・議員だから。
でも、議員だって聞いてないことだよ〜と、ジタバタしていました。
7名ほどの方が質問されましたが、中でも「私もそこが聞きたい!」と思った質問をされた方がいらっしゃいました。
「プロジェクトチームの取りかかる具体的な事を教えてください・・」と言うものでした。その問いに対する町長の答えは「このプロジェクトチームは対策本部的な役割であり、もう動いているが、具体的に決めていない」と答えていました。
また、もう一人の方が、「プロジェクトチームは具体的にはどんなことを、いつ?するのか?」と聞かれましたが、町長は「もうすでにやっている、ヘッドは自分(町長)でそれぞれの関係する管理職が集まって協議している」と答えていました。

とにかく・・プロジェクトチームはもう、できあがっていて行動しているのか?と私は思ったのでした。


が・・・

8日、今日の説明は違いました。

昨日同様に事務次長の現状説明のあと町長が「今後の病院運営について」説明をはじめたときに、まず、微妙な言い方がありました。運営についての項目を「今、提案できること」と言い、窓口を事務長としたプロジェクトチームを「近く発足させる」と説明したのです。
??
昨日(7日)は、確かに「もう動いている」と言ったはずなのに。
きっと、驚いたのは私だけではなかったはずです。昨日も参加していました方が、「あれ?」と顔をあげられました。
協議会も昨日は「立ち上げます。」が、今日は「立ち上げたいと思っている」・・ま、この辺は言葉尻をつかまえて・・と言われるかも知れませんが、プロジェクトチームは言葉尻ではすまない問題です。

2回の説明会で、しかも翌日の話の内容が違うなんて・・どうしたの?

昨日の説明会に参加した方、さらには質問してくださった方は、プロジェクトチームは立ち上がっているものと思っているはず。
でも、今日の方は「近いうちに立ち上げる」と言われているのです。

たくさんの質問とやり取りがありました。

その中には聞きたいことのひとつだった(議会で確認したかった事ですが)、患者さんの移転先、転院先の病院はどこを考えて、その受け入れ先に対してどのような対応をとっているのか?と言う質問に対しての答えは・・私が6月の議会で聞いた内容とまったく同じ回答だったことにも驚きました。
6月議会は・・6月23,24日ですよ。
6月20日のチラシについて、事前に町民にお知らせしなくては転院などの対応が間に合わなくなる・・緊急性を強調していたのに、なんだか、矛盾?というか、危機管理の対応はどうなっているの?と言うのが、私に限らず誰もが思うことです。

説明会で出た、意見集約はどうするのか?と言う問いかけに広報やHPで・・限られた誌面なので・・と返答がありましたが、一人の方が「増刊や臨時号を発行しても良いのではないか?また、8月中にまとめるべき」と発言されました。その発言にはじめて拍手がありました。拍手はだれもがそう思った意思表示です。

6月20日に明らかにされた今回の問題は、それ以前からあった問題だと言うことは多くの町民が知ったことでした。
さらに、それから今日までの間、一月以上の時間がありました。
そして、説明会をやっと開催し、なのに、説明する内容に違いがあると言うこと、これはどういう事でしょう?

指摘すれば、もっと「?」なことはあります。その「?」なことを精査しチェックする体制も行政の中にはなかったのでしょうか?

説明会に皆さん、参加してくださいと、呼びかけてきましたが・・
できれば2箇所くらい参加してみてください。と言わなければならないのでしょうか?

とりあえず・・思いもしなかった諸処色々な「ゆめホール知床」公民館ホールの2日間でした。
posted by あとむ at 21:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院

2009年08月07日

とは、言ってもね。

昨日は、少し熱くなりすぎていました。
「そんなもんだろうか!」の部分が煮え切らず、ダラダラと書きました。

やはり、まずいんじゃない?行政も議会も・・と思います。
 
  せぷた
  実は先日、久しぶりにエゾシカが庭に侵入して、バラが食べ
  られ、畑が荒らされました。(涙・・)


今、家の前は道路工事が行われています。舗装道路になる工事ですが、できあがった道路が平坦で長持ちして、長く安全に使えるように、そのための基礎工事がそれは大変です。こんなに掘り下げるのだろうか〜と思うほど深く、そしてそこにベースの土を入れ、さらに採石を入れ・・まだまだ上部の工事に取りかかるのは先の話。
それだけ、地盤、基礎をしっかりしなければいけないのです。

まちづくりも同じです。体裁やうわべだけ整えても・・変わりません。
誰が、どこが、の問題ではなく、皆がそのことに気がつかなくてはなりません。とてもシンプルですが、実際はドロドロですね。

今回の病院の先生の辞表も、そう考えると大きな問題提起です。根本的な問題がどこにあるのか、自分のことだけ考えていたら、辞表なんて出さなくても良かったのだと思います。そうでもしなければ、変わらない。「なんでこんな時に・・」と思う人も多かったでしょうが、おそらく、これは「気がついてください」という緊急信号です。「なんで、まじめに税金を納めている住民が巻き添えになるのか?」と言う人もいます。それは行政の失策だという人もいます。議会がしっかりしていなかったからという人もいます。
全部正解だと思います。

だれかが、悪者?にならなければ前に進めない構図、そこを改めたいと思います。でも、どうやったら?なかなか答えが見つかりませんし、正解にたどり着けるだろうか?と言う不安もあります。でも、聞くこと、知ること、話すこと、伝えることが、正解に導く糸口だと言うことは分かります。
「いいわけ」もありです。これを聞かなければ前後も分かりません。その「いいわけ」が次につながるきっかけになるやも知れません。
町も、議会も・・「言い訳するなんてめめしい!」とか「逃げてる」なんて言ってないで「いいわけ」から始まっても良いから、問題の本質を見つけなきゃ。

と、道路工事のせいにして、網を張らなかったばかりに、態度の大きなエゾシカになんども襲撃された私の畑。「いいわけ」は、「やっぱり、来たよね。だと思っていたんだ〜油断したよ〜」でした。
くやしい(泣:)

今日から始まる説明会、皆さん参加してくださいね。
posted by あとむ at 14:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 議員活動

2009年08月06日

国保病院・・4

   8月5日・久しぶりに元気をもらったチェロの音色
   チェロ
   土田英順氏のチェロはなつかしくお芝居は暖かでした
  ポスターは昨年の札幌のもの
  人の心は、本当はこうしたもののはずなのに・・


今日は、臨時議会でした。

臨時議会では、町長の病院問題に関する町政報告が行われましたが、その内容はとても議会に対して報告するような内容ではありませんでした。また、いつもでしたら配布される文章もないという状態。

その報告の取り扱いをどうするのか?休憩がもたれ、質疑や確認をすべきかということで会派会議が開かれました。議会議員は3会派と一名の構成ですが、一名はオブザバー待遇ですから・・結局は、2会派がこの報告で良しとし、一会派と一名が説明・質疑を行うべきとしました。その結果を受けて議会運営委員会としては、この町政報告に対し、このままで、質疑なし・・という判断になりました。
わたしはとても納得できませんでした。そこで、・・町政報告については、議会運営委員会で、これでは納得できる内容ではないことをさらに議長に対し申し入れ、結果、町長が補足説明をするということになりました。

つまり・・・なんとも曖昧な町政報告であっても「ま、いいんじゃない」という判断が議員の中でなされたということです。(臨時議会に質問はそぐわないという慣例にならったという声もあり・・だけど!こんなに大変な問題を、少しでも良い方向に持って行こうとする動きが必要なときに・・なんで?)

この会派の内訳ですが、一つはいわゆる与党会派と言われる会派6名。もう一つは、いわゆる野党会派といわれる会派3名。そして私も入っています、どちら派でもない会派に4名、そして共産党議員の1名という区分です。

この会派の中でどのような話し合いが行われ、今回の町政報告について整理がされたのかはわかりません。
しかし、意外だったのが野党といわれる会派の結論です。マニフェストでの取り扱いをあれほど指摘してきた方がたが、この町長の報告でどう整理納得されたのかわかりません。これほど、町民にとっても大きな問題となっている病院運営です。

私自身は、また会派のメンバーも同じ意見でしたが、マニフェストの部分については、今後の行政執行に係わる問題ですからはっきりとした説明と、行政としての明確な方向性を示すべきと考えました。

ここまでが午前中に行われた議会のこと
さて、午後になると・・・
なんと、またまた不思議なことが起こりました。

緊急質問が議長に提出されました。・・内容は先に書きました町政報告に対しての質疑です。おかしいでしょう?午前中は反対したにも係わらず・・この緊急質問が可決されたら、午前中の質疑なしの決定はなんなのでしょう?
議員の思惑?といわれていますが、とても不透明な流れだと思います。

この質問を受けるか受けないかは、議員の賛否を問います。今回は私はしっかり後ろも振り向いて誰が賛成して、誰が反対しているのかを確認したいと思います。だって、矛盾するでしょう?
緊急質問の内容は、町長のマニフェストに係わること、それから町政報告が文書で示されなかったことについてですが、私はそれ以外にも、行政内部でどのようにこれから運営方針を定め、話し合っているかについて質問したいと思っていましたが、この緊急質問は提出した議員だけに許されるものです。

なんだか、しっくりしない・

自由に、今回の病院問題について明らかにしたいこと、確認したいことについて議場で質問されたりオープンになることを、いやがる人がいるってことだと思う。
こんな状態で、これからの病院の再生なんてできるのだろうか?

議会はなにをやってるんだ!と、言われても仕方ないのかな・・・トホホです。

先輩議員の言う、水面下の思惑の動きと、いざ、表にでてきたときの変わり身には、気をつけなさい・・という言葉はあるんですね〜

結局、賛成多数で緊急質問は実施されましたが、質問回数制限のルールの中で行われ、確認したいことなどもできないままに・・終わりました。

おかしくない?

午前中に行われていた45分近いヒソヒソっぽい打ち合わせは何だったのでしょう?
議会にすら必要な情報が開示されない状態で、これからどうやっていくのだろう。議会は何をやっているのかと言われても、町政に対し質問もできない、質問はして欲しくないと言う対応に、どうすればよいのでしょう?そして、それを良しとする議員がいることも事実なのです。

おかしいでしょう? 
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2009年08月05日

国保病院・・3

6月20日に病院からのお知らせがチラシで配布されて50日近く経とうとしています。
町民集会ではたくさんの人が集まりましたし、町では様々な動きや関心が高くなっています。
これは、良いことだと思います。
もちろん、内科のお医者さんが見つからないことなど、問題の解決には結びついていませんが、私たちが町の現状を知ると言うことは大切な行動の一つだと思います。

このような中で、6月20日以降も、様々な「なみかぜ」の中にあって、現在も毎日の診療を続け、入院患者の治療も行う業務を続けている病院関係者の皆さんは、大変だろうと思います。みんなの不安、町の対応、動き、情報の中で平常に勤務を続けること、どんなことがあっても現場を離れることのできない厳しさを思うと、早くなんとか解決しなくてはと、誰もが思っていることです。

また、集会で「町の責任者が来ない」とか「町長が来ていない」という声に対し「なんで、主催者は、この集会に町長は所用があり来ていない」とはっきり言っておいてくれなかったのか?と言う声も行政の中から出ていたと聞いています。
でも、どんなに「町長は今日は来ていない」と言ったとしても、同じように「そもそも・・」と来ていないことに対する不満は出たでしょうし、この集会の開催に対し、町長、理事者から積極的に「本来は参加すべきなのに当日は出席できない」という話は正式にはなかたっと思います。
この部分が、行政にとっては問題のように言われていますが(一部では)、はっきりと自分たちで問題意識を捉えた、あるいは現状が分かって次へ進もうと言う声が参加者の皆さんには多いことも大切なことです。
「厄介なことを増やしてくれた・・」とはまさか思ってはいないでしょう。

明日、8月6日は、臨時議会が開催されます。
町長の町政報告の中で今回の国保病院に対する、取り組みと現状が報告されるそうです。その件について、質疑ができるか?は、まだ未定です。議会では何でもかんでも質疑ができることにはなりません。
その方法を決定するのは、今回は議会運営委員会で決まりそうです。
その議会運営委員会は明日、議会開催前の午前9時から。
そして議会は10時からです。

少しでも、良い方向に進展があれば。
そして、少しでも町の医療環境に関して良い動きがあれば。と思っています。
また、分かったこと、報告します。

 トマト畑
 トマトの農園です。甘いトマトが赤くなっています。
 この取り組みについてはまた、別なときに報告しますが・・
 美味しかった!

posted by あとむ at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜里町国保病院