今日は、どこへも出かけられない・じっとしている。
久々のブログ更新。
2月13日のことを書こう。
網走地方気象台からは暴風雪注意報が出ていた朝。
私たちは「知床五湖の歩くスキー」の準備をしていた。
しかし、五湖への入山?は中止。
気象注意報や警報が出た場合は、入らないことに申し合わせができているとのこと。
曇り空のウトロの天気を見て「行けたかも?」と思いながら別コースを歩いた。
林の中や草原を歩き楽しかった。
久々の雪の中の散歩。私たちはテレマークスキーを借りて歩いたのだが、とても快適だった。
想像以上に上手な連れ3名は、急な坂もなんなく滑っていた。
知床五湖が解放?された。
岩尾別までは車で行けるけれど、そこから先は冬期間通行止め。その通行止めは道路を使用することを禁止していたために、原則的には入ることができなかった。
しかし、毎年歩くスキーやスノーシューで楽しんでいる人たちもいるし、地元の人達も行っていた。
また、お客さんを連れて入っているガイド会社もあった。
で、今回は暫定的に「入ることを許可」された。2月始めに大きく地元紙に掲載されたために、問い合わせが相次いでいるという。
引率者がいること。その引率者は講習を受けたもの。講習を受ける資格は観光協会員であること?入るときには管理の窓口に名簿を届けること。腕章?をもらうこと。など、いくつかのきまりがあるらしく、申し合わせ事項として実施。3年間の試行期間だと言う。
日本は管理社会であり、そこには「自己責任」という苦手なシステムが存在する。
管理するからには責任の所在が問題になり、それをだれもが逃げる。
「許可」という言葉はとてもたくさんの決まりがついて回る。
引率者と許可・・の前に、今まで静かにこの冬季の知床五湖を楽しんでいた人達は困惑しているだろう。
誰のものなのだろうか?今まで入ってはいけないと言っていた管理者が、その「いけない」を緩和してくれた。その、緩和の条件を、これからこの知床をどうしていくべきかを考える人達が、利用者の立場に沿ったシステムを作っていく。
この作業がとても大切。
その作業の方向を間違うと・・大変なことになるだろう。
間違えないために・・改めて知床の方向性の議論が重要になってくると思う。
知床五湖は再チャレンジ!
この日は、変化に富んだお天気で、フレペの滝からの海はとても幻想的だった。