8月7日、午後7時からと、8月8日、午後2時からの説明会に出席しました。
7日は約150名の参加者、8日は約60名ほどだと思います。
質問は7日よりも8日のほうが圧倒的に多く、つっこんだ質問も多かったのが印象です。きつい質問という感想ではありません。誰もが思うこと、どうなってんだろう?と言う質問でした。
何から書こう・・と自分で整理しなくてはならないほど、驚いたこともあります。
7日に「?」と思ったことは、病院の事務次長の説明のあとに町長が自ら説明した「今後の病院運営について」の内容でした。
1・マニフェストの中で、経営形態として「公設民営化」を目指すこととしていましたが、今日の医療環境などからその具現化は困難であり、現在の直営方式により運営していくことが適切であると判断いたしました。これは、6日(前日)の議会でも緊急質問で答えていた内容でした。
2・常勤医師との意思疎通を一層図るため、定期的協議の場を設けて病院運営方針や改善事項について協議していきます。
3・病院内の医療相談室などで、患者や家族の相談にのり、社会福祉の立場から必要に応じて、医師や看護士などと話し合い、保健福祉部や専門病院などと連携・協力しながら、相談者が安心して医療を受ける事ができるように医療ソーシャルワーワーの配置をいたします。
4・行政内部に病院問題に即応できる体制づくりとして、プロジェクトチームを設置し対応してまいります。
5・国保病院の情報や課題を協議するため、町民・医師会・福祉関係者・国保病院関係者などによる協議会を設置するとともに、町民と情報の共有化のため広報しゃりやインターネットにより、積極的に伝達してまいります。
この4点に関しては、前日の議会では一切、報告はありませんでした。はじめて町長の口から聞いた対応です。先にも書きましたように
6日の臨時議会 では国保病院の件に関しては町長の町政報告で、このような具体的なことに関しては報告はされなかったのです。
いつ?こうしたことが行政内で話し合われたのだろうか?この、内容についてしっかりと体制は整っているのだろうか?ソーシャルワーカーの配置って?具体的なメドは?意思疎通って言っても、あれから(6月下旬から)どのような意思疎通の動きを取ったのかな?具体的に定期的協議の申し入れはしたのか〜
病院問題のプロジェクトを行政内部に作るの?病院内ではなくて?協議会の設置と情報の共有化が同じ項目だけど・・乱暴かも・・と、私は確かめたいことがたくさんありました。
まったく、議会には報告もされなかった項目が、皆さんの前で説明されはじめたのですから・・はてなマークが????でした。「聞きたい!」
しかし、やはりためらわれました。何故?よくわからないけど・・議員だから。
でも、議員だって聞いてないことだよ〜と、ジタバタしていました。
7名ほどの方が質問されましたが、中でも「私もそこが聞きたい!」と思った質問をされた方がいらっしゃいました。
「プロジェクトチームの取りかかる具体的な事を教えてください・・」と言うものでした。その問いに対する町長の答えは
「このプロジェクトチームは対策本部的な役割であり、もう動いているが、具体的に決めていない」と答えていました。
また、もう一人の方が、
「プロジェクトチームは具体的にはどんなことを、いつ?するのか?」と聞かれましたが、町長は
「もうすでにやっている、ヘッドは自分(町長)でそれぞれの関係する管理職が集まって協議している」と答えていました。
とにかく・・プロジェクトチームはもう、できあがっていて行動しているのか?と私は思ったのでした。
が・・・
8日、今日の説明は違いました。昨日同様に事務次長の現状説明のあと町長が「今後の病院運営について」説明をはじめたときに、まず、微妙な言い方がありました。運営についての項目を「今、提案できること」と言い、
窓口を事務長としたプロジェクトチームを「近く発足させる」と説明したのです。
??
昨日(7日)は、確かに「もう動いている」と言ったはずなのに。
きっと、驚いたのは私だけではなかったはずです。昨日も参加していました方が、「あれ?」と顔をあげられました。
協議会も昨日は「立ち上げます。」が、今日は「立ち上げたいと思っている」・・ま、この辺は言葉尻をつかまえて・・と言われるかも知れませんが、プロジェクトチームは言葉尻ではすまない問題です。
2回の説明会で、しかも翌日の話の内容が違うなんて・・どうしたの?
昨日の説明会に参加した方、さらには質問してくださった方は、プロジェクトチームは立ち上がっているものと思っているはず。
でも、今日の方は「近いうちに立ち上げる」と言われているのです。
たくさんの質問とやり取りがありました。
その中には聞きたいことのひとつだった(議会で確認したかった事ですが)、患者さんの移転先、転院先の病院はどこを考えて、その受け入れ先に対してどのような対応をとっているのか?と言う質問に対しての答えは・・私が6月の議会で聞いた内容とまったく同じ回答だったことにも驚きました。
6月議会は・・6月23,24日ですよ。
6月20日のチラシについて、事前に町民にお知らせしなくては転院などの対応が間に合わなくなる・・緊急性を強調していたのに、なんだか、矛盾?というか、危機管理の対応はどうなっているの?と言うのが、私に限らず誰もが思うことです。
説明会で出た、意見集約はどうするのか?と言う問いかけに広報やHPで・・限られた誌面なので・・と返答がありましたが、一人の方が「増刊や臨時号を発行しても良いのではないか?また、8月中にまとめるべき」と発言されました。その発言にはじめて拍手がありました。拍手はだれもがそう思った意思表示です。
6月20日に明らかにされた今回の問題は、それ以前からあった問題だと言うことは多くの町民が知ったことでした。
さらに、それから今日までの間、一月以上の時間がありました。
そして、説明会をやっと開催し、なのに、説明する内容に違いがあると言うこと、これはどういう事でしょう?
指摘すれば、もっと「?」なことはあります。その「?」なことを精査しチェックする体制も行政の中にはなかったのでしょうか?
説明会に皆さん、参加してくださいと、呼びかけてきましたが・・
できれば2箇所くらい参加してみてください。と言わなければならないのでしょうか?
とりあえず・・思いもしなかった諸処色々な「ゆめホール知床」公民館ホールの2日間でした。