2008年01月31日

ストーブの上

この冬は、特にストーブの上を気にする。
わが家は薪ストーブ。ここの暮らしが始まったときからのストーブ。

かっこいい外国製ではなく日本の、北海道で作られた鋳物ストーブ。シガレットタイプ?ストーブの上にはたくさんのものがのっかる。

朝は、ここで紅茶の湯を沸かし、小さなフライパンを乗せると縦半分に切ったソーセージも焼ける。煮物、お味噌汁のだし、焼き芋、とにかく「何かを調理したい」気分になる。
そのひとつが、煮豆。

 2mame

この煮豆は、友人にもらったこの豆を、煮た。
豆自体が美味しいので、それはもう、どうしよう!こんなに美味しくて!と言いながらいただいた。
玄米のおかゆも、雑穀のおかゆもここで作る。昆布の煮物も・・ひじきも・・

この季節はわが家の乾物がかなり整理できる季節です。

 2008/1/31流氷

今日の流氷。
どこまでも白くて、毎日見ていると海岸にどんどんせり上がってきます。
今夜はウトロも氷点下15度を超えていると思います。

わが家のストーブの上では、お湯がしゅんしゅんと沸いています。
明日は、久々のまちづくりメンバーとの話し合い。
楽しみです。


posted by あとむ at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと

もう一つのブログ・・ダメかも・・

もう一つのブログの不具合で・・でも、管理ログインはできるから、こちらにコピーしてみたら・・できた。
気に入っていたブログでその頃は「完成度の高いブログサイト」って紹介もされていたので使っていたけど・・きっと、手が回らないのだと思う。
継続って難しいからね。
で、こちらに掲載してみましたが・・これからのことを考えよう。

2008年1月30日」の掲載でした。

「知床」って言葉のイメージって、どんなものだろう?
時々、知りたい気持ちになる。でもきっと、とても曖昧なものだと思う。その曖昧さが大切だけど。

久しぶりに散歩した。
スノーシューを付けて歩かなければ進めないほど、雪は柔らかい。
アトムもすっぽりと埋まるので、彼はどうしたことか、私たちのスノーシューに乗っかる。
歩いていて乗っかられ、バランスを崩して転ぶ。

そんな散歩を楽しんだ。

 

 

 

フェンスの外はやはり大変だった。
アトムも久々のエゾシカの姿に興奮していたけれど、放すことはできなかった。

 

夕方、プユニ岬へまた流氷を見に行ってきた。
きれいでしょう?知床の冬のこの透明感は、やはり格別。いつもここに住み始めて始めて見た流氷の到来を思い出す。
変わらないもの、変わるもの、そして変えてはいけないものを、私たちはもっと知らなくてはならいね。

続けて更新していますが・・また、できなくなるかもしれない「いまのうち」に、がんばるけど・・更新貯めってできないよね〜
posted by あとむ at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 会話から

2008年01月30日

ガードレールのゆきかき

わが家の車は、よくあるツーリングワゴン。
車高は乗用車と同じくらい。

で、流氷の季節になると、ウトロー斜里を走る。つまらなかった。
どうしてかって?
流氷の海に沿って走る道路から、海は見えないから。
どうしてかって?
走行道路に積もった雪を除雪するでしょ?その除雪された雪が道路のガードレールに積み重なって、壁ができて、私たちの車からは見えないわけです。

所々、高い位置から見えるけど、そんなところは駐停車は危険でできない。

いつも、つまらないと思ってきたけど・・

昨年、そんな思いを道路管理者に話したら・・
何カ所かのガードレールの除雪をしてくれた。(駐車帯のある場所デス)

そして、今年も。

 ガードレール1

これは、今日わが家の車の窓から見たオホーツク海。ほら、海が、流氷が見えるでしょう?

 ガードレール2

ここはプユニ岬のガードレール。

今年は、こうして開けて貰ったところを、ウトロに住んでいる私たちが、その後、除雪をして流氷の季節、この状態を保とう・・とする試みを始めます。

誰もが思っていた。見えないんだよね〜と、わずか2ヶ月間の素敵な景観をあきらめていたけど、行政にばかり頼ってないで、できることからやってみようと。
そう呼びかけて・・やってみることにしました。

どうなるか、こんな試み、ちょっと見ていてくださいね。
ささやかながら・・この季節。できることから・・・

posted by あとむ at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2008年01月29日

知床 ウトロのエゾシカ

昨年、私たちの住んでいるウトロ市街地をエゾシカの進入を防ぐためにフェンスで囲った。中のシカを追い出して、庭木や樹木の被害を守るために。

今日、午後からとても暖かかったので裏に散歩に出かけた。
エゾシカフェンスまで10分。出入り口まで20分を犬と歩いた。
フェンスの外側、以前は良く来ていた場所だったけれど、最近は来なくなった。
植物がほとんど食べられてつまらなくなったから・・かな。

そこで目にしたこの写真。ご覧下さい。

 カラマツ2

これは、カラマツ。カラマツの4年生か、5年生でしょう。
本来、カラマツをエゾシカは食べませんが、新芽は食べるようになっているときいていましたが・・この状態。樹皮も芽も、枝も。

 カラマツ1

これは、わが家の裏の空き地に生えているやはり4年生くらいのカラマツです。
本来はこうして枝を広げるはず。

フェンスができて本当に良かった!と言うことではありません。
実際、このように国立公園では樹木が被害に遭っています。
国有林も同じような状況です。本来、国有林は林野庁のものではありません。
私たち、国民の共有財産です。それを、何の対策もないままに放って置いて・・。

知床に住む私たちは、この問題を自分たちの庭木の問題だけとして捉えてはいません。いちど壊れた自然界のバランスは連鎖的に大きな被害を引き起こします。
もう一度、早く、真剣にこの問題を考えなくては・・と、改めて思いました。

散歩は楽しかったですよ〜

2008/1/29

プユニ岬からの今日の流氷と夕陽です。


posted by あとむ at 17:59| 私の庭仕事

思っているだけでは・・

まちづくりのグループ(団体)の活動に関わって、かれこれ10年以上が経つ。
まだ「まちづくり?」と言う疑問符がつくような時代だった。
時々、その頃の集まりを記録した報告書を見た人は「早かったんだ〜」と言う。

そうかもしれない。

しかし、現在もなんだかんだとは言いながら続いていられるのは、その頃のベースだと思っている。私が、このように不似合いな議員活動を行っているのも、この「まちづくり」の仲間の存在があるから。
存在、なんてもんじゃなくそのものだと思っている。

実践活動を行うようになってから、皆で集まって話す機会は少なくなった。個々の人とはもちろん話すのだけれども・・。
で、仲間の一人に「集まっていないから情報の共有ができないんじゃないか?」と言われた。「そう言ったって・・」と忙しすぎる言い訳をしたけれど。

やはり、ベースはそこにある。
継続することは必要。
反省した。

ここ、知床がどのような方向へ向かっているのか・・他人事ではなく私たちが見守らなくてはいけないと思う。
遺産センターができる。知床五湖の冬期利用ができる。知床五湖に高架木道がさらに設置される。開業したホテルが閉鎖される。町並みが変わる。・・いっぱいアルじゃないか。

・・やはり、続けよう。
でもね、愚痴を言えば・・とても大変な雑多な作業がとても多くて・・
でも、昨日、みんなの都合を調整して(電話で)、今後の活動の組み立て案と全体会議のお知らせを作って(書いて)印刷して、封筒に住所を印刷して、紙を折って、封筒に入れて、郵便局へ行って、やっと投函。一日仕事になりました。
やるしかない。
そうでなければ始まりもない。ですよね。

 流氷1/28

流氷が水平線までびっしりです。プユニ岬から1月28日の夕方です。

posted by あとむ at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2008年01月27日

ウトロのブーム?

連日、氷点下のウトロ。
でも、皆さん意外に思うかもしれないけれど、ウトロは斜里町よりも気温が高い。
どれくらい高いか・・たとえば、昨夜、斜里の郊外では氷点下18度だったけれど、同時刻ウトロは氷点下8度。時には10度の差がある。
海が近く、いきなり高度が上がる地形のためだろうか。

しかし、氷点下の毎日。
実はウトロでは「歩く」ことが、ちょっとしたブームとなっている。
数年前から歩いている人、今年から歩き始めた人、それぞれだけれど、数年前から歩いている人は「贅沢なウォーキングだよ。世界遺産の知床を歩いて観光できるんだから」と言う。四季を通じて自然を楽しみながら歩く、ウトロのブーム。
健康のためにも、そして歩くことで地域の景観を見るチャンスにも恵まれる。
良いことずくめのブーム。
続いて欲しい。

ちなみに、今日は私もアトムの散歩を、海岸の、流氷の見えるところまで(正確には私のデジカメで写せるところまで)足を伸ばした。
ほっぺたがきんきんに痛かったけれど、でも気持ちよかった。

流氷接岸1

流氷は水平線までぎっしりと覆われ、白い世界になってしまった。
三角岩が浮かんでいるように見える、一面氷のオホーツク海。

*そういえば、もう一つのブログ「ウトロの日々〜」にリンクが飛べなくなってしまいました。どうしてでしょう・・
一応、ヤフーの検索で「ウトロ 主婦 桜井あけみ」で検索すると「ウトロの日々〜」が出てきますのでそちらから入ってくださいね。
直るかな〜よろしくおねがいします。

posted by あとむ at 16:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記

2008年01月22日

2008年 ウトロに流氷が来た!

世界自然遺産の知床には「気象台」がない。
だから・・たとえば、流氷初日とか流氷接岸という記録データーは取られない。

2008流氷


でも、流氷は昨日21日に接岸したし、今日はこのようにとてもキレイに見える。
今日、オホーツクを旅している人にも情報として知らせてあげたいけれど・・他のサイトを見ても、ウトロの情報は出ていない。
どうして〜

ここは地形的に一番先に接岸して、一番最後まで居残る場所。
遠いところから「流氷が見たい」とやってきた人に、本当に、今日なら知床へおいで!と教えてあげたい。

もう一つのページに、今日写した写真を掲載しました

知床の流氷サイトを作りたい・・そう思います。観光協会さん、情報発信しませんか?それができるのはやはり地元ですよ。
こちらのサイトも良くできていておすすめですが・・やはりウトロの情報は少ないですね。
流氷サイト

お客さんが、やはり可哀想です。

それにしても、今日は本当にキレイ!
posted by あとむ at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年01月21日

勉強しない町

羅臼岳

今日、NHKラジオ放送で「人は死ぬまで発達し続ける」と言うテーマで松村正希氏が話していた。
建築家の松村氏は、各地の介護施設、グループホーム、障害者施設の設計を手がけている。その考え方が、すごいと思う。
高齢化社会と言われる現代、その介護につては「たいへん、これからどうしよう」と言う声が聞こえる。介護してあげる側の立場での「たいへん」が大変さを語っている。
しかし、介護される側の立場を、本当に間がたことがあるだろうか?
「施設」という言葉をあえて使わず、「家」を考える。

住環境が実は人権を守り、生きる尊厳を尊び、生き甲斐を作り上げる。
建築ってすごいな〜と改めて思った。

実はその先生の話を斜里町で聞く機会があった。
19日、土曜日に。
たくさんの人が来ていた。
私も、夫と共に他に二人の友人と出かけて聞いてきた。

難しいことではない。今からでもできることがあった。
大空町の福祉の職員も3名来ていた。斜里の福祉施設の館長も来ていた。
福祉協議会の会長も来ていた。
・・が、我が町の職員は一人だけ。しかも、福祉の関係ではない。

私は、町の職員が積極的にこのような場にさっぱり出てこない・・と言う話を以前から聞いては居た。
確かに、私たちが主催する講演会などにも来てくれることはまずもってない。

で、気にしてはいなかった。が、最近は気になる。
なぜって、勉強しない職員が、情報を持たない職員がこの町のためにどう動けるというのか?

自然関係の講演には参加が多いのは、個人的な趣味の範疇だから。
でも、ちょっと違うだろう・・。せめて、自分の職場の現在の仕事のスキルアップを計るのならば・・と思うけど。
これだけ、住民と情報の量が違うと、議論にもなりゃしない。
「国のきまりだから」と的外れなことを言い続ける職員が、この町には増えていく。

本当に、皆さんもこの先生の話、聞いて欲しいです。

松村正希 建築家
この町がもっと住みよくなるために、必要なのはお金だけではないはず。
気持ちなんだよね。みんなの。
posted by あとむ at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり

2008年01月11日

ゴミ処理場のこと

議員になって、ずいぶん多くのことを勉強させてもらいます。
まだまだ、ほんの端っこでしかないのですが、考えなくてはならないことしきり。

連山冬景色

本当に自然豊かで美しいところだと毎日、感じさせてくれる、この町です。
だからこそ、ここから発信することがたくさんあるはずです。

ゴミ処理場の問題もそうです。
「議会レポート」のNO4にも書きましたが、前回、9月の定例議会の時の状態からはずいぶんと変化がありました。

しかし、新しく取り組もうとしている斜里町に対して、おおきな壁になっているのが北海道や国の方針です。

たとえば、「ごみ処理の広域化」
斜里町の場合は近隣の清里町、小清水町との広域処理を指導され、補助金も「広域であること」が前提で話が進められています。
でも、おかしいでしょう?
北海道は環境自治体宣言をして、この夏開催のサミットを視野に入れて「環境対策」まっしぐら。なのに、実際は、広域化を押しつけ、新しい取り組みに対し従来の「きまり」や「前例がない」と言うことでとりつく島もない。
自分の地域のゴミを、毎回トラックで石油燃料を使い、40KMも50KMも離れた場所で処理する。しかも、処理にも大量の石油燃料が使われる。

広域化については、たとえば場所を考える場合にも、「どうして他町のゴミをここで処理する訳?」と。
「どうして、ごみ処理にそれだけの輸送コストをかけなくてはならないのか?」
と言う多くの疑問が出てきます。

まして、これからは人口の増加は期待できず、ゴミの量も減ってくるわけで、だったら遠く離れた場所へゴミを運び、大規模な施設をこれから何年も稼働し、ランニングコストをかけるよりは、小規模な施設で稼働調整が可能で、輸送コストもかからないようにやっていくのが良いのではないかと思うのです。

私は、現在取り組んでいる「高温高圧処理方式」の燃料も含めた完全なリサイクルシステムの確立を、国も北海道も積極的に取り組み、たとえば、ここウトロで出されたゴミはここで処理すると言う形を作って行くべきと考えます。
現在も、毎日、40KMも離れた場所へゴミを運んでいます。
そんなことが、これから何十年も続くことに疑問です。

夕日1

それぞれの環境、自然、産業を抱える地方の町の、ささやかだけど個性ある取り組みに対して支援できないほどこの国はゆとりのない無知な国になっているでしょうか。


世界自然遺産の町。斜里町だから、ここから発信できることあるはずです。


posted by あとむ at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 議員活動

2008年01月10日

2008年・・もう2008年ですね。

みなさん、今年もよろしくおねがいします。

2008年元旦にこのページを更新しようと思いました。が、なんと言うことでしょうこのページにアクセスする「パスワード」が分かりません。
結局、うる覚えの記憶を駆使しチャレンジしましたが、10桁のしかもランダムな英数字の順番は覚えられているわけではなく・・断念しました。
せっかくの時間を有効に使えなかった・・悔しさがありましたが、でも、できないことを開き直り、おかげさまでのんびりとしたお正月を過ごさせていただきました。

DSCF5301.JPG

  (2008元旦・釧路湿原で朝のアトム)

釧路での元旦は、例年通りに初日の出を釧路湿原へ迎えに行きました。
今年は就職した娘もつきあってくれました。いつもは、愛犬アトムとでしたので、娘プラスで嬉しかったのですが・・
あいにくと雲が多く、光り輝く太陽は望むことができませんでした。

2007年5月から環境の変わった私ですが、最近、やっと少し落ち着くことができました。まだまだ、分からないことだらけですが、初心忘れずに、常に軸足の位置を確認しながら進んで行くつもりです。

年末に「議会レポート」12月の定例議会の様子をアップしました。

今年もよろしくおねがいします。


posted by あとむ at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記